こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

よく聴くために、こころの環境を調える

2011年05月12日 | 第9章:愛
連休前から身内が前後して体調を崩しました。
持病の悪化もあり大事をとって、離れた場所で入院中です。
遠く暮らしても電話やメールのおがけで、結果的には二人とも
私が判断して入院を勧めるかたちになりました。

何か事が起こると身内ほど自他混濁が起こりやすく、
相手の不安感が感染して、冷静ではいられないところがありますが、
どんなに近い間柄でも、あなたはあなたで、私はあなたではない。
人生の選択の最終決定は本人がするしかない。
どんなに迷っても答えは必ず、本人の内にある。
この原則を自分に言い聞かせることで、落ち着くことができます。

看護人と本人と、それぞれの経過と状況を聞きながら、
近視眼的でなく、ずーっと引いて全体を眺める姿勢を意識しています。
短いメールのやり取りの中で聴くことに徹しながら、
助言した方がよいと思うことは、ぎりぎりのところで判断して伝えます。

自分を大事にするとはどういうことか、心と体と魂を大事にするとはどういうことか。
病を得たり老齢を迎えるということは、一つ一つの選択に、
全人生がかかってくることのように、私には感じられます。

それでつい力が入りすぎてしまうこともあるのですが、
自己決定のもと悔いのない人生を送りたいという願いが、
誰にとっても共通で、胸のうちに深く流れる願いだとしても、
誰もがそれを意識して生きてきたわけではありません。

心の安定を保ち“よく聴くこと”が、私に課せられた役割と考えています。
よく聴くために自分の心の環境を調えることが、日々の切実なテーマになりました。
(119-18-2)
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