575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

薄茶の香 亡き父偲ぶ 女正月 <殿>

2020年01月29日 | Weblog


茶道では、蚯音、蟹眼、連珠、魚眼、松風の5段階で
湯の沸き加減を表し、これを湯相と称します。

蟹眼、連珠、魚眼は泡のさま。
蚯音<きゅうおん>はミミズの鳴く音。
松風は松の林を吹け抜ける風の音。
このふたつは湯の沸く音を表します。
また沸き過ぎは「水老」といわれ茶の湯に
適さないとされます。

薄茶で祝う女正月。
亡き父をより身近に感じる新しき年。
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なつかしき 賞状照らす 初明り   郁子

2020年01月29日 | Weblog


里帰りをしたふるさと。
ふと見ると、新年の明かりが射し込んだ先には・・・。
小学生の時いただいた唯一の賞状。
賞状をもらった時のことがありありと蘇ってきました。

殿様の句。

 「賞状の 思い出照らす 初明かり」

これも原句も「照らす」はなくてもよさそうです。
ではこの3文字分を使って・・・

  思い出の皆勤賞へ初明り

皆勤賞としたことで作者の一面が浮き彫りに。
神はデティールに宿ります。(遅足)

コロナウイルスの感染。とどめることは可能でしょうか?
失敗するとオリンピックも危ういことに・・・・。
コメント (2)
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