おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

本丸は永田にありとか

2006-03-19 22:27:05 | 世間世界
 西村議員への辞職勧告決議が可決された。この西村氏。直接的には弁護士としての犯罪を摘発された。しかし、この御仁。これまでも、政治家として何かと物議を醸した方。思想信条的には、下手なウヨクよりも、もっとずっと右の方。筋金入りの信条の持ち主。どうしてそういう方が民主党議員だったのか、不思議な気がするほど。そういう方にしてみれば、「オレは別件逮捕された」くらいにしか思っていないはず。
 だから、絶対に議員は辞めない!北朝鮮の拉致疑惑解決のために頑張る!とますます意気軒昂のようす。民主党も、いささかもてあまし気味。これから増税やら何やら、国民にかなりの負担増をお願いしなければならない国会としては、これまた面倒な事態。そこで、全会一致で辞職勧告の決議をあげた。何の強制力もないことは分かっていながら、立場上やらざるを得なかったのだ。
 勿論、西村さん。どこ吹く風。前にも、参議院議員で刑務所に入っても議員を辞めず、最後まで「勤めた(歳費をもらいつづけた)」人もいたくらいの世界。西村氏ほどの厚顔無恥でも勤まる「職場」。民間で、これだけの不祥事を起こせば、普通でもクビの扱いに。なにしろ、痴漢で誤認逮捕されても、即クビ!裁判所で無罪の判決が出ても、すでに後の祭り!こうして居直る西村氏の神経は、図太く手の施しようもない!
 実はその上をいくのが、公明党の深謀遠慮。今回、辞職決議提案・採決にもっとも積極的だったのが、公明党。その狙いは、実は「永田」クビ!につなげたいらしい。それは、永田氏の国会での発言「学会員は選挙のときに住民票を移動させている」との発言。
 これは、巷での噂にすぎないもの(事実としてこういうことはないらしい!)。たしかにその程度の風聞を、まことしやかに国会の場で発言したのでは、「事実無根のことで、公党を侮辱した」という公明党の懲罰動議・厳しい批判も当たってはいる。しかし、一応の決着がついた問題ではある。それでもなお、公明党。その批判は、今もって相当根深く、また何かことを起こしたら議員辞職という「懲罰」にかけると思っていたふしがある。
 だから、今回の西村辞職決議に対して、これまでとは変わって、積極的に国会をリードした。このような内容が「朝日」にも掲載された。
 たぶん、その通りだろう。いよいよ公明党の攻める敵方の本丸は、永田辞職だ。
一切の批判、ましてやは誹謗中傷は許さない、という姿勢がこれからどんどん増えていきそうな雲行きである。
 なにしろ公明党の支持団体では、批判者・裏切り者はとことん追いつめろ!が言論戦勝利の「王道」!?のようなのだ。
コメント
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