こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

在ることの、ふしぎ

2010年12月24日 | 第9章:愛
何がいちばん大事なんだろう?と、考えるともなく考えだした、
そのきっかけを与えてくれたのは、母の言葉だったかもしれません。
まだ小学生の頃でした。
“娘たちがいるから生きてこられた・・・”
当時、母の心にはいろいろ複雑な情況があって、
そのような感情があるのは無理からぬことと思っても、
なんとなくしっくりこない。それじゃあ、娘がいなかったらどうなる?
子供心に、それは違うと感じていました。

何かを所有していることを生きる支えにしていては、
それがなくなったらどうなる?と。
(所有を感じていたとは、なかなか鋭かった!?)

それから10数年後に、訪ねたカトリックの教会で、
なぜあなたは神を信じますかと問われて、
迷いなく、“わたしが、ここに在ることによって…”と答えたのは、
子供のころ疑問に思ったことに対する、私なりの答えだったようです。

大人になった私は、たくさんの所有しているものに支えられて、
日々の安定を得ている・・・この現実を認めつつも、
あの頃、“わたしが、ここに在ることによって”と明快に言い切った、
その心が出発点にあって、今の自分があるのだということ、
それを、忘れないようにしなければ!
在ることのふしぎを更新する日…クリスマスがやってきました。

(101-2)
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