写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

2017原爆と人間展 台風5号の贈り物

2017年08月08日 | 写真日記
    [峠三吉 よびかけ]

台風5号のもたらす嵐が少し弱まった午後、金沢市に隣接する白山市で実行委員会が主催する「2017原爆と人間展」が始まったというので会場の「市民工房 うるわし」まで連れ合いと一緒に行ってきました。
被曝した方たちの描いた見るのも辛い絵画、被爆当時の写真、戦後の被爆者たちの状況や核兵器反対の取り組みを撮り続けた写真家たちの写真。
原爆問題を題材にした絵本など数多くの展示物を広い会場で見ていると、7月に核兵器禁止条約が国連で締結されたことの歴史的な重みが特別に感じられる「原爆と人間展」でした。

「いまからでもおそくはない
 あなたのほんとうの力をふるいおこし
 へいわをねがう人々の泪をぬぐうのはおそくはない」

なかでも「よびかけ」という峠三吉の思いをそのまま表したような力強くしなやかな「書」が印象に残りました。

    [はだしのゲン アニメセル画]

かつて民主書店の店長時代に核兵器廃止のための力に書店として少しでも力になりたいとマンガ「はだしのゲン」普及を続けているとき、出版社から贈られたアニメ「はだしのゲン」のセル画です。
一般の方たちにはあまりなじみのないものですが・・・、アニメーションの原画のようなもので貴重なものと聞いていますが書店を廃業した我が家にうずもれさせるわけにはいかないと県内で平和活動を続けている友人に贈ったものです。
そのセル画が最もふさわしい形で素敵な展示室に展示されているのを見ることができ、とてもうれしい再会でした。
「原爆と人間展」は8日から11日まで白山市の松任駅前「市民工房 うるわし」一階で開催されています。

    [台風5号の贈り物]

昨夜から金沢周辺は台風5号圏内の風雨が続きました。
わが家には特別な被害はなかったのですが県内各地に少なからずの影響があったようです。
被害を受けた方たちにはお見舞い申し上げます。
「原爆と人間展」から帰ってみるとわが家の玄関先に街路樹の銀杏の葉がまるでそっと置かれているように落ちていました。
台風5号からの贈り物として受け取りました。

今日は「原爆と人間展」での写真二枚とイチョウの葉の写真をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
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