2週続けて雨降りだった日曜日、今週は久しぶりに晴れました。気温も上がって気持ちのいい青空。我が家から35kmほどのBADEMLER KOYU(バーデムレル=アーモンド村)へ出かけました。人口1500人ほどの小さななんてことのない村ですが、この村にはトルコでも珍しい「農村劇団」が80年近く前からあり、村には専用の劇場もあるのです。村の人たちは、昼間は畑へ、夜は劇団の練習をしているのだそうです。
日曜日には村のメインストリート?でかわいらしいパザル(市)が立ちます。いつも行くパザルとは違って、村の人たちが畑からとってきた野菜や、女性手作りの人形や手芸品、パンやお菓子、ジャムや保存食品などが小さな台に少量ずつ並んでいます。家から女性が洗面器を抱えて出て来ます。洗面器からはそれぞれの手作りのものがのぞいていて「今からパザル行ってくるわ(売りに行く)」と近所の人と話す声も聞こえます。
イズミルから、車でこのパザルを目指してやってくる人も結構いるらしく、パザル前の道は車であふれていました。家の庭先で村の女性達がギョズレメ(トルコ風クレープ?)やチャイを売っているところも何軒かありました。高齢の女性達は、私を見ると興味深そうにじろじろ見るのですが、すぐに笑顔で「いらっしゃい」と言ってくれるのが嬉しい。
今度はぜひお芝居のある日にこの村を訪れてみたいものです。
10月23日(日)13時40分、トルコ東部のVAN(ヴァン)県でTABANLI(タバンル)村を震源とするマグニチュード7.2の大きな地震がありました。多くの建物が倒壊し、日が暮れてからも懸命の救出作業が続いています。首相も地震発生から数時間後には最も被害が大きいとされるERCIS(エルジシュ)入りをしました。現地では大きな余震が続いているようです。日本からも早速心配のメールを頂きました。ありがとうございます。イズミルからは約1800km離れていますので、幸い私達には地震の影響はありません。水曜日には雨の予報のVAN地方、一刻も早く倒壊した建物の下にいる人が救出され、被害が最小でとどまってくれることを祈ります。
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