夏山第2弾。週末は山の天気がいいという。テントを
かついで、こんどは中央アルプスを縦走してきた。前回の南アルプスのテント縦走では重荷にあえぎ苦しんだ。そんなことがなかったかのように、こりもせずま
たテントをかついだ。やはり木曽駒から空木までの縦走は体力と気力をふりしぼっての登山になった。「あの遠い峰の頂までいけるのか」。そんな不安を抱いて
歩くこと11時間。ついに「あの遠い峰」の空木岳に登頂。それまでの苦しみは一瞬のうちに消えて、達成したという充実した気分につつまれた。
当初の計画では伊那の桂小場から将棊頭山をへて木曽駒、いわゆる「聖職の碑」コースをたどり、木曽駒から空木岳への縦走を考えていた。前日の天気が思わしくないようなので木曽駒へはロープウエーを利用することにした。
■8月24日(金)1日目
初日は時間的に余裕があり、木曽駒ケ岳、宝剣岳、伊那前岳を歩いた。本番は明日だ。
□ ロープウエイー頂上駅「千畳敷」からの宝剣の眺め。実際は写真で見るよりも高度感があり、宝剣岳の岩の姿に圧倒される。この眺めは素晴らしい。
□伊那前岳から宝剣岳を眺める。宝剣岳を眺めるには伊那前岳からが一番と聞いていたので足を伸ばした。そのとおりの眺めが待っていた。ここは宝剣岳のビューポイントだ。いつまでも見飽きない。
□あした歩く空木岳までの縦走路の峰峰が連なる。縦走路は右の端まで行ってそこから左へ回り、左上の空木岳へ続く。あそこまで行けるのだろうか。
□伊那前岳から中岳(左)と木曽駒ケ岳(右)を見ることができる。中岳が前にあるので木曽駒はなかなか姿を見せない。
□宝剣岳をたっぷり見させてくれた伊那前岳を振り返る。
□宝剣岳の岩場。やはり緊張させられたよ。
□木曽駒の頂上直下にある頂上小屋のテント場。このテン場は評判がいいのでいちどはテントしたかったところだ。頂上まで20分ぐらいでいける。
私のテントは画面中央の緑色のもの。明日に備えて午後6時半にはシュラフにもぐりこんでいた。
【テント場の水情報】この頂上小屋のテント場は水を無料で分けてくれる。持ち上げることは必要ないのでありがたい。