往路:8月29日(金) 八O子 →横浜 :横浜線普通 横浜 →成田空港 :快速エアポート(G) 成田空港 →伊丹空港 :ANA2179便(P) 伊丹空港 →JR伊丹駅:伊丹市バス 伊丹 →京橋 :東西線快速木津行き 京橋 →天王寺 :大阪環状線 天王寺 → :快速日根野行き 運賃:青春18きっぷ1回分+¥440+¥15,000+¥200
【前編から】17時20分にはラウンジを出て、エスカレータを登って国内線ゲートへと向かう。
ここから搭乗口までは結構遠そうな感じがしたので、少し早い目に動くことにした。
動く歩道の向こう側に、保安検査場がある。
予想外だったのは、国内線でもスターアライアンスゴールドメンバーの優先レーンがあった事。
これはラッキーだった。
それからもう一つ。
羽田空港でも関西空港でも、どこでもパソコンとペットボトルは鞄から出すように言われるが、ここ、成田空港ではペットボトルの検査は無し。
実際、鞄の中にお茶の入ったペットボトルがあったので、申告したのだが、”国内線では液体物は検査しません。”と、言われて肩すかしを食らう。
保安検査場を通過して、階段を下りていくと、漸く出発ロビーに到着した。
出発ロビーは、羽田のバスラウンジのような所で、横方向にベンチが広がっている。
ラウンジからここまで遠そうだったので、早めに動いたが、こんな事ならもう10~20分程度、ラウンジでゆっくりしていた方が良かった。
どの便とも、少し準備が遅れているようで、17時50分過ぎたあたりで、漸く優先搭乗開始。
小生他30名程度が改札を通過する。
ここから、搭乗口までさらに距離がある。
エスカレータを昇って、真っ直ぐ歩いて左に折れて、機内へと入る。
所定の席、と言うよりは、これは区画と言った方が表現が的確だろう。に着く。
流石、国際線ファーストクラス。これだけのスペースがあれば、さぞかし快適な事だろうと思う。
周囲は目の高さのパーテーションで覆われており、プライバシーは確保されているかのような錯覚に陥るが、通路を通過する他の乗客の晒し者になっているのは明らかである。
席に着くや、早速、CAさんがやってきて、ご挨拶を受ける。そして、取り敢えず、日経新聞を貰って、横を通過する搭乗客の視線を遮る。
当機は約5分遅れて出発。成田空港混雑のため、滑走路へ向かう途中で、さらに10分待たされる。
しかし、これだけ快適なら、1時間くらい遅れたって全然平気である。
離陸後、気流の影響で、ベルトサインがなかなか消えなかったが、その間、シートのスイッチを色々と操作して遊んでみた。フルフラットにすると、気持ちが良くて、寝入ってしまいそうになったので、直ぐに座席を起こす。
間もなく、ベルトサインが消えて、CAさんがプレミアムデリを運んできた。
プレミアムデリは初体験であるが、思っていたよりも箱が小さい。
JALの国内線ファーストクラスでもそうだが、とうてい、一食分とは言えない分量である。もう少し、ラウンジで食べておくべきだったか?
しかし、分量はともかくとして味はたいへん良い。食材はそれなりの物を使っているような気がする。
食べ終わると、直ぐに、着陸態勢に入り、CAさんが箱の回収に廻ってくる。このあたりの忙しなさは、JAL国内線ファーストクラスも同様である。
せっかく、リクライニングしていたシートを元に戻す。でも、シートポジションを前方にしておけば、暫くの間は足置き使って足を伸ばせる。
程なく当機は伊丹空港に着陸し、一時間のANA国際線ファーストクラスの旅は終わりを告げる。
到着は19時15分。
降りてしまうと本当に呆気ない。これも、JALの国内線ファーストクラスと同じである。
例によって、ラウンジオーサカで珈琲を飲みながらニコチンを補給する。
ラウンジオーサカは喫煙室の工事が完了したようだが、PCコーナーのLANケーブルの調子が悪く、ネットワークの接続速度が極端に遅いため、煙草を終えると喫煙席の方に移動する。
ここ、伊丹からは天王寺行きのバスに乗っても良かったのだが、少しでも青春18きっぷを有効に活用するべく、市営バスでJR伊丹駅へと向かうことにした。
以前と違って、市バスでもICOCAが使えるようになっていたのは、大変結構な事である。
雨の金曜日の夕方ではあったが、道路は比較的空いており、約25分でJR伊丹駅に到着。
ここで、再び青春18きっぷを取り出して、改札を抜けて、東西線直通の快速に乗車。環状線への乗り換えの便宜を考えて、京橋で降りる。
後は、判を付いた様に、天王寺から阪和線快速に乗って、20時前に帰宅。
元々、青春18きっぷ有効活用という前提があったので、成田空港まで遠回りをして帰郷した訳であるが、ANAラウンジと言い、国際線ファーストクラスと言い、非常に良い経験が出来たと感じた次第。
何時の日にか、本当の国際線ファーストクラスで、どこか遠い空に飛んで行きたいものである。