チェシュメアルトゥの漁港。
黒海地方や北東部では早くも積雪のニュースが聞かれました。イズミルも外に出るとまだまだ暑く日差しも強いのですが、家の中にいて窓を開け放していると海からの風は冷たく肌寒いくらいです。
何を見ているのでしょう・・・。
テイゼ(夫の叔母)夫婦が住むチェシュメアルトゥ、夏の間は一気に人口が増え、海沿いの道やマーケットは大混雑でしたが、ラマザンが終わった頃から、サマーハウスの多くのよろい戸は下ろされ、再び静かなのどかな海辺の鄙びた町が戻ってきました。
近づいて写してみると・・・。
チェシュメアルトゥの小さな漁港の脇に大理石で造られた円形の屋台があります。普段は誰もいないので何かなあと思っていたのですが、エニシュテ(テイゼの旦那さん)がいつも魚を買ってくるHALK BALI(魚市場)でした。市場と言っても毎日漁から船が帰ってくるとレストランなど決まった買い手のところへ売って残った魚を住民に売っているのです。だから11時に開いて売れたらおしまい。網にかかった魚が何であれ、こんな風に皿に盛って一山いくらで売っているのだそうです。
日曜日、BALIK HALIの写真を写したいと、今週は少し早目に家を出て、テイゼ宅でゆっくりとKAHVALTIを済ませてから出かけました。エニシュテ曰く、人口が減ったのでもうあまり売っていないだろうと言うことで、私たちが行った時も既に盛り合わせは終わってしまい、イカや海老、PALAMUT(パラムト=鰹)、DIL BALIGI(ディルバルウ=舌平目)がありました。
市場の雰囲気は終始のんびり。「キロ○○TLでどうだー?」「じゃあ買おうかあ・・・」って感じでした。皆もう顔なじみばかりだし、だいたいが安いのでそれ以上値切る人もなく、買うべき人が買っていくという感じでした。
以下の写真は、以前エニシュテがバケツいっぱい買ってきた時のもの。鯛やスズキ、いわしなどが山ほど、数えなかったけれど100尾くらいあったはずです。これをアンネと2人で捌きました。魚屋で働けるかな。
それにしても上の海老…、フライにしたら美味しそうですね~。トルコの魚屋で海老など滅多に見かけないのでいまだにこの海老の姿が瞼に…。これだけあっても買った人は20TL(約1200円)も払っていなかったはずです(しっかりいくら払っておつりいくらもらうか観察していた)。今度行く時はクーラーボックス持参で行くことにします。
キッチンで咲いた唐辛子の花。葉っぱもかわいいのです。
☆現在のイズミル☆