さてこの懐かしい白黒の写真に写っている二人は誰でしょう。
この写真がヒントです。そう、昨年亡くなったアナアンネ(おばあちゃん)とその旦那様、デデ(おじいちゃん)の在りし日の写真です。デデはまだ49歳の若さで亡くなったので夫はデデの顔を知りません。警察官だったデデは生きていれば今年で98歳、なんとアナアンネより3歳年下の旦那さんだったそうです。
去る1月7日はデデの命日でした。デデとアナアンネの子供であるアンネ(義母)とテイゼ(叔母さん)には二人のお兄さんがいましたが、二人とも既に故人となり私はお目にかかることはできませんでした。アンネとテイゼは今でも毎年命日には「ロクマ」を配ってババ(お父さん)のことを偲びます。
テイゼとアンネ、ロクマ記念にパチリ。こうやって見るとやっぱり似ている姉妹です。
前回までは住まいの前の通りで人通りも少なかったのですが、今年は人通りの多いところにロクマテントを設置、時間帯もちょうど昼時と、学校から走ってもらいに来る子供たちもおり盛況であっという間にすべてのロクマを配ることができました。
ロクマ職人さんたちが上げたものをすぐにシロップにつけて配ります。うちから大きな容器を持ってくる人も。
自分の順番が来るまでじっと待っていた男の子。
近所のお店や日ごろ付き合いのあるご近所さんにテイゼ達が配りに行っている間、私も配るお手伝いをしました。大きな容器を持ってくる人には何個入れようかなかなか難しい判断です。
日本へ紹介するからと言うと喜んで何回もポーズをとってくれたロクマ職人さん達。
こうやって通りすがりのデデを知らない人たちにも美味しいロクマを食べてもらい、皆さんに「安らかに」と声をかけてもらってとてもいい供養になったと思います。アンネやテイゼはいまだにアナアンネのことを思っただけで涙があふれてくるのですが、こうやってデデのことを笑顔で思い出すようにアナアンネの思い出話もできるようになってくれたらなあと思っています。
ロクマの作り方は「トルコ@気のむくままにっ記」のシィさんが別ブログ「Merhaba@キッチン」で紹介されています。
※そのシィさんのリクエストにお応えして、職人さんがロクマの生地を
油に入れて揚げている様子を写してあったので短いですがご紹介します。
父親が亡くなったのは深夜で今でも夜中に明かりのついている
家を見るとその時のことを思い出すというテイゼ。
☆現在のイズミル☆