
昨日、今日と夜明に雪が降る日が続きます。まだ午前6時は暗く外灯の灯りの下で舞う雪は灯火の放射線状の形に広がっています。
天候がよければ兼六園の雪吊りの様子を撮影に出かけようと思ったのですが、この雪なので諦め、部屋の窓から写してみました。
さてようやく総選挙結果の各種の数字が出揃い、支持率・得票率のどちらも国民から退場宣告を突きつけられた前回選挙よりも得票を減らした自民党が「圧勝」するという奇妙な結果となりました。小選挙区制度の弊害がこれほど露呈したのは初めてです。
かつて「政治改革」と称し「政権交代可能な制度」だと、小選挙区制導入の際には大キャンペーンを繰り広げ、旗振り役を努めたマスコミ各社さえもが民意とあまりにもかけ離れた選挙結果に制度の問題点を指摘するということになっています。(自らの反省は無いままですが)
ある方が各政党の得票数を議席に配分した試算による議席数は 自民179(294) 民主97(57) 維新72(54) 共産35(8) 未来25(9) みんな30(18) 公明25(31) 社民6(2) 大地3(1) 無所属その他3(2) となります。《()内の数字は今回衆議院選挙で獲得した議席数です》
こうしてみると国民の意向を議席に反映してみると今回の衆議院選挙で圧勝したといわれる自民は40パーセントにも届かず公明を併せても204議席42.5パーセントでしかありません。
こんな虚構の議席をもとに成立することになるであろう自民党・公明の「安倍政権」は国民にこれまで以上に国民に犠牲や危険を押しつけて財界・アメリカ中心の政治を推し進めようとするのでしょうね。なんともやりきれない思いです。
ただハッキリしていることは虚構の上に立つ権力が長続きしないことはこれまでの歴史でも明らかです。これからも私は民衆(国民)の目線でものを見、当面する原発問題、消費税増税、TPPなど山積する課題にこれまでどおり取り組めば必ず道は開けてくると信じています。
