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575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

どさり落つ張り出し雪や友の逝く 竹葉

2021年02月11日 | Weblog
作者の竹葉さん。新年に60年来の近しいお友達を亡くされたそうです。
「どさり落つ」に虫の知らせか、言いようのない喪失感も感じられました。

選句されたすみさん:「張り出し雪の重みと友の逝くがよく合っている」
結宇さん:「知人の死を描いてますが、何か雪国に知人でしょうかね、はたとその瞬間を捉えてますね。」

兼題の「大寒や星にひと声闇に染む」も竹葉さんの句です。
突然星になってしまった故人の名前を呼ばれたのか、思わず何か語りかけた光景が目に浮かびます。
私はまだ親しい友達を亡くした経験はありませんが、亡き母が「友達が死ぬのは本当に堪える」とよくつぶやいていました。60年来のお友達ならなおさらです。少しは落ち着かれたでしょうか?私事ですが、今日はその亡き母の誕生日。生きていたら88歳の米寿を迎えたのですが、少し足りませんでした。天国でお友達と再会できたかな?
皆それぞれ悲しい出来事はありますが、それでも前に進んでいくしかありませんね。
今月の「春菊句会」の投句が揃い始めました。いろんな春の足音が聞こえています。来週のメール句会をお楽しみに。麗子

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