575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

俺、俺っ、ピーちゃん       鳥野

2007年06月15日 | Weblog
週刊朝日の、投稿コラムに「犬ばか猫ばかペットばか」というのがあって、立ち読み専用で楽しんでいました。
それがこんど、文庫本になって、ウハウハ。

「うちのにゃんこは世界一」「うちのわんこは世界一」(朝日文庫)

とにかく面白い。気がつかないうちに、笑ったり、涙したり。乗り物の中など人目のあるところでは読めないほど。

・4年間も行方不明になっていて、ある日ひょっこり「おれおれ、ピーちゃんだよ」と戻ってきたコ。

・飼うならオンナのコ、と迎えモーツァルト狂のご主人がその姉にちなんで”ナンネル”と名付けたご令嬢が、避妊に行った獣医さんに「雄ですよ」と言われてびっくり。
 雛祭りも祝ったのにどうする。やっぱり優しいコで、ついに「オカマのナンチャン」。

・東京の娘さんから、高知の親ごさんへ電話、猫拾ったから、連れて帰るね。つるかめと名付けたよ。
 呼び難い名前と思いつつ、空港で出迎えると「ツル」と「カメ」の美人姉妹だった。

・家族全員を傷だらけにする凶暴猫なのに、音楽大好き。2つのスピーカーの真ん中に座っておとなしく聴いている。
 2時間もかかる”魔笛”を聴き通して、驚かせるのに、ベートーベンやバッハには逃げ出す。猫にはモーツァルトなのかな。

                                           
「ネコってなんでこんなに個性的なの」と、いったらイヌ派に叱られそう。まだ犬編は手に入れていませんので。


     薔薇色のあくびを一つ烏猫  日野草城

     貰われる話を仔猫聞いており  上野 泰

     ねこの子の猫になるまでいそがしく  鈴木 明

     
コメント (2)
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