長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

自民党衆議院議員長尾たかしのブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

他人様のスピーチに学ぶ

2008-08-26 00:21:33 | 活動


一昨日は、私の兄貴分でもある、田中誠太八尾市長の就任を祝うゴルフコンペパーティーにお招きを頂いた。昨年は任期一年目の年で、それどころではなかった。だから皆今回を心待ちにしていたという゛おめでたいお席゛でのこと。私も同じ壇上に立たせて頂いていたが、いやいや、呆然としてしまった。

驚きを通り越し、呆然としてしまったと表現したほうがよいかもしれない。様々な場所でご挨拶をさせて頂く機会がある。我ながらスピーチをもっと勉強しなくてはならないなぁと思いながら、それでも壇上で呆然とすることは滅多になかった。それが、呆然としてしまった。

御仁「私と市長は○○代議所事務所を通じ云わば同僚の立場にありました。今でも共に八尾の為に共に仕事をさせて頂いています。来るべき総選挙は大変厳しい戦いになると思いますが、どうか゛○○○○○○○゛をよろしくお願いいたします。八尾は○○○○○○○、河内弁を喋る○○○○○○○をよろしくお願いいたします。」

司会「○○○○○○○先生はご公務の都合、こちらで失礼させて頂きますが、皆さん、選挙の際には、縦○○センチ、横○○センチの投票用紙に、○○○○○○○、○○○○○○○とご記入下さい、ありがとうございました。」

・・・・・・・・・・・・?!?!☆▼※×⇔α√  チラリと舞台袖を見ると、スタッフ各位も固まっている。そりぁそうだ、スタッフが気の毒。

流石は現職代議士ともなると我々後輩にいろいろなご指導を下さるものだと心から感謝したい。やはり、場所柄を考えた時、就任のお祝いを心から表するものではあるが、他の候補を押していて、表せない事情がある。その時は、10年以上過去に遡って当時のつながりで場を持たせるのである。いやいや、本当に勉強になる。そして、選挙近くともなると、まずは自分、自分、自分っ、自分っ。更には、政策よりも゛河内弁を喋るかどうかということが重要だ゛とのたまふ。私は河内弁が喋れない。もっと勉強しろという激励を頂いた訳だ。現職国会議員ともなるとこの壇上においても私を思いやるという余裕があるということを見せ付けられた。

そして、圧巻は司会者である。見慣れぬお顔だったが、多分代議士ととても近い方だったのだろう。お互いの呼吸がぴったりと合い、それぞれの思惑が絶妙に絡み合う神業に参加者一同が釘付けとなった。公職選挙法の正誤問題をあの目出度いお席で学ばせていただくとは市長事務所も知らされていなかったサプライズである。お顔をよぉ~~く、覚えておこうと思う。

呆然とし次には間髪入れず某氏のご挨拶の後、私の番。お祝いの言葉に徹するつもりだったが、最後に一言だけ思わず出た言葉・・・・「代議士があのようなご挨拶をされるとは思いませんでした」、私も心が狭いと猛反省。あぁ、ここはお祝いの席なのだっ!

市長は、皆の市長である。民主党出身市長とはいえ、民主党で独り占めするわけにはいかない。各政党としっかり連携を組んで市長として活躍して頂きたい。でも、それを利用する輩とのお付き合いが、市長も、事務所も大変だろうなぁと思う。



河内屋菊水丸師匠の新聞読河内音頭で気分転換が出来たが、結局ブルーな気持ちで会場を後にした。゛兄貴の目出度い席゛に泥を塗られた気がした。
コメント
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