575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蝶の医師水を掘り出し銃撃死  千香子

2020年01月15日 | Weblog

蝶にあこがれてアフガンへ渡った医師。中村哲先生。
80年代からアフガニスタンで医療支援に関わってきました。
命を救うには飲料水と灌漑用水が必要と気づき、
日本と現地の土木技術を活かした灌漑事業に取り組みました。
現地の人々の信頼を得て灌漑事業は成功。
その功績によりアフガンの勲章を授与されました。
ところが、昨年、銃撃に遭い命を落とされてしまいました。
残念です。

俳句はわずか17文字。
これだけの内容を盛り込むことは出来ません。
蝶の医師、という素晴らしい言葉を生かすと・・・

  アフガンに水追い求めたり蝶の医師

でもこれでは賞味期限が短すぎますね。遅足
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片栗や 三百日の 眠り覚め <殿>

2020年01月15日 | Weblog



片栗 <かたくり> 別名「春の妖精」<スプリング・エフェメラル>
カタクリが地表に姿を表しているのは春先の60日ほど。
つまり300日間は土の中で休眠状態。
ちなみに、すぐに姿が消えるため妖精<エフェメラル>という名が、
ついたといわれています。
しかしその寿命は約50年。
春の妖精はよく眠り長寿のようです。
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