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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

シロスジクチキヒメバチの産卵

2013年10月04日 | 昆虫

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シロスジクチキヒメバチ(ヒメバチ科)

早朝のこと、里山整備で出た残材の丸太に、長い産卵管を持ったヒメバチが飛んできて止まりました。

長い産卵管と腹部の白帯、触覚の中央が白い、シロスジクチキヒメバチでしょうか?


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横から見ると、朽ち木の中に産卵管を刺して、産卵している様子です。

ヒメバチ科の昆虫は、木の中にいる幼虫や蛹等に卵を産み、卵から孵ったヒメバチの幼虫は、宿主を餌に成長するという寄生バチです。


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その後、新たな産卵場所を求めて歩き出したシロスジクチキヒメバチ。

触覚(触覚中央の白さが目立ちます)をしきりに振り回し、朽木の上を移動し始めました。樹木に、隠れ潜んでいる冬越しの幼虫や蛹を探しているのでしょうか?

木の中にいる完全変態の昆虫を、目ざとく見つけ卵を産み付けるシロスジクチキヒメバチの神業には驚きです。