連日雨が降り続いており、農作業がはかどらない状況の中で、雨が止んだひと時を利用して、里地の情況を見て回りました。すると、草地の中に何やら茶色いものが顔を出していました。
近づいて見ると、キノコの群生でした。
3日ほど前に、一度この場所を通っていたのですが、その時は気づきませんでした。草にうもれて見えなかったようで、この雨で一気に生長して顔を出したようです。
よく見ると、傘が開ききっていて波打ち、ところどころ白いヒダが覗いています。
草をかき分けてみると、白くて長い柄をした思いのほかきれいなハタケシメジ(キシメジ科)でした。
開きすぎてはいましたが、傘も柄もしっかりしていて、カゴいっぱいのハタケシメジが収穫できました。
このところ台風の影響で雨続きの毎日、ハセに掛けた稲も雨に濡れて脱穀できずに、籾が芽を出してしまうのではと心配していたところですが、長雨がもたらしてくれた自然の恵みかもしれません。
早速、ホイル焼き、鍋物、味噌汁に入れていただきました。野生のキノコにしてはクセがなく、シャキシャキとした歯ざわりで、なかなかの味わいです。「匂い松茸 味しめじ」と言われる所以ここにありの感でした。