写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

野生も生き難い時代 3.11まであと3日

2013年03月08日 | 写真

大型の猛禽から小鳥まで野生の鳥などがたくさん暮らしていてバードウォッチャーにとっては楽園のような石川県の河北潟と干拓農地、その地域が鳥たちにとっても「楽園」であり続けているのか?
写真に写っているのは大型のサギ「ダイサギ」です。農業用水やため池、河川などで餌を採り松林や雑木林、竹林などで繁殖する人間の暮しに寄り添うような生活をしている鳥です。
それにしてもこんなに電線や電柱などの間を大きな身体で飛び交う生活は大変だろうと思います。いま金沢市中心部などでは電線の地中化計画を進めてますが、それも大切ですが私個人としてはこの写真のような場所こそ電線をなくして大型の野鳥もゆったりと餌場から餌場へ移動できるようにしてやりたい気持ちです。

コハクチョウを中心に沢山のハクチョウが越冬のために飛来する石川県の凹知潟では送電線に触れる事故で犠牲になるハクチョウも毎年のように出ているそうです。
いまの電力方式では大型の発電所(その象徴的存在が原発)で作り出す電力をロスの多い送電線を使って遠くまで送っています。私は技術的なことには詳しくありませんが、電力も地産地消的な発想で小水力発電や太陽光、風力などの再生可能エネルギーを使って地域ごとに必要な電力を作り出すということにすれば原発や大型の火力発電などに頼らないで必要な電力供給は出来るのではないかと思っています。あまり知られていませんが、日本の風力発電設備の技術は世界の最高水準にあり、多くの国々に輸出しているというではありませんか。
そうすればこの国の生きもの達はもっとゆったりした暮し、野生生物らしい暮しが出来るように思っています。
コメント
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