梅雨の晴れ間、それ行け、今だとばかりに山登り(ハイキング?)に出かけました。
行き先は百名山のひとつ、あの中里介山の「大菩薩峠」で有名な大菩薩嶺(2057m)です。
「大菩薩峠」は日本全国で恐らく一番名のしれた「峠」と言っていいかもしれません。
朝6時我が家を出発、目的地の上日川峠ロッジ長兵衛の駐車場に8時20分到着しました。
途中細いくねくね道を上がっていきますが、平日のためか全く車に合わず、きっと駐車場はガラガラと思いきや、ビックリ!
すでに数十台の車が駐車してありました。どこから湧いてきたのでしょう?
お天気も良し!私と山の相棒夫も早速準備し、8時40分スタート!
<白線を時計周りに歩きます>
福ちゃん荘までは舗装された林道を歩きます。約30分。はや息切れのする私。
大菩薩峠と言えば、私たちの世代の中には、もうひとつの事件を連想される方もいらっしゃるでしょう。
赤軍派のアジトのひとつでもあったのが、この福ちゃん荘です。この話は横に置いておいて・・・。
ここで道が右と左に分かれます。右は大菩薩峠介山荘まわりで大菩薩嶺へ。やや長い緩やかな上りです。
左は唐松尾根を経て一気に大菩薩嶺に向かうやや急登もある山道です。
私達は左の唐松尾根経由で大菩薩嶺を目指しました。
タケカンバやブナ、カラマツの樹林に囲まれた平坦な山道あり、また石や岩ゴロゴロのややきつい上りもあり。
さすがに2000m級の山、、爽やかなひんやりとし初夏の風がやや汗ばんだ身体に心地よく、梅雨とは思えぬ清清しさです。
上り始めて1時間50分、雷岩に到着。ここからさらに道標に従って10分登ると大菩薩嶺頂上です。
ここは山頂と言っても、深い針葉樹林に覆われ、展望はありません。5月末友達と登った浅間嶺に似ていますね。
再び雷岩まで戻り、岩のテッペンで雄大な景色を眺めながらお弁当タイム。至福のひと時です。
<雷岩からの眺め>
ザックは軽くなったけれど、身体は重くなった!さ~歩こう!12時雷岩をスタート、大菩薩峠を目指して稜線を歩きます。
ここから介山荘までがこの山のハイライト!
明るい開開放的な尾根道からは快晴の日には、八ヶ岳連峰、南アルプス、奥秩父連山など、素晴らしい展望が望めるようですが、残念ながらこの日は次第に雲が厚くくなり、靄もかかりよく見えませんでした。
<親不知の頭からの遠望 左下は上日川ダム>
東京近郊で南アルプス全山を視野に収めることができるのはこの稜線だけではないかと言われているそうです。
超一級と言われるその大展望が観れることを保証してくれるのなら、何度来てもいいと思えるほど、
観たかった景観ですが、残念。スタート時はあんなに青空だったのに~。
それでも稜線歩きは気持ちよく、それも下りですからルンルン気分で歩けます。
それにしてもお花が少ない!やっと見つけたお花がこのレンゲツツジと可愛い白い小花。
白い小花は「ツルシロガネソウ」というのだそうです。植物博士「山小屋さん」に教えて頂きました。
初めて聞いた花の名前です。稜線のあちらこちらに群生していました。
前半同様ところどころ露出した岩もありますが、それもたいしたことは無く、賽の河原、親不知の頭を経て、
いよいよ大菩薩峠の介山荘が見えてきます。
ここで大休止、ミルクキャンディーが美味しかった!
<山登りの相棒であり、師でもある夫>
ここからはもう簡単。ブナに覆われた歩き易い山道を沢音を聞きながら、上日川峠まで一気に下ります。
午後からはやや不安定なお天気で、怪しい雲に不安を感じることもありましたが、
頼りになる山男の夫がついていますから、大丈夫。無事下山しました。
なんていいながらこの無様な私です。こんな平坦な道でズル~!
<お尻が重たくて・・・ドッコイショ>
これでまたひとつ百名山を制覇したぞ~!
そして愛車で出かけたときの定番コ-ス、帰路は温泉です。あ~いい湯だな
私の山行き記録、長々とお付き合い下さり有難うございます。
百名山の一つ「大菩薩嶺」の制覇、おめでとうございます!
とても楽しく、私もご一緒したような感覚で拝見しました^^
頼もしいお山のお師匠さまがご一緒で、全て委ねられますね(^_^)v
昨日録画したものを観ました。
八ヶ岳と男体山でした。
両方共素晴らしい眺めで、山の醍醐味はこれだな~っと、如何な「花より団子」の私でもそう思いましたよ(^-^)
私はまだまだ、「始めの第一歩」ですから、花水木さんいろいろ紹介して下さいね。
植物の名前覚えられるかな~
いろいろ分かると楽しそう♪
降られないで下って来れたら、それで充分ですね。
小金沢山の手前まで行ったのを、想い出していました。
夫唱婦随のハイキング、ますます円周を広げて楽しんでくださいね♪
カナダ旅行、実りある旅報告をお待ちしています。
我々はコロラド・ロッキーの富士山より高い山へ登る旅でした。
1200mと900mの二山をクリアした時、これは登山だと実感。
もうあの体力は無いでしょう。
北の島は暑さを忘れるかな、お互いに楽しみましょうね。
コメントありがとうございます。
百名山には全くこだわっていないのですが、それでもやっぱり嬉しいですね。
この山が百名山だということは登るまで知りませんでした
私は山登りのスタート年齢が遅いので、もう高い山は無理。
低山でお花を愛でたり、景色を楽しんだり、達成感に酔いしれたり・・・・
そんな楽しみ方をしています。
マモエさんはまだまだお若いのですから、どんどん冒険してくださいね。
我が家も主人が山番組を片っ端から録画しています。
何しろ主人は山バカですから
とても私には無理な山が多いですが、TVを見て登った気分になっています。
主人いてこその山姥の私。そしてだんだんさんの山記事の影響も大きいんですよ。
いつもだんだん節でとても楽しそうに綴っていらっしゃいますもの。
今回の大岳山ハイキング拝見しました。
あの日も暑かったですね。これからは首都圏から日帰りできる山はちょっときついですね。
大菩薩嶺はその点スタート地点がすでに標高1500m、
比較的たやすく2000m以上の山頂にたてて、いい山です。
大岳山は2回登りました。昨年秋、息子家族と一緒に登ったときは鍋割り山、奥の院経由で私にとってはちょっと大変でした。
孫がいたから根を上げずに頑張れたかな。
その時しみじみ思いました、もう孫息子と一緒に山に行くのは無理かな~って。
現にその後は息子家族は私たちとは別行動、どんどん高い山に挑戦しています。
ちょっと寂しいやっら、嬉しいやら、複雑ですね。
人のブログを見ていて「なるほど」と思う事が時々ありますが、花水木さんの御夫婦二人きりのこんな生活も「幸せな第二の人生」のドラマの様な世界ですね。
ほとんどの人が思いつくんでしょうが、なぜか?なかなか簡単にはまねは出来ない。
いやだ~Syuさん、仰るとおりだわ。
でもね、だだを捏ねているわけではありませんよ。
お尻が重くてなかなか立ち上がれないのです
>「幸せな第二の人生」のドラマの様な世界ですね。
それはちょっとオーバーな!
一番は2人が健康であると言うことでしょうか。
2人出かけるイベントばかりを記事にしていますから、そう思われるのかもしれません。
アウトドアで活動しているときだけ仲良しかもしれませんよ。
普段は何処にでもいる普通の夫婦です。お互い時々無視したりしてね。(苦笑)
健康的、何よりいいのは
ご夫婦で同じ趣味をお持ちのこと、
定年後にはこうでないといけないと言う
素敵な見本です。お手本!
家は待ってくだめ、主人のお掃除の趣味を共有したら、
家だけが磨かれ、体はぼろぼろですよね。
bonji
今年は、あまり紫陽花見物していないので、
なんだか不満が残り、もう遅いかもしれないけど
週末近場に行くつもりです。
あこがれの大菩薩嶺・・・・・こんなところなのですね。
花水木さんのブログで楽しんでしまいました。
机竜之介もここを歩いたと思うと、感無量。
歩いたコースを全部紹介してくださって、有難うございます。
尾根道は見晴らしがよくて、いいなぁ♪
定年後いかに過ごすか、考え悩んだ時期もありました。
いつのまにか主人の趣味に引き込まれはまってしまいました。
一番喜んでいるには彼かもしれませんね。
こんな老後の自分の姿は想像だにしませんでしたよ。
人生何が起こるかわかりませんね(ちょっとオーバー?)
見本、お手本だなんて、あまり持ち上げないで下さいな
私の歩いたコース以外にも一泊二日の山小屋泊まりで行くロングコースもあるようです。
とりあえず百名山ですからです。
机龍之介はそのニヒルさで市川雷蔵がはまり役ですね。
映画館ではありませんがTVでみた記憶があります。
しかしあの美しい景観と机龍之介の残忍さはどうしても結びつきません。
銀河さんも是非歩いてみてください。とても人気のある山です。