東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

ムーンライトながら集中豪雨で2時間15分遅延

2012-08-14 12:19:55 | ムーンライトながら

往路:8月10日(金) 日野   →東京   :中央線快速 東京   →岐阜   :快速ムーンライトながら 岐阜   →米原   :特急しらさぎ1号 米原   →大阪   :新快速姫路行き 大阪   →     :大阪環状線 運賃:¥1,280+¥510+青春18きっぷ+¥1,550
明日からお盆休みの連休に入る。

世間で言う帰省シーズン到来ではあるが、小生にとっては毎週の事。盆休みに限らず、青春18きっぷとムーンライトながらのお世話になる。

今回は、その前に、またまた、ファンくるで当選した横浜家系ラーメンのチェーン店、大和家日野店のモニターを行う事にした。ファンくるとは、お店の覆面モニターになって調査・報告する事で、代金をポイント(キャッシュ)バックしてくれるシステムのこと。

今回の大和家日野店のモニターでは、上限¥1,000まで100%の還元率なので、一食分が丸々タダになる

日野で途中下車して、南へ向かって徒歩数分の場所に、大和家はあった。

赤色の照明が目に付くラーメン店である。

以前モニターをした八O子店では、名物の631ラーメンを頂いたので、今回は違うメニュー、ネギラーメン¥800を注文する。

モニターの上限は¥1,000なので、後¥200分の単品を頼むことも考えたが、これから夜行列車に乗る以上、食べ過ぎは良くない。

食べ過ぎて、夜行列車でトイレと友達になるのは、眠れない以上に不幸な事なので、絶対避けるべきである。

注文して、5分程度で、ネギラーメンがやってきた。

普通のラーメンに、大盛りのネギが入った器が横に並べられる。嬉しい事に、ネギの器には、細切れチャーシューも入っていた

まずは、ネギを入れずに、ラーメンを頂く。

スープが美味しい。

小生の好みは生姜風味。備え付けの生姜の小瓶から生姜を取り出して、酢と七味で味を調えると、絶品である。

約3分の1程食べ進んだ後に、多量のネギを投入する。

シャキシャキした歯触りと、ネギの風味がスープにとけ込んで、幸せな気分に浸ること暫し。とうとう、全て食べ尽くしてしまった。

ご馳走様でした。

満足な気分に浸り、もと来た道で日野駅に向かう。

こんな風に、ファンくるには、お得なモニターが沢山。勿論、登録は無料、ファンくるへの登録は以下のバナーからどうぞ。
タイプ1

さて、日野から乗車した中央線は、豊田始発だった様で、やたらと空いている。途中、三鷹で中央特快と連絡したが、時間に余裕があるので、空いている快速で東京へ向かう事にした。

東京到着は、22時36分。少し早すぎる気がしないでも無いが、なんせ、いつ停まっても不思議でない中央線で東京へ出る場合には、30分程度は時間の余裕を持っておかないと怖い。

東海道線ホームへ上る。

この時期のいつもの週末と変わらぬ風景が展開されている。

ムーンライトながらに合わせて遅くまで営業しているNEWDASYSで翌日の朝食を物色するが、大したものは無かったので、止めておいた。

ところで、案外知られていないが、ムーンライトながらの乗車口は、踊り子号乗車口と同じ。

まぁ、全車指定席なので、乗車口に列を作る必要など無いので、そんな事知らなくても、全く問題無いのだが。

例によって、22時55分に、列車が入線。

今宵の宿はムーンライトながら大垣行きである。



本日に限り、遅れている中央線との接続を取って、....とアナウンスがあった。ええっ? 中央線、やっぱり何かあったのか? と訝しがっていたが、実際には、ほぼ定刻に発車した。一体、これは何だろうか??

満席の割には、東京出発時に空いているのは、いつものことか? きっと小田原からどっと乗ってくるのだろう。

横浜を過ぎて横須賀線と併走する。なかなか良い雰囲気である。

ところで、検札が遅い。一体、どうなっているのか? と思っていたら、大船手前でやっと検札を受けた。夏休みのピークのこの時期、ムーンライトながらに乗り慣れない乗客が多くなる。さぞかし、検札作業も重労働なのだろうと少し同情する。

小田原を過ぎて、予想通り、ほぼ座席が埋まる。

ここで、小生も、パソコン作業を止めて寝ることにした。のだが、....

なぜか眠れない。ここ、3回連続で、下りの夜行列車で眠れぬ夜を過ごしている。なぜか??

静岡を出発してもまだ睡魔が訪れる気配が無いので、26時過ぎ、業を煮やして、持参した睡眠薬を服用する事にした。これは使いたく無かったのだが、...

すると、暫くは眠る事が出来た様で、目覚めると、どこかの駅に停車中。時刻は4時45分頃だったと思う。

あれ?

ここは、どこだろう? 浜松発は27時過ぎのはずだったが、...暫くすると、突然大音響で...

皆様にお知らせとお断りを申し上げます、...

で始まる車内放送が入った。

静岡県内大雨の影響により、舞阪~新居町間が不通で、...後は、寝ぼけて聞き取れなかった。

とにかく、列車は浜松駅で足止めを喰らっているらしい。あぁ、去年の悪夢の再来か、...しかし、天候が原因である以上、どうしようもない。

再び、ふて寝を決めたが、やはり、睡眠薬に頼って眠った後は、暫くは寝付けない。

その後、再び、大音響の車内放送が流れる。なんでも、運転再開らしい。暫くして、列車は浜松駅を後にするが、所々で徐行する。只今の所、遅れは2時間程度らしい。

小生は、依然、眠れないので、再び睡眠薬を服用して強制的に眠ることにした。副作用がちょっと怖いのだが、...

豊橋を過ぎたあたりで再び眠り、名古屋到着前の車内放送で目が覚めた。

なんでも、列車は約2時間15分遅れで運行されているらしい。たしかに、時計を見ると、間もなく7時半である。

計画では、今回の帰郷の旅は、大垣バトルを避けて、名古屋で降り関西本線経由で、夏の景色を眺めながらのんびりと天王寺まで出る予定だった。しかし、JR東海のダイヤはきっと乱れまくっているだろうから、関西本線経由だと、どうなるか分からない。

外は、雨が上がっている様だが、豪雨は、ひょっとすると他の地域にも影響を及ぼしている可能性がある。情報が無い以上、このままながらに乗り続けるのが賢明かも知れない。と、睡眠不足の頭で結論を出して、結局、名古屋では降りなかった。

名古屋を出発してからというもの、大垣から先の事が気になった。

大垣到着は、8時過ぎになるはず。

この時間帯、豊橋や浜松始発の快速列車が、そのまま米原へ行くケースが多かったはず。とすると、ムーンライトならがを大垣で降りた後はどうなるか??

定時なら、大垣始発の4両編成の普通(快速)姫路行きに乗り換える事になる。この列車は大垣始発なので、ムーンライトながらが到着するまでは、殆ど乗客は居ない。

ところが、この時間帯、大垣~米原を繋ぐ列車は、ほとんど豊橋や浜松始発の快速列車だったはず。つまり、大垣以東から多くの乗客を乗せた状態で、大垣に到着する。

そこに、ムーンライトながらからの乗り換え客が殺到する事になるから、例え、6両編成の列車であっても、それこそ、大垣~米原間の混雑は、想像を絶する事になる可能性が高い。


これは絶対避けたい。

と、すると、大垣より一駅前、岐阜で降りると、なんとか混雑をかわせる可能性がある。岐阜で降りて、そこで米原行き快速に乗車すれば、多分、座席は確保できるだろうし、あるいは、名鉄で岐阜羽島まで行って、そこから新幹線で米原まで行っても良い。

列車は、間もなく尾張一宮を通過。

慌てて荷物をまとめて、岐阜で降りる準備をする。

8時丁度に岐阜到着。

ホームに降り立って、ムーンライトながらを見送った。名古屋で降りた乗客も居たのだろうが、まだ、かなり多くの乗客を載せたまま終点大垣に向かって行った。

どうせ、天候でダイヤが乱れている時のJR東海の在来線、ダイヤなんてあって無いようなものである。後は、勘と運で行動するしかない。

ホームの案内表示を見ると、次の快速は新快速大垣行きと表示されている。あぁ、アテが外れてしまった。

後から思えば、浜松停車時に、始発の米原行き特別快速に乗り換えた方が良かったか。眠れなくて悶々としていたのだから。

しかし、落ち着いて考えると、8時10分発のしらさぎ1号が運行されている。そうか、しらさぎで米原までワープすれば良いではないか。そう思い立って、改札を一旦抜けて、券売機に向かった。

ところが、JR東海では、みどりの券売機は無い。つまり指定券は緑の窓口でしか買えない様である。

それで、みどりの窓口の方へ目を向けると、そこには10人~15人程度の行列が出来ていた。そしてその上にある、電光掲示板には、しらさぎ1号×、しらさぎ3号×、...と表示されいる。

そればかりか、東海道新幹線のひかり×はともかくとして、こだまですら×となっている。本日は、お盆休みの初日であることを改めて実感する。

仕方が無い、再び券売機に戻って、岐阜~米原の自由席特急券を購入し、再びホームへ昇る。後は運任せである。自由席でも着席の可能性は無くはない。

しかし、こればかりは、本当に運次第である。ホームの自由席表示に並ぶ列が短い事が救いであった。

やがて、定刻6分遅れで、しらさぎ1号富山行きが入線する。そして、乗車。

流石に乗車率は高かったが、それでも、通路側にポツポツと空席があって、なんとか着席することができた。助かった。

しらさぎは、大垣到着。

カーテンが閉じられていたので、ホームの様子は伺えなかったが、ここからも10名ほどの乗客が乗り込んできた。しかし、大垣からだと、着席は難しかった様である。

大垣からは、いつもの垂井線ではなく、東海道線下り線を通って米原へ。昼間の時間帯、この路線を通るのは初めてだったりするが、座席から車窓を十分眺めることが出来ないのが少し残念である。

久しぶりの683系電車は十分快適、これなら別途運賃+特急料金¥1,550の値打ちはあった。

程なく米原到着。米原では、驚くべき多くの乗客がしらさぎ自由席を狙っていた。恐らく、昨今の夜行バス不人気の影響も若干あると見た。

米原駅跨線橋を渡り、京都方面2番3番ホームへ向かう。

ここでも驚くべき光景が。

2番線に、小生にも馴染みがある浜松始発の米原行き特別快速(5101F)が停まっている。

そしてホームには、それこそ、あふれんばかりの乗客が次の新快速の到着を待っている様子であった。

思うに、特別快速の米原到着は8時44分。定刻なら、8時49分発の新快速姫路行き(3221M)に乗り換えが出来たはずだが、きっと、特別快速の米原到着が遅れたため、新快速は接続を取らずに見捨てて出発したのだろう。

それにしても、凄い人数である。やはり、大垣~米原間の混雑ぶりは想像に難しくない。

結果論とは言え、岐阜で降りてしらさぎに乗り換えて、我ながら大正解だった。

次の新快速は、9時19分発の姫路行き(3225M)である。何となく、着席が危ぶまれる気がしたので、小生は、一番後ろの車両に並ぶことにした。

そして、定刻に列車は入線。

余裕で窓側座席を確保できた。後は、(できれば)もう一眠りして、大阪へ向かうだけである。

先程の新快速特別快速と接続をとらなかったので、てっきり、この新快速も定刻に出発するかと思っていたが、なんと、遅れている豊橋始発の特別快速米原行き(5103F)との接続を取って出発するらしい。

なぁんだ、そんな事なら、岐阜でしらさぎに乗らずとも、一本後の米原行き特別快速に乗っても良かったのかもしれない。但し、その場合、新快速姫路行きで着席出来なかった可能性もあるので、微妙な所ではある。

豊橋始発の特別快速との接続をとった結果、新快速姫路行きの米原出発は約5分遅れた。

それだけではなく、ムーンライトながらからの接続列車を含めて大垣方面からの2本の列車からの乗り換え客を詰め込んだものだから、例え12両の新快速といえども、米原出発時点でほぼ満員になったに違いない。

それをよそに、小生は、大阪までの1時間半を眠って移動するため、3度目の睡眠薬を服用する。が、既に残り少なくなっており、効果の発現まで時間が掛かる。

米原出発が遅れた事に加えて、混雑により乗降に時間が掛かったため、野洲、草津辺りでは、遅れは7分まで拡大した。新快速は15分周期であるから、7分の遅れは大きい。

車掌は駅に到着する度に、車両中程にお詰め合わせ下さいと連呼していた様であった。この新快速は余程混雑していたのであろう。

睡眠不足も手伝って、石山あたりから漸く意識を失い、気づくと、高槻であった。

間もなく、大阪到着。

東京を前日23時10分に出発してから、12時間近く掛かってしまった。

それにしても、安い旅にはリスクは付き物。そして、ムーンライトながら&青春18きっぷの旅は、自己責任で。

トラブルを旅の愉しみに変えてしまうくらいの懐の深さが無いと、とても使いこなす事はできないと感じた、お盆休みの帰郷の旅であった。

普通の方には夜行バスでの移動をお勧めします。
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