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夜明の山里が明るくなってくると棚田の色づいてきた稲穂についた朝露が煌めきます。雪どけの田圃に水が張られ苗が植えつけられたのはついこの前のように思っていたのだがこの田を訪れるごとに育つ稲穂に魅せられる日々となりました。その田圃から直ぐ下を見下ろすと美しい水を湛える金沢市民に供給する上水道の水源池があります。
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その池にある水銀灯に夜明の南部丘陵の姿が映りこんでいました。いまこの国は原発に頼らない電力として再生可能な発電が摸索されていて、そのひとつに「小水力発電」がありますが、この水銀灯に映りこむみずみずしい環境をみればその可能性の大きさが実感されます。農林業を大切にすることが環境を守ることやエネルギー資源の確保がきっちり結びついていることがわかった朝でした。
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