東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

久しぶりにムーンライトながらで上京(第二話)

2008-08-02 20:52:00 | ムーンライトながら
ムーンライトながら@大垣
復路:8月2日(土)
    →大阪  :大阪環状線
大阪  →尼崎  :普通新三田行き
尼崎  →米原  :新快速長浜行き
米原  →大垣  :新快速豊橋行き
大垣  →品川  :ムーンライトながら
品川  →横浜  :普通小田原行き
横浜  →成田空港:快速エアポート
成田空港→東京  :快速エアポート
東京  →    :中央線快速
運賃:青春18きっぷ2回分+¥510+¥750

【第一話より】
新快速長浜行きは12両も繋いでいるくせに、かなり混んでおり、当然座れない。

尼崎→大阪のみ立ち席になる先頭か最後尾なら、空席があったかもしれないが、米原バトルで不利になる。

まぁ、一駅の辛抱である。乗客の仕草を具に観察していると、大阪で下車するかどうかは判別できるので、予め幾つかの狙いをつけておく。

大阪到着。

半数以上の乗客がここで降りて、予定通り座席を確保する。しかし、降りた乗客よりも多くの乗客が乗り込んできて、酷い混雑で出発。

新快速長浜行きは、ほぼ定時運行で、夜の東海道を東へと進む。
新大阪京都
草津近江八幡

近江八幡を過ぎても乗車率は100%以上で、能登川を越えたあたりで、漸く空席が目に付くようになる。久しぶりに、新快速で遠出したが、混雑ぶりに辟易となる。

彦根を過ぎて暫くすると、荷物を片づけて、扉の前に立つ。

米原駅では、なぜか扉は自動開閉では無いので、タイミングを見計らって扉開閉ボタンを押して、ホームへ飛び出す。

ホームに降りたって躊躇する。駅の様子が変わっている。跨線橋も新しくなっている? 何やら工事中の様で勝手が違う。

しかし、急がないと...重い荷物を担いで階段を駆け上がり、走り、そして8番ホームを目指すが、小生の知っている米原駅と違う。

戸惑いを隠せない。

なんとか、階段を駆け下りて、8番ホームに降り立って暫くすると、丁度、オレンジ色の帯を巻いた列車がやってきた。

大垣方面の列車はなぜか空いていたいつもより早くないか??と思いつつ、扉が開いて乗車。予定通り席にありついてほっとする。

野洲行きの新快速に乗り遅れたが、これで、帳尻は合った形になる。

でも、妙に空いている。いつもなら、扉が開くと直ぐに席が埋まるはずだが。と思っているとアナウンスがあった。

”この列車は、遅れております、定刻21時54分発新快速豊橋行きです....”自宅を発つ前には、JR西日本の列車運行状況を調べるのが常であるが、流石にJR東海のダイヤまでは気にかけてはいなかった。この分だと、ムーンライトながらの大垣出発も遅れる可能性が高い。

はるかが向かいホームに到着当該豊橋行き新快速は、22時31分発の大垣行きの普通列車の代わりに、はるか54号(22時26分着)と接続を取って29分に出発。35分の遅れである。

約30分後、大垣に到着。

丁度、祭りと重なっているようで、ホーム内はごったかえしている。そして、異様に蒸し暑い。ダイヤの乱れを考慮して、10分出発を遅らせた臨時ムーンライトながらを見送って、一度、改札外へ出る。
新快速豊橋行き遅れの表示は無い。完璧な案内板
ムーンライトながら92号はとっくに出発しているはずだが

ニコチン補給とトイレを済ませて、再びホームに戻るが、定期ムーンライトながらも出発が5分遅れるとの事。
改札
車が多いが、開いている店は皆無

ムーンライトながら@大垣

23時20分頃に、ムーンライトながらが漸く入線。所定の席に着いて出発を待つ。

23時25分大垣を出発。終点東京に向けて長い旅が始まる。

再び、今宵の宿はムーンライトながら東京行きである。

大垣では空席多いこれだけ何度もこの列車に乗っているが、到着駅と時刻の案内の時に、373系のメロディチャイムを初めて聞いた。東京口ではまず流さない。

1号車なので、本来検札は早いはずだが、尾張一宮を過ぎて漸く車掌がやってきた。どういう分担かは不明であるが、このペースだと、豊橋到着までに検札は終了しないかも知れない。

今宵は指定席満席のアナウンスが無かったから、恐らく、若干の空席もあったのだろう。幸い、名古屋、豊橋を過ぎても小生の隣は空席だったので、2席使って眠ることにする。

耳栓とアイマスク、空気枕をセットし、鞄を足置きに使う....が、ここ1年以上もこの列車に乗っていないので、体が最適ポジションを忘れてしまっている。

結局眠れたのは静岡を過ぎたあたりだろうか?


強力な耳栓のお陰で、車内放送が再開される横浜でも目覚めることなく、下車予定の品川到着直前に、携帯のバイブで目が覚めた。

慌てて、荷物を収納して、列車から降りる。
定刻に品川到着

いつもながら、降りてしまうと呆気ないのが夜行列車の旅。

時刻は5時前。ここで、品川始発の小田原行きに乗り換えて、横浜まで逆行する。
【続く】

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久しぶりにムーンライトながらで上京(第一話)

2008-08-02 20:29:00 | ムーンライトながら
新快速長浜行き:ムーンライトながらの乗り継ぎ列車
復路:8月2日(土)
    →大阪  :大阪環状線
大阪  →尼崎  :普通新三田行き
尼崎  →米原  :新快速長浜行き
米原  →大垣  :新快速豊橋行き
大垣  →品川  :ムーンライトながら
品川  →横浜  :普通小田原行き
横浜  →成田空港:快速エアポート
成田空港→東京  :快速エアポート
東京  →    :中央線快速
運賃:青春18きっぷ2回分+¥510+¥750

訳あって、土曜日の夜に東京に移動開始。

日曜日夕方に東京に戻れば良いので、青春18きっぷを2日分使ってムーンライトながらで上京することにした。

ここの所、飛行機ばかりで列車の旅とは随分ご無沙汰している。別に列車の旅が嫌になった訳では無いのだが、寄る年波には勝てず、夜行列車で以前ほど熟睡出来なくなってしまったのが主な理由である。

でも、翌日に余裕があるなら、夜行列車で揺られる旅も悪くは無い。

今宵の宿はムーンライトながら東京行きである。

上りムーンライトながらは、大垣発23時19分。定石に従うと、大阪発21時丁度の新快速長浜行きに乗車し、米原で、22時31分発の大垣行きに乗り継げば23時02分に大垣に到着するので、最も効率が良い。

しかし、鬼門が2つあって、1つは新快速の混雑。下手をすると大阪から1時間以上も座席にありつけない可能性もある。2つ目は米原駅で繰り広げられる、大垣行き列車の座席争奪戦。別に30分位は立っていても良いのだが、みんながみんな、8番線ホームに向かって走り出すので、ついつい負けじと重たい荷物を持ってダッシュしてしまう。

経験上、これらを避けるベストの方法は、....

大阪発20時45分発の野洲行きの新快速に乗車し、野洲でホーム向かい側で連絡している米原行き普通列車に乗り換える事である。

野洲止まりの新快速は、長浜まで行く新快速に比べてまだ空いている。仮に大阪で座れなくても、30分先の京都では、ほぼ確実に席にありつけるだろう。

また、野洲で乗り換える米原行きは、22時18分に米原に到着するので、先述の長浜行き新快速に比べて5分早く米原に到着する。従って、余裕で大垣行き列車乗車列の先頭に立つ事ができる。

また、もし、全行程を確実に着席したければ、尼崎まで逆行して野洲行きの新快速を捕まえれば良い。

このあたりの事情は、3年前に述べた。現行ダイヤでもほとんど同じはず。


ところが、小生としたことが、ここで大失敗をしでかす。

予定通り、大阪駅に20時24分に到着したので、神戸線5番6番ホームに急ぐ。

20時29分発の新三田行きの各停が停まっていたので、迷わずそちらに乗車して尼崎へ逆行。もちろん、30分発の新快速の方が尼崎に先に到着することは充分承知していたが、各停でも尼崎でに乗り換えは充分余裕があると、信じ切っていた。

塚本停車中に、新快速に抜かれ、大阪出発から7分後の20時36分に尼崎到着。

目的とする野洲行きの新快速は、大阪発20時45分だから、尼崎発は45-1-5=39分発と、頭の中で計算して、各停を降りた後も鷹揚に構えていた。
尼崎での東海道線・福知山線各停同士の連絡風景


跨線橋を渡り、上りホームへと向かおうとすると、沢山の乗客達が階段を上ってくる。
???
と思って、階段を下りていくと、目的とするべき野洲行き新快速が発車するのが見えた。

そっそんな馬鹿な!! と思って時計をみるも、時計は正しい時刻を示している。暫く呆然と立ち竦んでいたが、よくよく考えて見ると謎が解けた。


2年前の春のゆとりダイヤへの改正で、上りの尼崎→大阪の所要時間は6分になった。大阪での停車時間は2分になった。

即ち、先程の計算は、尼崎発は45-2-6=37分発が正解で、大阪から各停で尼崎へ逆行するなら、尼崎で降りて、ダッシュしてギリギリ間に合うか間に合わないか。従って、大阪から尼崎へ逆行する時には、新快速を使わないと無理だと言うことが理解できた。
時刻表
クチコミblogランキング【TREview(トレビュー)】

ゆとりダイヤへの改正の影響で、尼崎逆行乗車のゆとりが無くなっていた。事に初めて気が付いた。

初心を忘れ、旅程を検討する時には必ず時刻表で確認することを怠ったのが敗因だった。

仕方がないが、今となっては、上りムーンライトながらの標準乗り継ぎコースで行くしかない。今出来る事は、大垣行きの座席争奪戦に備えて、先頭から4両目に並ぶ事くらいである。

気を取り直して尼崎20時52分発の新快速長浜行きを待つ。

【続く】

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