575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

小寒に 時ぞ待ちける 木々ありて <殿>

2020年01月06日 | Weblog


冬の木々は何を待っているのでしょう。
春の花咲く日々でしょうか。
それとも新緑の葉がゆれる初夏でしょうか。

北風が疎林を吹き抜けていきます。
きっと、答えは風の中。


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今日は小寒  遅足

2020年01月06日 | Weblog
小寒(しょうかん)は、二十四節気のひとつ。
冬至と大寒の中間。今年は今日、6日です。
寒さが加わる頃という意味で、「寒の入り」とも。
いよいよ寒さ本番です。
小寒から節分までの30日間を「寒の内」といいます。
この日から、寒中見舞いを出し始めます。
また寒稽古や寒中水泳が行われるのは、この「寒」の時季です。

小寒も寒の入りも同じ意味ですが、ニュアンスには違いがあります。

  小寒のさゞなみ立てて木場の川  山田土偶

  浅草や鳩も雀も寒の入り  窪田桂堂
  
  すべり台児は頭から寒に入る  萩山栄一

そして20日が大寒。寒さの底です。

  小寒や朝刊に聞く紙の声

  
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もっとも強敵なのは?  遅足

2020年01月05日 | Weblog

俳句番組「プレバト」観ています。録画して。
今年の冬麗戦。

 湯豆腐の湯気アインシュタインの舌  東国原英夫さん

第二位でした。続いて三位。

 双六の駒にポン酢の蓋のあり  村上健志さん

梅沢富美男さん。

 湯豆腐にすの立ちはじむ四方の春

惜しくも4位。
堂々一位の句は。

 包丁始 都心は計画運休 横尾渉渉さんでした。

みな素晴らしい句です。この4つの句に、どんな差があるのでしょう?
私の感想は、2位から4位までの句は、どこか新鮮さに欠けているというものでした。
自分の句をまねているという印象がぬぐえません。
いわば横一線でゴールした4句。
トップにたったのは自分の類想を抜け出した横尾さんだったのでは?
もっとも手ごわい相手は自分自身かも。


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それぞれの青空  遅足

2020年01月04日 | Weblog

年末30日に放送された「伊勢湾台風特集」(CBCテレビ)
あの台風から60年。残されていたカラー写真を手掛かりに60年前を振り返る。
また、CBCの撮影したフィルムをカラーにすることのよって見えてくるものはあるのか?
色の蘇った映像を見た被災者の方々は、なにを感ずるのか?
丁寧に取材された、見ごたえのある番組だったと思います。

先輩の竹中敬一さんはCBCに入社したばかり。報道部員として台風を体験。
その様子を番組の中で説明していらっしゃいました。
放送後、こんなメールをいただきました。

 見て頂いて ありがとうございました。
 人工知能によるカラー化の映像を見て、まずリアルだと感じたことは確かです。
 私が当日、実際に見たシュロの木の映像は見事に再現されていました 。
 それと同時にあのカラー化した映像を見ることによって、
 照明の当たったチョットだいだい色がかったシュロの木の映像が頭の中で蘇ったのです。
 カラー化した映像を見た人たちは、それがきっかけとなって、当時、それぞれの人が見 、
 味わった台風の情景がそれぞれの色として蘇ったはずです。
 カラー化の映像は自分だけの記憶にある色を触発させたはずです。

竹中さんのおっしゃる通り、当時のことがありありと蘇ったことは間違いないでしょう。
私は皆さんが口をそろえて言っていた「翌日の青空」のことが印象に残っていました。
皆さん、同じ青空の下で再スタートを切ったわけです。
この60年。それぞれの苦難の道を歩み、見事に立ち直った方々。

東日本大震災など、度重なる災害。そして復興の在り方が課題になっています。
伊勢湾台風から60年。その災害から人々はどう復興を成し遂げていったのか?
それぞれの「青空」をどう取り戻していったのか・・・・
60年たったから言えること。そんな証言がカラー化された映像に添えられたら・・・。
また違った番組になっていたことでしょうね。

竹中さん。ご苦労様でした。

  色のなき写真のようなかなしみを人はもつなり あおぞらのもと

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一行の友の来し方賀状読む  遅足

2020年01月03日 | Weblog
時間たっぷりの三が日。いただいた年賀状を読み直しています。
運転免許を返納する積りです、と書かれた方が。
私も来月の誕生日で返納を決めました。
就職したころに買ったマイカー。小さくても輝いていました。
家族は二人から三人、四人に。やがて二人に。
半世紀、運転してきたことになります。
高齢者の事故をきっかけに起こった免許返上の動き。
どこか得心のいかないところがありますが・・・。
老人向けの車を開発するようにと、セールスマンに何度か提言したことも。
客のニーズに真剣に耳を傾ける経営者はいたのでしょうか。

今乗っているのはニッサンの車。そのニッサンのゴーンさん。
リストラでニッサンを再建?した人物。
好きなタイプじゃないんですが、今回の脱出劇には驚きました。
それと「ああフランス人だなあ!」とも思いました。
日本の司法制度はヨーロッパに比べると時代遅れ思う点も。
人権に配慮を欠いた身柄の拘束には我慢がならなかったのでしょう。
きっと警戒がゆるむ年末年始を待っていたんでしょうね。

話が横道にそれました。
マイカーを失ったら、どれだけ不便なんでしょう?
また、お金的にはどうなんでしょうね?
高齢者に冷たく、アメリカのトランプさんには優しい安部さん。
そろそろ、その座から降りていただかなくては。

庭の水仙の花がいつの間にか咲いていました。
生き物は子孫を残すのが最大の使命。
その時が来たのをちゃんと知っているんでしょうね。

 いのちいちにち水仙にあうことを
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餅花や 目覚め誘う 飛騨の郷 <殿>

2020年01月02日 | Weblog


餅花<もちばな>とは榎や楓などの枝に、
小さな餅をつけ花に模した飾りです。
特に飛騨地方では正月の装飾用品として有名。

冬の眠りについた飛騨の郷。
春という目覚めの時を誘<いざな>うために、
餅花は生まれたのかもしれません。
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初手水 杓一杯の 清らかさ <殿>

2020年01月01日 | Weblog


初詣の参拝前に手を清める手水<ちょうず>。
しかし、草や花で手をこする「草手水」「花手水」もあり、
冬は雪を用いる「雪手水」といった地方もあるようです。

ところで、仏教の閼伽<あか>。キリスト教の聖水。イスラム教のウドゥ。
宗教は違っても水を清浄とする捉え方は同じ。

胎児は体重の90%が水。成人でも60%以上。
人の命は水で作られているといっても過言ではなく、
宗教で水を重要視することは理に叶っているのかもしれません。

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明けましておめでとうございます。

2020年01月01日 | Weblog
寒い朝でした。でもお日様が顔を見せてくれました。
みなさんにとって今年がよい一年でありますように。



殿様のつくって下さった年賀状です。ありがとうございます。遅足


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