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今季最強の寒波到来 山形は氷点下14度

2018年01月15日 | その他の生産者

 先週の金曜日1月12日、今季最強の寒波が日本列島に流れ込み、北海道から九州まで全国9割以上の地域で最低気温が氷点下となる冬日となりました。ここ天童市は放射冷却の影響もあり「氷点下14度」。あまり記憶にない最低気温です。車のドアは氷りついて開かず、駐車場を出るには雪のわだちがガチガチに凍っていてガタガタと揺れ、道路は真っ白でツルツル。街中がスケートリンクのようになりました。
 この寒波の影響によってさらに農作物の生長が遅れて野菜の高騰が続きそうです。心配なのは凍害。氷点下3度以下になると、野菜や果物は凍ってしまいます。雪国には露地に作物はなく凍害の心配はありませんが、雪のない地域では、この寒気が農作物を直撃しています。いま収穫する野菜だけでなく、生長中の野菜、長崎や熊本の新人参や新じゃがいもなども状況を確認中です。野菜のほか、柑橘類の果実、そしてその花芽なども心配です。被害の最少を祈るばかりです。
 山形では雪が多かったので、正月明けに奥山さんの雪室りんごは雪囲いを終えていました。こんな寒波が来るとは想定していなかったので、冷蔵庫には入れずに作業小屋に置いたままであれば凍害にあったかもしれません。雪のなかは外気の影響を受けずに摂氏0℃近くで安定しているために無事のはず。今掘り出している雪中野菜は、上にある雪がカチカチに凍ったため取り除く作業が一段と厳しくなりましたが、生長遅れや凍害のないこの野菜と、全国の生産者と連携して皆さんの食卓の野菜不足にならないようにしていきます。


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