紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

コロラド川下り・2

2005-11-17 07:01:57 | 8・山と旅の思い出
■注意事項とサイン

なぜ1600mも下った谷底のコロラド川の岸でボートと待ち合わせるかというと、もともとページという町の近くにある「リーズ・フェリー」から「レイク・ミード」まで全行程下る、10日間位のツアーなのだ。(トップの地図参照)
グランドキャニオンの谷底にある「ファントム・ランチ」が、約半分の地点。
ツアーは、前半と、後半、全行程など何種類かに分かれている。
私たちは、後半の5日間のツアーに参加することにした。

ほんとうは全行程参加したかったが、父や母がかわるがわる入院したりしていたので、1年後の見通しは全く立たずに、5日間のを申し込んだ。
誰にしても、1年後のことなどわからないので、誰かが抜けても、残った人だけで行こうと決めた。
実際に、良流娯さんの娘さんも予約する時には人数に入っていたけれど、やむを得ない事情で、参加することができなかった。

それでも、月日はたち、だんだんと翌年の夏が近づいてきた。
その頃になると、ツアー会社から注意書きが送られてきた。

それには、
■生態系をこわさないように、食べ物などいっさいの物は残さないように。

などという注意のほか、けっこう怖いこともいろいろ書かれていた。例えば……、

■寝袋に入る時、朝靴を履く時、中にガラガラヘビやサソリなどが入っていないか必ず確かめること!

■谷底は砂漠気候なので、43℃またはそれ以上に気温が上がることもある。

■具合が悪くなったり、ケガをしても、途中には逃げ道はないので、ヘリコプターに連絡して救助してもらうまで待たなくてはならない……etc。

コロラド川のそのあたりは、人の住む所から隔絶された世界なのだった。



そして、<そういう全ての危険を承知の上で、ツアーに申し込みます。>
そこに、参加者がそれぞれ自筆のサインをして、いよいよコロラド川下りの旅はスタートした。

(写真:夕方ボートからおりると、自分でテントを立てる。テントも立てずに、外で寝る人もいた。)

◆コロラド川下り ・2・1011

10 コメント

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厳しい! (anikobe)
2005-11-17 08:05:52
注意事項を読みながら、かなり厳しい状況の中の旅であることを、納得しました。

一番初めのは、うんうんと肯きましたが、2番目は、えっ!そんなこと、と思い、3,4に至っては、かなりの覚悟での参加だと。

でも、そういうことをクリアーして、いらっしゃるには、これから先、どんなことが、起こるのかドキドキ、ワクワクです。
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anikobeさんへ (紅蓮)
2005-11-17 11:29:09
馬に乗る時でもなんでも、アメリカで危険の伴うことをする時には、必ず自筆のサイン。

全て責任はサインをした人にあります。

自己責任というのが徹底しているなあと感じます。



でも、長い注意書きを読むと、ちょっとだいじょうぶだろうかという感じにはなったのだけど。

でも、長年ずっとコロラド川を下ってみたかったし、川からグランドキャニオンを見てみたかったので、怖い気持ちはあったけど、行く人全員のサインをもらって、アメリカのツアー会社に宛てて、郵送しました。

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お久しぶりです… (kakinohappa)
2005-11-18 00:35:28
紅蓮さん。こんばんは。

なかなかコメントできないけれど,

読んでいます。

遅ればせながら…

ブログでの教え子さんとの再会!!

とっても嬉しい思いで読ませていただきました。

春の山,秋の山…

(冬山はちょっと私には…)

夏山以外の季節の山にも登りたいものだと

思いながら,

写真で一緒に楽しませていただいています!



今度のこのコロラドの旅。

写真の奥行きの深さに圧倒され…

目がくらくらしそうになりながら

見いっていま~す。

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kakinohappaさんへ (紅蓮)
2005-11-18 06:25:36
お久しぶりです!

読んでくださって、どうもありがとう。

4年前のことなのに、もう記憶はあやふやですね。また地図、アルバムを開いて書いているのだけど、今思うと貴重な体験だったなあ。

できれば、グランドキャニオン20億年の歴史や地層のことなど、もっとわかるとさらに良かったのだけど。英語がよくわからなくて、リバーランナー(川ではインストラクターのことをこう呼ぶのです)説明してくれたのだけど、理解できませんでした。残念!
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Sophistication (北総生)
2005-11-18 08:04:41
グランドキャニオンの雄大さがうまく撮れていますね。グローフェの「大峡谷」は好きな曲のひとつです。

テンプレートはSophisticationといった感じで、さすがです。
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北総生さんへ (紅蓮)
2005-11-18 08:36:34
北総生さんには、音楽の世界があるのね。いいなあ。



テンプレは、見た感じは、以前のとあまり変わらないようにしたけど、実際は、もとのテンプレートを、今までのカスタムのブルーから、シンプル > クリアグレー右 に変えました。それで、1から作り直しました。

今なら、CSSのこと、かなりわかるので、何かあったら、聞いてください。また時間がたつと、多分忘れる。

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囲みの線 (北総生)
2005-11-18 16:18:06
かねがね本文の囲みの線がきれいだな、と思っていましたが、自分ではできませんでした。
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北総生さんへ (紅蓮)
2005-11-18 17:06:16
今回は、両側に線があるクリアグレーのテンプレートなので、囲むのはやめました。

というより、右のカレンダーなどと一緒に囲むようになってしまいました。



今度のは、タイトルの上下に線をいれました。
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羨ましいですね (北総生)
2005-11-19 08:12:43
自由自在に線を入れたり、消したり、羨ましいですね。

CSSをながく見ていると、字がちいさくて目が疲れてしまいます。
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北総生さんへ (紅蓮)
2005-11-19 09:35:31
CSSはほんと疲れる。ので、たまにエイヤーっと取り組みます。

このテンプレなら、いつでも、わかる範囲のことなら教えてあげられます。

下の点線はもともとあったので、上の実線を加えました。



字も、ポイントで指定しました。14px、16pxというように。

small、largeで全体を指定すると、一番上の表示で、インターネット・イクスプローラーの文字を大、小で変えると、本文の文字の大きさが変わってしまいます。私のは写真を組み込んであるので、文字が変わると、見た感じが変わって不便なので、変わらないようにしました。(意味わかるかな?)
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