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イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

「数え歌」

2008-12-07 07:12:33 | Weblog

写真をクリックすると、池田綾子さんのHPが開きます。
そこで「数え歌」のクリップを視聴することができます。



池田綾子さんという歌手をご存知ですか?NHKの「みんなの歌」で10月11月の歌「数え歌」を歌っています(今月も放送されているそうです)。
まず、とてもきれいで澄んだ歌声に惹かれ、かわいらしいアニメーションに心が和み、そして最後にトルコ語でBIR(ビル)、IKI(イキ)、UC(ウチュ)、DORT(ドルトゥ)、BES(ベシ)、ALTI(アルトゥ)、YEDI(イェディ)...と数えられるのを聴いてジーンとしてしまいました。

トルコを旅して「MERHABA(メルハバ=こんにちは)」と声をかけるだけで目をきらきらさせて挨拶を返してくれるトルコの子供達に出会った方は多いのではないでしょうか。「いち、にー、さん、し、ご、ろく、なな、数えるだけで歌になる」という歌詞のとおり世界中の人が数さえ知っていれば同じ歌が歌える、それだけで心を通わせることができる、そんな池田綾子さんの想いが歌になっています。

日本語、英語、中国語、ドイツ語、トルコ語、スワヒリ語で1から7までの数を数えます。なんと言うことのない言葉なのですがじっくりと画面を見ながら歌声を聴いたら胸がいっぱいになりました。






12月8日から「クルバンバイラム(犠牲祭)」です。皆さんよいバイラムをお過ごし下さい。
   
KURBAN BAYRAMINIZ MUBAREK OLSUN!
   






☆現在のイズミル☆



AYYILDIZ(アイユルドゥズ=月星)

2008-12-02 09:31:59 | Weblog

右上方に木星も見えますよ。

12月1日月曜日、昨日の夕方西の空をご覧になりましたか?こんな光景が見られました。日が沈み部屋のカーテンを閉めながらふとベランダから外を眺めるとひときわ明るく輝く月と星、ああトルコ国旗みたいだなあと思って眺めていました。そこへ仕事を終えて家へ向かっている夫から電話。なんだか興奮しています。「今すぐにベランダに出てあなたのカメラじゃよく写らないだろうから私のカメラで月の写真を撮っておいて!」と言ってすぐに切れました。AYYILDIZと言えばトルコの国旗、トルコ人にはやはり特別な思い入れがあるようです。慣れないカメラで真剣に写した写真がこちらです。

三日月のことをトルコ語でHILAL(ヒラル)と言います。この言葉も好きな言葉。HILALと宵の明星・金星(VENUS=ヴェニュス)、そして右肩に見えるのが木星(JUPITER=ジュピテル)です。太陽をのぞけば全天で最も明るく輝く3天体が大接近した瞬間だったようです。



こちらは大分前に写した写真なのですが、夫が10月29日の「CUMHURIYET BAYRAMI(共和国記念日)」の夜、花火を写した時にアパートの屋上から写したイズミルの街の夜景です。そのままになっていて昨日初めてPCで見てみてあまりの美しさにびっくり。この日も大きな国旗のAYYILDIZがビルにさげられているのが見えますか?右側のアパートの窓からは小さなAYYILDIZが見えます。








AYYILDIZとモスクのミナレ(尖塔)ってとてもよく似合いませんか?
写真はhaber7comから拝借しました。

    






☆現在のイズミル☆



Mordogan(モルドアン)

2008-10-30 07:05:27 | Weblog

Andiさん家の屋上からの眺め。

1年前、ちょうど日本へ里帰り中のことでした。このブログに初めてAndiさんという方が「イズミル近郊にサマーハウスを買いました」とコメントをくださいました。その方はトルコに住んでいらっしゃるわけでも、トルコ人と結婚しているわけでもなさそうです。その時は自分が日本にいたせいもあって、ただ「そうですか」と言う反応だったのですが、それから1年、まさか実際にお目にかかって最高に楽しい時間を過ごすようになるとは思ってもいませんでした。


Andiさん家の素敵なキッチンで仲良く食事の準備。

1年の間に、同じくブログお友達で「無題・休題-ハバロネ風味-」のcakeさん「来た道 行く道」のともさんと4人の輪ができて何かと気が合い、勝手に四人姉妹のようだと思うようになりました。
その間にAndiさんは何度かサマーハウスへいらっしゃっていましたが、なかなかお目にかかる機会が無く今回初めてチャンスが巡ってきました。実は「人見知りな」私、ブログを通して知り合った方たちと今まで何人も実際に会うことが出来ましたが、いつも会うまでは緊張します。でも一度会ってしまうとどなたも数年来のお友達のように気が合って話が弾んで、この点で私は本当にラッキーだと思います。


イギリスのかほり~♪
右端に見えるのはご近所さんの差し入れエンギナル(アーティチョーク)ピラフ。


Andiさん、ブログでのイメージはクールなお姉さま、ところが扉を開けて出てきたAndiさんは、小さくてよく笑うとてもかわいらしい方でした。イギリス人の素敵な旦那様は、食事の準備から洗物、その他家のこと全般さくさくっとなさいます。わが夫もまあ家のことは結構やってくれるほうだと思っていましたが…。夫のサポートとは身のこなしから違います。軽いカルチャーショックでした。
イギリスからパンやスコーン、クローデットクリームなどなど持っていらっしゃっていてちょっとびっくり。でもやっぱり本場の味!美味しかった~。
夫はとても無口でしたが、Andiさんご夫婦がとても好きになってしまった様子です。


本場のクローデットクリーム。

Andiさんのサマーハウスがあるのはイズミルから90キロほど離れたMORDOGAN(モルドアン)と言う小さな街、以前にもドライブで何度か来たことがあります。観光化されていない静かな海辺の街です。特にここの海の色は殊更きれいな蒼色でいつか泳ぎに来てみたいと思っていました。


Mordoganの海の色。今回は写しそびれたので以前写したものです。

そんな海を見に出かけて戻ってきた時のこと、玄関の鍵が開きません!他に入れるところはどこもなし!こういう時本領発揮の夫もさすがにお手上げです。そこでAndiさんの旦那様、一瞬のうちの決断で窓のガラスを大胆に割ってさっさと家の中へ。その即行の判断に一同唖然でありました。家へ入ってからはこれまたすぐにほうきとちりとりを手にガラスの始末でした。


二人仲良くお掃除。

そんなミニ事件も楽しく、私はずっとけらけらと笑っていたような気がします。Andiさん家をお暇してからもなんだか二人とも楽しくて、翌日まで気持ちがずっと弾んでいました。たった1週間の短い滞在、でもイギリスからイズミルまでは3時間の飛行と言うことでまた近いうちにお目にかかれるかな。



ご近所のトルコ人の熱~い世話焼き攻勢に目を丸くしているお二人に少し同情しながら、でもつい何かお手伝いをしたくなってしまうそんなAndiさんご夫婦なのでした。






ガラスを割った場所を指して「ここから入れます」と旦那様。
      






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TURK LIRASI(トュルク リラス=トルコリラ)

2008-09-24 15:03:48 | Weblog


近所のマーケットの壁に貼ってあったこのポスター、「トルコリラが来ます」「私たちのお金が新しくなります」と書いてあります。数年前までトルコは激しいインフレのせいでお札に0(ゼロ)がたくさんありました。ただでさえトルコ語で数字を数えることが苦手でいちいち頭の中で日本語に置き換えないと計算できなかった私、買い物する時も手持ちのお金を見せて「持ってけ」状態。計算のできない日本人だと思われていたに違いありません。


現在使われているトルコの紙幣と硬貨。
表には必ずアタトュルク初代大統領の顔。


2005年に実施された1,000,000トルコリラを1新トルコリラとするデノミでお金から0が一気に6個も消え、さっぱりすっきり!ようやく自分でぱっぱとお金をだすことが出来るようになりました。私は0の多い昔のお金はさっさと頭から消してしまいましたがアンネ(義母)などは未だに以前のお金の単位で計算するので、いつも会話が混乱します。でもこういう人はもちろんまだまだたくさんいるので、パザルやお店などで未だに昔のお金の単位で金額を言う人もいます。売る側の人たちも昔の単位を使っている人と区別して金額を言うようにしているようです。2005年に導入された新紙幣、新貨幣はYENI TURK LIRASI(イェニトュルクリラス=新トルコリラ)、YTL(イェーテーレー)と呼ばれています。これを来年1月1日から再びただのTURK LIRASI(トュルクリラス)に代えますよ、というのがこのポスターの趣旨。またまた新しいお金が印刷されます。いままでのYTLからY(新の意)が取れて再び昔のTLが復活です。トルコへ旅行をした時のお金が残っているわ、という方も1年間はYTLが使えます。紙幣は色で区別しているのでわかりやすいのですが、硬貨は大きさが微妙に違うだけなので慣れるまでは、いちいち裏ッ返したりして数字を確かめていたものです。

さて新しいTURK LIRASIの導入HAYIRLI OLSUN(ハユル オルスン=うまくいきますように)!


食べかけの写真で失礼。でも中のチーズをお見せしたかったので・・・。

ところで話は変わって書かずにいられない食べ物の話、今日はKUNEFE(キュネフェ)です。イフタルの食事を食べるとなんだか甘いものが食べたくなるんです。手作りのデザートや果物がなかったある日、デザートを食べる為だけに近所のレストランへ出かけました。


この日出かけたのは「TONTONアムジャ(トントンおじさん)のお店」。

このKUNEFEはトルコの南東部のお菓子、カダユフ(最近日本のフランス料理屋さんやイタリア料理屋さんでもカダユフを使った揚げ物などのメニューが見られるようです。世界で頑張るトルコ素材ですね。)という細い麺の間に塩気のないチーズをはさみ、オーブンで焼きシロップをかけて熱々を頂くデザートです。それはそれは甘い!でもカリカリとして美味しい!毎日は食べたくないけれど3ケ月に一度くらいは(いや2ヶ月に一度かな?)食べたいデザートです。これはイズミルでは普通の甘いもの屋さんやケーキ屋さんには置いていません。オーブンを使うせいかお肉料理を扱うレストランで食べることができます。ちなみに一皿6YTL(約510円)でした。







テイゼ(夫の叔母)の家のイフタルで。
ピデ(トルコ風ピザ)にかぶりつくエリフ。すごい顔!

     






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MERHABA ONBIR AYIN SULTANI

2008-08-30 18:10:05 | Weblog

今年のimsakiye(イムサキイェ=ラマザン用の暦)は、「オスマン帝国歴代スルタン暦」をゲット!

MERHABA ONBIRINCI AYIN SULTANI(メルハバ=こんにちは、11の月のスルタン)!ここ数日ニュースでも「11の月のスルタン、ラマザンがいよいよやってきます」などと言う言葉がよく聞かれます。トルコ語でRAMAZAN(ラマザン)、イスラム教徒の五行の一つである断食を行う月がやってくるのです。



イスラム歴は陰暦を使っているのでラマザン月も毎年10日くらいずつ早くなり、今年は9月1日から9月29日まで。マーケットでもラマザン中に作るお菓子の材料やイフタルの際に食べるフルマ(ナツメヤシの実)が大量に並べられいやでもラマザンを意識させられます。イスラム教徒ではない私にとってラマザンは楽しみなような来てほしくないような複雑な月なのです。


ALTIN KOYの砂浜。

毎年今年はどうしようかなあなんて一人でぐちぐち考えています。特にここ数年は夏のまだまだ暑い時期に当たるのでお腹がすくのにはそのうち慣れても日中一切水分を取れないというのがなかなかつらい。別に断食をする必要もないし誰かに「しなさい」と言われているわけでもないけれど、まだ朝の暗いうちに起きてサフルの食事を取り、夕方イフタルの時間を告げる大砲の音やジャーミー(モスク)から詠まれるエザーンの声を心待ちにして準備する食事、そして最初に口にするフルマやスープ、ラマザン用に特別焼かれるピデの美味しさ、イフタルにお客さんを呼んだり呼ばれたり、そして皆と一緒に食べるご馳走と皆の笑顔、この喜びはやっぱり一緒に断食をしないと分かち合えないものだと思うのです。きっと今年も頑張っちゃうんだろうな…。


平日だったので人出もぱらぱら。

先日今年最初で最後の海へ出かけました。去年発見した新しい海水浴場。イズミルから70キロ弱、ALTIN KOY(アルトゥンキョイ=金の村)へ。松林が美しい山の道を通り高級別荘地を抜けると小さな入り江があります。白い砂浜に遠浅の海、入り江なので波も少なくごみや海草も見られず目の悪い私でも裸眼で水の中を泳ぐ魚が見えるのです。水もそれほど冷たくなかったので11時から15時くらいまでほとんど水の中で過ごしました。それほど気持ちがよくちっとも水から出たいと思わなかったのです。おかげで肩と背中がよく焼けて、ただいま脱皮中。





もちろん海で泳いだあとはお腹がすきます。もとはと言えばインターネットでこのお店を見つけて「ここへ行かねば!」と思ったのがALTIN KOY発見のきっかけでした。松林の中にある「YORUK AILE EVI(ヨゥルュクアイレエヴィ=遊牧家族の家)」と言う名前のレストラン。大きな木々の間に置かれた椅子に座りそよそよと気持ちのいい風に吹かれながら食べるピデや炒めたお肉、身も心も(?)充実です。



断食の話題だったのに結局最後はつい食い気に走ってしまいました…。






イズミルの有名なショッピング街KEMER ALTI(ケメルアルトゥ)の紹介看板。
各国の国旗とそれぞれの言葉で「いらっしゃいませ」と書いてあります。
日の丸の下を見ると「IRASHAIMASU」・・・ん?
       






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我が家の夏休み

2008-07-16 00:24:58 | Weblog

本日の夕飯、レバーの唐揚げとトマトの冷たいコンソメスープ。

日本では夏休みまであと数日ですね。トルコでは学校が夏休みに入ってから既に1ケ月が経過しました。それでもまだ2ヶ月も残っています。子供の頃の夏休みってちっとも時が過ぎなかったような気がするけれど、ラジオ体操も学校のプールも宿題の絵日記もないトルコの子供達の時間はどうやって流れていくのでしょう。


引越しではありません。家具もひとまとめにして汚れ防止。

我が家も今週は夫が有給休暇をとってお休み。さあどこへ?と思ってはいけません。今年は「家」です!3年前の冬、雨の季節に我が家の天井は大雨漏りがしました。お隣さんもうちほどではないにしろやっぱり雨漏り。屋上から漏っているのだからアパートの共同部分になるということで、屋上の防水工事と天井の補修はアパート全体で負担すると言うことになりました。



毎月集める共益費を少し多めに集め、ようやくそのお金がたまり補修をすることに。屋上の防水工事は昨年中に済みましたが、いよいよ家の中の補修です。お隣さんは塗装屋さんに依頼して先月一足早く終了。今週は我が家の番です。そして我が家の夫は塗装屋さんに頼まず自分でやると言うのです。他人がやった仕事は気に入らない我が夫。確かにこういう仕事は得意で何でもやってくれるので普段は助かるのですが、ただのペンキ塗りならまだしも、雨が漏ったところの天井をはがして穴を埋め、上から漆喰石膏を塗って、その上にネットを貼り付け、更に塗る。そして最後に壁のペンキ塗りもするつもりらしい。これが3部屋+1サロン。作業開始3日目ですが、既に夫の電池が切れるんじゃないかと心配。ずっと上を向いて天井に手を伸ばしての作業なので、見ているだけでも首が痛くなってつらいのです。


この足場も夫作。因みにトルコ語で通称ESEK(エシェッキ=ロバの意)と言うそうです。

私は何も出来ませんが、チャイに水に道具を持って走り、邪魔になりながら応援体制です。早くきれいに掃除をしたい!果たしてその日は来るのでしょうか!!!
と言うわけで、今日はスタミナ料理にレバーの唐揚げを作りました。私はレバーは特に好きではありませんが、これはレバーの臭みやあの食感もあまり感じずとても食べやすかったです。夏バテの方やレバーが苦手な方にもおすすめです。

<簡単に作り方>
鶏レバー500g
片栗粉

(漬け汁)
カレー粉小さじ1杯
オイスターソース大さじ2杯
ごま油少々

①水につけておいたレバーを一口大に切る。心臓の周りの脂肪を取り除く。
②さっと水気を拭いて漬け汁に30分ほど漬けておく。
③②を片栗粉にまぶし、揚げる。




トルコ国旗スタイルの移動八百屋さん。
              






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REKLAM(レクラム=コマーシャル)

2008-07-01 00:15:13 | Weblog
トルコの快進撃に久しぶりに興奮の日々を過ごしたEURO2008でしたが、決勝はスペイン44年ぶりの美しい勝利に終わりましたね。もちろん私を含めてトルコ人の多くはスペインの優勝を願っていたことでしょう(違うかな?)。スペインのアラゴネス監督がトルコのフェネルバフチェ(昨年はあのジーコが監督を務めました)の監督に就任かと言われていますがどうなんでしょう。まだまだ余韻に浸っている私です。今頃になってMILLI TAKIM(ミッリタクム=ナショナルチーム)のスポンサー企業のコマーシャルを見ながらなぜか目頭を熱くしています。日本でもこういうコマーシャルってあったのかなあ。トルコはサッカー一色だから余計力が入るのでしょうか。と言うわけで今回はお気に入りのCMをご紹介します。
 
      
※写真をクリックするとリンク先のページが開きます。写真の上で右クリックをして別ページで開いてみてください。

まずはトルコテレコムのCMです。選手の実のアンネ(母親)達が、自分の息子達がいかに素晴らしいかを自慢しあっています。息子溺愛、謙遜なんて言葉がないんじゃないかと思われるトルコのアンネらしい、でも微笑ましいCMです。



キーパーのヴォルカンのアンネ(首の太さもヴォルカンそっくり):
「私のヴォルカンに誰がゴールできると思うの?うちの息子はパンテル(豹)なんだから」
するともう一人のキーパー、トルガのアンネ:「あら、うちの息子がケディ(猫)だって言うの?うちの息子こそパンテルだわ!」


私が一番好きなCMは、ULKER(ちなみにULKERはGODIVAを買収しました)というお菓子メーカーのもの。選手達がみんなで歌っている(ホントかな)この曲がいいんです。携帯の着信音にしたくらい!



次は同じくULKERで「子供偏」。選手達の子供時代の夢が現実になったと言うCM。それぞれ「ああ似てる似てる!」と声を上げたくなります。よく似た子供を見つけたものです。



もちろんコカコーラのCMもあります。トルコの伝統的なものや現代的なもの、すべて取り混ぜての応援です。



こちらはGARANTI(ガランティ)銀行。CGを使って選手の特徴を細部までとらえています。



最後は人気歌手GULBEN ERGENによるMILLI TAKIM MARSI(ナショナルチームマーチ)。これは彼女の新アルバムの中のAVRUPA(アヴルパ=ヨーロッパ)と言う曲の歌詞をナショナルチーム応援の為に替えたものだそうです。




オリンピックの盛り上がりは期待できないトルコ、今年はサッカーで楽しむことができてよかったです。





野良くん。笑ってます・・・よね?
              






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5.EVLILIK YILDONUMU(5回目の結婚記念日)

2008-06-26 00:16:19 | Weblog


結婚5年目は「木婚式」と言うのだそうです。ようやく夫婦が一本の木のように一つになるのだとか。いつもこういうイベントは私が何かやろうと言わなければ、忘れて通り過ぎてしまう夫ですが、今回に限ってなぜか1ケ月以上前から「6月21日にサプライズがある!」と毎日のように言っていました。実際の結婚記念日は18日で平日だったので私は一応ささやかな晩餐とささやかなプレゼントを用意しました。


18日の晩餐。メインはサーモンフライ。花束は義妹から。

そして迎えた21日、土曜日も昼過ぎまで仕事がある夫ですがこの日は朝出勤して昼前には早退、準備を始めたたようです。私はアンネの家へ送られ、呼ぶまで帰ってくるなと一切秘密を教えてもらえませんでした。


ウドを奏でるおかかえ楽師兼シェフのカディルさん。

夕方になってようやく「帰ってきていいよ」と言う電話を受けて恐る恐る家に戻りアパートの階段を昇ると家の玄関の前の階段にバラの花が…え?びっくりしていると夫がビデオを構えて待っていてくれました。そのまま家に入ると廊下にもバラの花、そしてサロンに入るとウドという楽器を笑顔で奏でている夫の同僚一人。バラの花で飾られた食卓にはお魚料理とワインがありました。


テーブルセッティングもカディルさんがしてくれたのでフォークとナイフの大きさが違うのがご愛嬌。

どんなサプライズなのか全く想像ができなかったので、本当にびっくりするやら感激するやらで何を言っていいのかわかりませんでした。


汗だくになってバラの花を切る夫。


余裕のシェフ。使った鍋などの道具はちゃんと洗ってありました。



バラの花はバスルームにも寝室にも家中にありました。300本のバラの花をとげにさされながら一本ずつ切って用意したのは夫、KEFAL(ケファル=ボラ)というお魚の中にハーブを入れてオリーブオイルでオーブン焼きにしたものとトマトとバジル味のマカロニを用意してミュージシャンにまでなってくれたのは、夫の同僚カディルさんでした。この感謝の気持ちを忘れないでいます。


   Sevgili kocacığım hayatımda olduğun için sonsuz teşekkür ederim.



300本のバラの花、花びらでジャムに挑戦したのですが・・・
          


     EURO2008、トルコMILLI TAKIM(ミッリタクム=ナショナルチーム)とドイツの準決勝は25日、
      3-2でドイツの勝利で終わりました。
      満身創痍のトルコチームでしたが、健闘を讃えたいと思います。ほっとしたような気が抜けたような…。
      ご近所もシーンと静まりかえっています。






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TEBRIKLER TURKIYE(おめでとうトルコ)!!!

2008-06-21 08:46:54 | Weblog


EURO2008準々決勝、トルコVSクロアチア戦!まだ夢を見ているような信じられない勝利をもたらしてくれました我がトルコMILLI TAKIM(ミッリタクム=ナショナルチーム)



90分間はらはらはらどきどきしながら0-0で終了。延長戦前半15分もそのまま、もうどきどきして耐えられそうもないと思っていた119分、残り1分というところでついにクロアチアがゴールを決めたのです。残り時間1分…。もうだめと思いました。だってクロアチア側は勝利が決まったかのように抱き合い走りあい喜んでいましたから。


ぬか喜びでした・・・。

ところがところが!「ごおおおおおおおおおおる!」の雄叫びが上がったのです。120分2秒過ぎでした。今度はトルコ側が走り出す番でした。もう言うことありません。


劇的なゴールを決めたSEMIH SENTURK。

前回レッドカードを受けた為にこの試合に出場できなかったキーパー・ヴォルカンにかわってゴールを守ったのは2002年のワールドカップでの活躍が記憶に新しい我らがRUSTU(ルュシュトゥ)でした。延長戦を1-1で終え、続くPK戦はRUSTUの見事な守備、焦るクロアチアに対してトルコは確実にゴールを決めました。トルコ中歓喜で揺れています。


鉄壁のキーパーRUSTU。

得点されないと火がつかないのか!と突っ込みたくなるトルコチーム、でも今回のトルコの試合は歴史に残ることでしょう。久しぶりに嬉しいニュースに沸くトルコです。準決勝は6月25日、対戦相手はEUROで過去3回優勝のドイツ。


歓喜に沸くトルコ。

ああ嬉しいーっ!

   ※写真はHurriyet新聞、NTVニュースから拝借しました。




             






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TURKIYE CEYREK FINALDE(トルコ準々決勝進出)!

2008-06-16 12:49:35 | Weblog


こういう写真を見ると熱くなってしまうのはなぜでしょう。「父の日」の日曜日、オーストリア・スイスで共催中のサッカーEURO2008に参戦中の我がトルコMILLI TAKIM(ミッリタクム=ナショナルチーム)、チェコに0-2と形勢不利であったにもかかわらず後半75分以降次々と3得点をあげ見事な大逆転勝利を決めましたーーー!!!

        

グループAのトルコ、初戦はポルトガルにあえなく敗退、しかし2戦目のスイス戦はロスタイムも残り2分と言うところで逆転勝利、一気に予選リーグ勝ち抜けへの期待が高まりました。私はサッカーには特に興味もないしどこのチームを応援しているわけでもありませんが、MILLI TAKIMの試合となれば2002年のワールドカップの試合にだって神奈川から埼玉まで仕事早退して駆けつけたもんですが、夫も最近はちょっと熱が冷めているので昨日もアンネ(義母)の家で3人別のTVを見て熱くなっておりました。





チャンネルをしょっちゅう変えて確かめなくたってサッカーの試合状況はすぐわかってしまうのがトルコのよいところ。前半は静かに何事もないかのようなご近所、ところが75分を過ぎた頃から歓声、嬌声、雄叫び、拍手、爆竹、口笛、車のクラクションで即私達もチャンネルを変えてTVの前で3人突っ立ったまま既にウルウル状態。ロスタイムでキーパーがレッドカードをもらって退場と言うアクシデントでフリーキックでもあろうものなら悪夢の逆転負け?と心臓がバクバクしてしまいましたが、信じられない様な残り15分の3得点で大勝利、前回のスイス戦に続き土砂降りの大雨の中、決勝リーグへの進出を決めてくれました。


以上4枚の写真はHurriyet新聞より拝借。

すぐに表では車がクラクションを鳴らし始め、イズミル湾に停泊中の船も汽笛を鳴らしています。静かに燃える我が夫、小さな声で「ちょっとひとっ走りしてくる?」と。「え?ホントー?(日頃人ごみ嫌いじゃなかった?特にこういう時には外に出るなって言ってなかった?)」と心の中で言いながら、余り喜ぶとまた気が変わるといけないので「え、行ってもいいよ」とさりげなくうなずく私。アンネだって65歳だけど(?)「行くなら私も行きたい!」と。「でも国旗持ってこなかったからなあ、国旗がなかったら意味ないから」とかもぞもぞ言いながらアンネの家をおいとま、家に向かいました。道々「本当に行くの?」と何度も聞く夫。「いやもう12時だけど明日仕事へ行くのはあなただからあなたさえよければ」と行くことに。何が何でも国旗がないとイカンと言う夫は5階まで上がって国旗を持って出発しました。


車の中から旗振りながら撮影の為ボケボケ・・・。

若い子ばっかり?いやそれなりの人もたくさんいましたよ。

真夜中の道路とは思えない車の数、でも皆目的は同じ、国旗をひるがえして箱乗りして「トルコー!」と叫ぶこと。道行く人もバスを待つ人も手を振って拍手をして皆で歓喜を分かち合うイズミル。日頃交通マナー最悪のトルコ人だと思っていますが、この日ばかりは割り込みも無理な追い越しもなくびっしりの車なのになぜかスムースに流れる車、何よりも皆満面の笑顔というのがいいですね。1時間半ばかり街中を気の向くままに走り回って我が家も笑顔のご帰還でした。



いよいよ次は決勝リーグ、ジュネーブからウィーンに場所をかえて6月20日にグループBを一位で勝ち抜いた強豪クロアチアと対戦します。

爆走中の様子をご覧になりたい方(いない?)こちらをクリックしてください。

          
 








控えめにひるがえる我が家のトルコ国旗。
           






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