冬の訪れを前に、チョウたちの活動は一段と静かになってきました。
枯れ草と見まごうの中に、ウラギンヒョウモンが翅をいっぱいに広げて日光浴、近づいても飛び立とうとせずに最後の命を振り絞っているようでした。そっと指を差し出すと手に乗ってきましたので、活発に動き回る時期には見られないウラギンヒョウモンを、角度を変えて撮影して見ました。
裏翅は、銀白色の斑の模様があり、眩しいほど光っていました。
ウラギンヒョウモンは、幼虫で越冬するために、成虫は冬越し出来ません。厳しい寒さを前に、残された命を振り絞って精一杯生きているチョウの姿に、秋の深まりを感じました。