東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

ANA国際線ファーストクラスで大阪へ【後編】

2008-08-29 18:00:00 | ANA
国際線ファーストクラス
往路:8月29日(金)
八O子  →横浜   :横浜線普通
横浜   →成田空港 :快速エアポート(G)
成田空港 →伊丹空港 :ANA2179便(P)
伊丹空港 →JR伊丹駅:伊丹市バス
伊丹   →京橋   :東西線快速木津行き
京橋   →天王寺  :大阪環状線
天王寺  →     :快速日根野行き
運賃:青春18きっぷ1回分+¥440+¥15,000+¥200

国内線出発ロビーへ移動【前編から】17時20分にはラウンジを出て、エスカレータを登って国内線ゲートへと向かう。

ここから搭乗口までは結構遠そうな感じがしたので、少し早い目に動くことにした。

動く歩道の向こう側に、保安検査場がある。

保安検査場へ向かう予想外だったのは、国内線でもスターアライアンスゴールドメンバーの優先レーンがあった事。

これはラッキーだった。

それからもう一つ。

上級会員用の優先レーン羽田空港でも関西空港でも、どこでもパソコンとペットボトルは鞄から出すように言われるが、ここ、成田空港ではペットボトルの検査は無し。

実際、鞄の中にお茶の入ったペットボトルがあったので、申告したのだが、”国内線では液体物は検査しません。”と、言われて肩すかしを食らう。

保安検査場を通過して、階段を下りていくと、漸く出発ロビーに到着した。


出発ロビー出発ロビーは、羽田のバスラウンジのような所で、横方向にベンチが広がっている。

ラウンジからここまで遠そうだったので、早めに動いたが、こんな事ならもう10~20分程度、ラウンジでゆっくりしていた方が良かった。

間もなく搭乗開始どの便とも、少し準備が遅れているようで、17時50分過ぎたあたりで、漸く優先搭乗開始。

小生他30名程度が改札を通過する。

ここから、搭乗口までさらに距離がある。

エスカレータを昇って、真っ直ぐ歩いて左に折れて、機内へと入る。
ANA2179便伊丹行き

所定の席、と言うよりは、これは区画と言った方が表現が的確だろう。に着く。

流石、国際線ファーストクラス。これだけのスペースがあれば、さぞかし快適な事だろうと思う。

周囲は目の高さのパーテーションで覆われており、プライバシーは確保されているかのような錯覚に陥るが、通路を通過する他の乗客の晒し者になっているのは明らかである。
国際線ファーストクラス
国際線ファーストクラス

席に着くや、早速、CAさんがやってきて、ご挨拶を受ける。そして、取り敢えず、日経新聞を貰って、横を通過する搭乗客の視線を遮る。
国際線ファーストクラス

当機は約5分遅れて出発。成田空港混雑のため、滑走路へ向かう途中で、さらに10分待たされる。

しかし、これだけ快適なら、1時間くらい遅れたって全然平気である。

離陸後、気流の影響で、ベルトサインがなかなか消えなかったが、その間、シートのスイッチを色々と操作して遊んでみた。フルフラットにすると、気持ちが良くて、寝入ってしまいそうになったので、直ぐに座席を起こす。

間もなく、ベルトサインが消えて、CAさんがプレミアムデリを運んできた。
プレミアムデリ

プレミアムデリは初体験であるが、思っていたよりも箱が小さい

JALの国内線ファーストクラスでもそうだが、とうてい、一食分とは言えない分量である。もう少し、ラウンジで食べておくべきだったか?

しかし、分量はともかくとして味はたいへん良い。食材はそれなりの物を使っているような気がする。

足置き食べ終わると、直ぐに、着陸態勢に入り、CAさんが箱の回収に廻ってくる。このあたりの忙しなさは、JAL国内線ファーストクラスも同様である

せっかく、リクライニングしていたシートを元に戻す。でも、シートポジションを前方にしておけば、暫くの間は足置き使って足を伸ばせる。

程なく当機は伊丹空港に着陸し、一時間のANA国際線ファーストクラスの旅は終わりを告げる。

到着は19時15分。

降りてしまうと本当に呆気ない。これも、JALの国内線ファーストクラスと同じである。

例によって、ラウンジオーサカで珈琲を飲みながらニコチンを補給する。

ラウンジオーサカは喫煙室の工事が完了したようだが、PCコーナーのLANケーブルの調子が悪く、ネットワークの接続速度が極端に遅いため、煙草を終えると喫煙席の方に移動する。

伊丹空港から市バスに乗車ここ、伊丹からは天王寺行きのバスに乗っても良かったのだが、少しでも青春18きっぷを有効に活用するべく、市営バスでJR伊丹駅へと向かうことにした。

以前と違って、市バスでもICOCAが使えるようになっていたのは、大変結構な事である。

雨の金曜日の夕方ではあったが、道路は比較的空いており、約25分でJR伊丹駅に到着。

ここで、再び青春18きっぷを取り出して、改札を抜けて、東西線直通の快速に乗車。環状線への乗り換えの便宜を考えて、京橋で降りる。

快速日根野行き後は、判を付いた様に、天王寺から阪和線快速に乗って、20時前に帰宅。

元々、青春18きっぷ有効活用という前提があったので、成田空港まで遠回りをして帰郷した訳であるが、ANAラウンジと言い、国際線ファーストクラスと言い、非常に良い経験が出来たと感じた次第。

何時の日にか、本当の国際線ファーストクラスで、どこか遠い空に飛んで行きたいものである。

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ANA国際線ファーストクラスで大阪へ【前編】

2008-08-29 14:00:00 | ANA
ANA成田空港国内線ラウンジ
往路:8月29日(金)
八O子  →横浜   :横浜線普通
横浜   →成田空港 :快速エアポート(G)
成田空港 →伊丹空港 :ANA2179便(P)
伊丹空港 →JR伊丹駅:伊丹市バス
伊丹   →京橋   :東西線快速木津行き
京橋   →天王寺  :大阪環状線
天王寺  →     :快速日根野行き
運賃:青春18きっぷ1回分+¥440+¥15,000+¥200

昨夜からの集中豪雨で、中央線は八O子以遠が不通になっている。

予定では、今宵の定期ムーンライトながらで帰郷することにしていたが、今夜も神奈川県から静岡県にかけて豪雨が予測されており、東海道線が止まればムーンライトながらも運休あるいは大幅遅延の可能性がある。

家族との約束もあり、どうしても土曜日は早めに帰る必要があったので、金曜日の午後は休暇をとり、大阪へ移動することにした。

といっても、青春18きっぷを使って、普通列車で移動する気力は持ち合わせて居ない。一方で、青春18きっぷを有効に使いたいという思いもある。

それで、本末転倒のような気もするが、成田空港から伊丹へ飛ぶことにした。こんな機会でも無い限り、成田空港から飛ぶことは無いだろう。

実は、9月某日の移動に備えてANAビジネスきっぷの決済を済ませている。東京-大阪のANAビジネスきっぷは、(成田、羽田)と(伊丹、関空、神戸)の発着が自由に選択できる。

本日のANA2179便の予約状況を見ると、前方のFクラス席(国内線ではPクラス)Cクラス席(国内線ではYクラス)に空きがある。

とりあえず、9月某日の予約を本日のANA2179便に変更し、取り敢えず前方Cクラス席を指定しておき、あわよくば空港のカウンターでFクラス席(Pクラス)に変更する事に決めた。

昨夜の豪雨の影響で、JRだけでなく、京王線も一部不通になっているため、路線バス(京王バス)は無料で運行している。なかなか気の利いたサービスである。

まず、今夜のムーンライトながらの指定券をなんとかするために、JR八O子駅のみどりの窓口に並ぶ。中央線トラブルによる払戻等で、フル稼働状態ではあるが、待ち行列は長い。

漸く小生の番になって、今夜のムーンライトながらの指定券を東京から成田空港までの自由席グリーン券に乗車変更を依頼する。

乗車変更のルールによると、自由席グリーン券から指定券への変更はできるのだが、その逆はできないらしい。というのは薄々知っていたが、ダメ元で言ってみた所、何の問題もなく変更完了。金額の不足分をカードで決済する。
グリーン券

みどりの窓口氏が不慣れなためか、あるいは、中央線不通のため特例サービスしてくれたのかは不明だが、少なくともマルス側での変更操作は可能である事は分かった。
東京方面は3~4番線から発車

中央線は、高尾~八O子間が不通で、2番ホームを閉鎖して3、4番ホームを使って八O子で折り返し運転をしている。通常の6割程度しか運転されていないらしい。

小生が、3番ホームに降り立った頃、高尾~八O子間が復旧したとの報があった。そして、次の東京行きは高尾発の列車となり、2番線から発車すると案内があった。

再び、階段を上って、普段のように2番線ホームに並ぶ。

相変わらず、トラブル時の情報伝達は酷い。改善するつもりは全く無いらしい。

高尾行き始発列車だが、再びトラブルで八O子で足止めところが、10分待っても、20分待っても東京行きの中央線列車はやって来ない。なんでも、高尾付近の踏切で緊急停止ボタンが押されたため、安全確認に時間を要するとの事。ホームには人があふれてきている。

こんな事なら、急いで復旧するのでは無く、確実な八O子での折り返し運転をしてくれた方がどれだけ良かったか。


小生は、東京で14時16分発の快速エアポートに乗り継ぐ予定であったが、この様子だとまず無理だろう。下手をすると、次の15時16分発も難しいかも知れない。万一そうなると、ANA2179便に乗れなくなってしまう。

考えた末、中央線では無く、横浜線経由で行くことにして、再び階段を上り横浜線ホームに移動する。

昼下がりの横浜線は空いており、充分着席可能。さらに都合の良いことに乗った電車は桜木町行きなので、横浜まで直通である。横浜で約15分の待ち合わせで東京発15時16分の快速エアポートに乗車できる事も判った。

中央線の運行状況がここまで酷いと分かっていたら、最初からそうしていたのに。
横浜にて

横浜線車内では、パソコン作業に専念する。

予定通り横浜で降りて、横須賀線ホームに移動。

成田エクスプレス成田エクスプレスを見送って暫くすると、快速エアポートが入ってきた。

何のためらいもなく、グリーン車に乗ろうとして、ハッとした。元々、東京から乗るつもりだったので、自由席グリーン券は東京-成田空港となっていることを思い出した。

快速エアポートグリーン料金は同じだし、中央線がトラブッている事情を話せば大丈夫とは思ったが、グリーンアテンダントのお姉さまにどこまで通用するか不安があり、交渉するのも面倒だったので、横浜~東京間はグリーン車の隣の普通車に座ることにした。

快速エアポート、横浜ではガラガラだったが、次の新川崎では混んできた。

新橋を過ぎたあたりでグリーン車に乗り移る。グリーン車の乗車率は約30%程度か? 乗客はビジネスマン風の人々が多い。まさか、皆が皆、成田空港まで行く訳では無いと思うが。

東京出発後、グリーンアテンダントのお姉さまがやってきて、検札を済ませる。後は、グリーン車が混まないことを祈るのみである。

ところで、グリーンアテンダントのお姉さまは流暢な英語で外国人からグリーン料金を徴収していた。快速エアポートのグリーンアテンダントは英語が出来ないと勤まらない。と改めて感じ入った次第である。

グリーン車自由席、隣は空席なので、伸び伸びと移動できる。

千葉を過ぎたあたりで、午睡を開始。気が付いたのは成田到着直前であった。
グリーン車貸し切り

人の気配を感じなくなったので、周りをみると、グリーン車一階に居るのは小生だけ。貸し切り状態である。

前の座席を回転させて、ボックスを作り足を伸ばす。自由席グリーン券を購入しておいて良かったと思える瞬間であった。

定刻16時44分に終点成田空港に到着。八O子から3時間、横浜から2時間の青春18きっぷを使った地上の旅が終わった。

青春18きっぷを提示してJRの改札を、運転免許証を提示して検査場を通過、ANA国内線カウンターへ急ぎ、プレミアムクラスへのアップグレードを依頼する。

結果は...

辛うじてアップグレード可能。最後の一席だったらしい。今回はアップグレードポイントを利用。これで、目論見通り国際線ファーストクラスの旅を堪能することができる。

成田国内線ANAラウンジ手続きを済ませてから、ANAラウンジに入場。ここは、国際線到着ラウンジを兼ねており、軽食が充実しているとの事である。

午後の到着ラッシュ、国内線の乗り継ぎ時間帯ということもあって、ラウンジは凄く混雑しており、席を探すのに一苦労であった。

一応、ネットで予習はしておいたが、初めての場所なので戸惑いは隠せない。

とりあえず、ビジネスコーナーの一角に席を確保し、食べ物を漁るため、トレイを手に取り、先ずは状況を観察する。
軽食が充実

うーん、噂には聞いていたが、軽食の充実ぶりは素晴らしい。
  • パンが3種類。クロワッサン、メロンパン(極少)、バターロール(沢山)。ジャムもある。
  • おやつは、アマンディーヌとチョコレート、おかき、それにいつものおつまみもあり。
  • 冷蔵庫にはチーズもある。
羽田1タミのダイヤモンド・プレミアラウンジは、完全に負けている。

それに、何と言っても大半は国際線で到着した乗客達だから、到着前の機内食で腹が満ちているので、ガツガツと食料を漁る者が少ないのが良い。

朝のDPラウンジなんて、パンは奪い合いに近い時もあるのだが。

機内ではプレミアムデリが配膳されるので、程々に食料をトレイに取って、席に着く。
搭乗前の軽食

いただきます。

バターロールは、パサパサで見かけほど美味しくは無い。

アマンディーヌは、しっとりとしており、非常に美味しい。まぁ、国内線ラウンジで提供される軽食としては充分だろう。

欲を言うなら、これらに加えて「とびっきりおうどん」でもあれば言うことなしである。【後編に続く】

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