紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

アメリカの旅報告・6

2005-09-20 16:03:04 | 5・旅の日記
■ブライスキャニオン

ナローズから帰った後、そのまま車でブライスキャニオンに向かった。

前日、ガイドブックで仕入れた知識によると、ブライスキャニオンの8月の平均気温は、最高が23度。最低が3度。
ザイオンが最高、33度。最低16度だったので、夏からいきなり冬近い気候に変わるのがわかった。ザイアンは暑いといわれていたので、暑さ対策してきてなかったため、寒いのが苦手な私は、とりあえず、フリースを買った。

なぜ、すぐ近くなのにそんなに寒いのかといえば、標高が高いのだ。ザイオンが谷間なのに対して、ブライスキャニオンは、山の上。標高2400mから2700mほどの高地にある。ザイオンが、谷から山を見上げる場所にあるのに対して、ブライスキャニオンは、山の上から、谷を見下ろす場所にあった。

ザイオンを3時過ぎに出発。私がナビをし、娘と良流娯さんが交代で運転して、2時間でブライスキャニオン近くに到着した。ザイオンからのシーニックドライブは、景色もよく、楽しいコースだった。

ブライスキャニオンでは、国立公園内に唯一あるロッジが満室でとれず、10kmほどの所にあるモーテルを3泊予約していた。
ところが、ドライブしながら見つけたその宿は、大平原にぽつんと一軒建っているフォスターモーテル。
同じ経営の、スーパー、パン屋さん、レストランがあるだけだった。
ほぼ360度地平線が広がっていて、空が広い。けれど、ブライスキャニオンらしい所は、全く見あたらなかった。



不安になって、すぐに車でブライスキャニオンまで様子を見に行ってみると、思ったよりは、近かった。公園のヴィジターセンターにいって、地図をもらった。

サンセットポント、サンライズポイント、レインボウポイント、ブライスビューポイントなど、いくつかのポイントがある。それぞれのポイントごとに見所があり、朝夕で、谷は別の表情を見せてくれる。

 

レインボウポントでは、目の前に雨の幕が見えた。しばらくして、日が射したと思ったら、ほんとうに虹が出た。あっという間の天気の移り変わり。

 

翌日から、一日は歩いて、一日は馬で、キャニオンをくまなく見ることにした。

◆アメリカの旅報告         

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うわー (あき)
2005-09-20 19:02:42
ほんとうに、何にもない所にあるモーテルですね。



キャニオンは、朝と夕方では、雰囲気がちがいますね。それにしても、変わった岩ですよね。

虹がずいぶん下に見えるのが不思議。
返信する
あきさんへ (紅蓮)
2005-09-20 21:18:40
ほんとうにさみしいような場所に、ぽつんと建ってたのだけど、夜は、360度の星空。朝は、大地から日が昇るのが見られるという、ぜいたくな景観の場所でもありました。



しかも、3人で3泊$170という超安値。レストランで食べたステーキもおいしかったけど、なんとなく一人じゃ、泊まれないな。さみしすぎて、こわい。



虹は、そういえば、下の方に出ましたね。標高のせいでしょうか? よくわかりませんが。
返信する
昔のTV映画 (comugi)
2005-09-20 22:06:16
「ルート66」って感じ・・(笑)我ながら古いけど・・

こんな景色を見せて貰うと

やはり アメリカは広いな~と実感します

今回の旅行の地図 どこかに載せてた?

ロス

ラスベガス

そこからが 見当つかないんです・・・



この風景の中

ショットガンを持った 紅蓮さん

「アニーよ銃をとれ!」ってのも 確かあったわね~

 (爆笑)
返信する
不思議 (サト)
2005-09-20 23:01:40
紅蓮さま

虹が地をはっている?不思議な光景ですね。

広い台地が果てしなく続く・・・と言うところはやはりアメリカね。

こんな自然が一杯のところに10日もいけるのは幸せですね。いい体験をして、紅蓮さんのポケット、満杯ですね!
返信する
今日も素晴らしい旅行 (anikobe)
2005-09-20 23:38:39
紅蓮さんのブログで、絶対に行くとことのない素晴らしいスポットに足を踏み入れさせていただく楽しみ。

なんて贅沢な私の楽しみなんでしょう!

雨のカーテンに足元の虹。

カメラを向けられる紅蓮さんの感動や、ときめきが、写真から伝わってきて、拝見する私のときめきになってきます。
返信する
comugiさんへ (紅蓮)
2005-09-21 06:42:06
ほーんと、広いんですよ。

ルート66って、なつかしいですね。

アメリカでドライブしていると、あの番組が原点だなあと思うことがよくあります。



アニーよ銃をとれ! おぉっという感じ。

あった、あった。私が子どもの頃って、西部劇全盛だったもんね。

好きだったけど、西部劇の意味を知った頃から、ちょっと熱がさめたかも。



地図は、実は私もよくわからないので、探してみます。ピンポイントでは、わかるのだけど、近くにあるはずのグランドキャニオンがどのくらい離れて、どっちの方角か、最後までよくわからなかった。

返信する
サトさんへ (紅蓮)
2005-09-21 06:46:04
この国立公園は、とくに不思議な風景でしたね。

それに、2500mもの高地だから、ちょっと歩くと息切れするんですよね。

私は高所がだめなので、登りなんて、けっこうきつかったです。

10日間というと、現地で8泊なのだけど、毎日休むことなく、歩き続けた旅でした。



返信する
anikobeさんへ (紅蓮)
2005-09-21 06:48:31
雨の壁が、あちこちにあって、ドライブしていると、見えるんですよね。

それに近づいていくと、大雨になって、通り抜けると、また晴れて、ブライスキャニオンの端から端までドライブした時は、3回くらい、それを繰り返しました。



でも、虹って大好き。めったに見られないので、家でも旅先でも、見られた時は、ほんとラッキーって気持ちになります。
返信する

コメントを投稿