HARD HEAD

旅行 社寺

高野山 宿坊 一乗院

2013-06-12 16:45:21 | 寺院
 2013.05.15 一乗院の宿坊に泊まる。

  一乗院 弘仁年間(840~、平安時代前期)善化上人により開基。高野山真言宗。

      本尊は高野山唯一の弥勒菩薩(鎌倉期の仏像)、秘仏に愛染明王がある。



  夕食 室に修行僧が御膳を運んできてくれる、精進料理(春の膳、紅梅)と頼んであった

     般若湯(お酒)とビールを三人分、離して配膳してくれ殿さま気分だが、

     酒を酌み交わすには都合が悪いので御膳を近づけて乾杯していると

     次の料理が運ばれてきた、配膳しづらい事と、もし粗相し迷惑かけると

     申し訳ないから、離して下さいと言われる。食事後、片づけ、ふとんを

     引きに参ります、お風呂は修行僧が21:00から入りますので、それまでに

     入浴してくださいと、お酒を飲む我々には、少し忙しかったが心のこもった

     精進料理と般若湯は美味しく頂きました。



  朝食 早朝起床、高野山の清々しい霊気を感じる。朝の勤行(6:00より)から戻ると

     朝食も精進料理が用意されている、昨夜は規則正しく早寝をしたので食事が進む。

     食事後中庭、上段の間等のお室の見学をする。



  中庭 庭の上部にある明神堂は明神様をお祀りしている。現在では阿字観などの

          瞑想の場所として利用されている。







  中庭 回遊式庭園で中央部分は金亀、その左手には蓬莱、方丈、えい洲、壺梁の

     四神島(蓬莱島)が見える。背中の甲羅の上に「蓬莱山」と呼ばれる山を

     背負った巨大な亀の姿で、その蓬莱山は不老不死となった仙人が住むと

     伝えられている故事をもとに配置されている。









  角の間の襖絵 江戸時代狩野派の絵師、狩野探斎によって描かれた。







  その他の客間にも見事な襖絵がありました。

  宿坊に泊まったのは今回で3回目ですが、前2回はツアー旅行でしたが、個人旅行でも

  宿坊は修行僧の接待も良くおすすめです。