- 日ごと伸ぶる藤の花芽の薄紫 （佐保子）遅足
- 藤の花人前婚の保育士よ （千香子）佐保子 晴代
- クレヨンがまずえがきたる花はふじ （遅足）郁子 亜子
- 藤の花下校の列のジグザグと （晴代）容子 須美 泉
九尺藤うつつと異界劃かちをり （能登）竹葉 郁子 麗子 千香子 須美- 語らいを傾聴するや藤の花 （麗子）容子 遅足 晴代 能登
- 山藤や仰ぎ足りずになほ仰ぐ （亜子）竹葉 容子 麗子 佐保子 泉
- 脱サラし採る山藤の蜜の色 （容子）竹葉 亜子
- 山藤や故郷の今紫に （泉）郁子 千香子
- 藤棚の花房重し曲がる幹 （竹葉）佐保子 晴代 須美 能登
- 藤棚や一年生がひと休み （須美）泉
- 藤の花旅立つ祖母の白襦袢 （郁子）麗子 遅足 千香子 亜子 能登
自由題
- 大仏の瞼重たげ黄砂降り （亜子）竹葉 麗子 千香子 晴代 泉
- つちふりて辛き新車の涙あと （能登）容子 郁子 須美
- 春帽子見事に並びパンダ撮る （容子）千香子 晴代 泉
- 藤棚や風通る道ありにけり （遅足）容子 麗子 亜子
- 春蘭や裏庭藪に二輪咲く （佐保子）遅足 千香子 能登
- 憂鬱と夕べにひそむ風信子 （晴代）竹葉 郁子
- とめどなく桜蘂降る散歩道 （麗子）郁子 佐保子 亜子
- 宴あり桜満開みな笑顔 （泉）
- 陽に雨に新緑の白消えゆかん （竹葉）容子 須美 能登
- 散り際の蕊に小さき実梅かな （千香子）遅足 晴代 亜子 泉 佐保子
- 一斉に騒ぐや千の風車 （郁子）竹葉 麗子 遅足 佐保子 須美 能登
- 春雷や冷気突風を伴って （須美）
トップ賞は
兼題 能登さん 亜子さん 郁子
自由題 郁子 でした
おめでとうございます
