昨年の雪の白山麓で出会った雄のキジです。昨年もこの時期(2011年2月14日)の白山麓は分厚い雪に覆われ地表で餌を探す鳥達は飢え、少しでも地表が見える民家の庭に姿を現し餌を懸命に探しています。そんなときはよほどの危険を感じない限り通常は避ける人影も気にしないで採餌を続けます。この雄キジも近くにある林から出てきたのでしょう、近くにいる私を気にも留めず懸命に餌を探していました。まあそんな事情にはとても同情しますが、カメラマンにとってこんなチャンスはそんなにあるものではありません。たまたま手にしていたカメラで必死にそのキジを追って撮ったうちの一枚がこの写真です。そろそろ婚姻色になるのでしょうが、それにしても見事な極彩色のアートと化していました。
