紀尾井ホール室内管弦楽団 第107回定期演奏会 (7/1)
今年度から紀尾井シンフォニエッタ東京を改名してこの名称になった。
指揮 ジョン・ネルソン
ピアノ 小菅 優
コンサートマスター アントン・バラホスキー
曲目 ルーセル 「蜘蛛の饗宴」から交響的断章
ショパン ピアノ協奏曲第2番へ短調
ビゼー 交響曲ハ長調
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ショパンもビゼーも30代後半で亡くなっているが、今日の曲は三曲とも音楽家としての
初期の作品。
蜘蛛の巣に絡めとられて死んでゆく虫たち、そして勿論蜘蛛自身もカマキリにやられて死
んでいくという生物の摂理を描いた蜘蛛の饗宴!
この曲の後の20才・17才の若々しい響きに驚かされる。
ショパンの第1番・第2番は何度も聴いている素晴らしい曲だが、弾き手にも依る。
小菅優は名前は知っていたが、今日がはじめてのピアニスト。
失礼ながら容姿はパンフレット通りというか、飾らない逞しい感じだ。
鍵盤に手を置いた瞬間から、引き込まれた!
男性的?いえ男女を超えた存在のピアノ。
どんどん胸に迫ってくる。
まるで20才のショパンが弾いているようだ(会ったことないけど)・・・
今日のティタイムコンサートは完璧だった!