かってこんな裁判があったとは知りませんでした。
今週の朝ドラ「虎に翼」の焦点となっている原爆裁判。広島県人としてとても関心があります。
今回の朝ドラ「虎に翼」は歴代の朝ドラの中でも十指に入る重みのある作品だと思います。
根底に流れるテーマは平等、多様性!
法曹の世界で仲間たちと困難な時代の道を開き、女性初の裁判官となっていくヒロイン。
史実に基づいた話だけに、その内容は深く心に沁みていき、考えさせられます。
そして今回の原爆裁判!
私の周囲には被爆者が多く、この裁判によって救済を得られた者が多く居るだけに、
その流れに大変興味があります。そこで少し調べてみました。
もしドラマが史実通りに描かれるとしたら、ネタバレのなる可能性がありますことをご容赦ください。
1955年4月、広島の被爆者3名が、国を相手に東京地裁に、損害賠償と、
アメリカの原爆投下を国際法違反とすることを求めて訴訟を起こしました。
しかし8年かかった裁判は1963年」12月に判決が言い渡され、原告の請求は棄却されます。
個人的損害賠償請求権は否決されましたが、国は自らの権限で開始した戦争で、
甚大な被害が出たことは認め、この裁判をきっかけに十分な救済策がとられることになったのだそうです。
私の両親も、義父母も、私の夫も実姉も、有難いことに医療面でこの救援策に助けられています。
未だにその救援策にはいろいろ問題があるようですが、被爆者も高齢化し、少なくなってきました。
何とか国は最後まで手をさしのべてほしいものです。
画像は今日(9/3)の放送から拝借しました。