明けましておめでとうございます。今年も年寄りの戯言にお付き合いください。
壬辰の新春を迎え平成24年1月2日(月)、近くの鳥海月山両所宮へ初詣に出掛けました。昨年の身の毛がよだつ東日本大震災、終わりの知れない原発事故などの厄災に神のご加護をお願いに上がります。
元旦の混雑を避けて一日遅れの初詣です。随神門は電飾によりその威容誇っています。「えっ!」人影が見当たりません。「正月早々狐につままれたかな?」「歳旦祭は元旦だけで店仕舞いかな?」「二日以降は始りの時間があるのかな?」などと思い巡らし随神門を潜ります。
手水舎で手口を漱ぎ身を清め幣拝殿へ歩みます。若い女の子が二人手を合わせています。痴漢と間違われないように距離を置いて、丁寧に挨拶を交します。このガスは手水舎の井戸水による湯気です。何だか?女の子が女神にも妖精にも見えてきます。
初詣特別仕様で鈴が三つも下がっているので、全てを鳴らし賽銭を投げ入れます。そして「無病息災,家内安全・・・」などをお願いするとともに、「私は今年の年男でございます。次の年男を迎えるまで酒が楽しく飲めるように」とお願いします。こんな静謐な境内に私一人、ご利益を独り占めできるようです。心残りはほっこり温まる甘酒接待がなかったことです。