イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

SEVGI KOPRUSU PREJESI(愛の架け橋プロジェクト)

2011-05-29 10:11:06 | Weblog

2.3日前の夕方、近所に住む友達の息子から「アンネ(お母さん)が、何か話したいことがあるから行ってもいいか?」と連絡がありました。何事?とドキドキしながら待っていると友達は娘とその従姉妹をつれてやってきました。娘のECEM(エジェム)は小さい時から知っていますが、従姉妹のDAMLA(ダムラ)はインターネット上(最近日本でもブーム?のFacebook)では、お友達なのですが会うのは初めて。実はこのDAMLA、日本のアニメが大好き。アニメ仲間たちの間でこの「SEVGI KOPRUSU PROJESI」に参加することを決めたらしいのです。

 ECEMとDAMLA

SEVGI PROJESIとは?

トルコでは「国民主権と子供の日」の祝日にあたる今年の4月23日、イスタンブルにあるウシュクダル・アタトュルク小学校の400人の生徒達が始めました。子供たちは日本で地震と津波に遭った兄弟達に愛情と勇気のメッセージを送ったのです。
親愛なる友へ
2011年3月11日、日本はM9.0の地震に揺れました。地震の後、子供たちは家だけではなく近親者を失い、倒壊した家とともに手紙や写真、おもちゃ、そして幸せな思い出をも失いました。
日本の震災後、「GEA捜索救助グループ」として私達は何ができるだろうかと悩みました。そして1999年8月17日にわが国で地震があった時、日本国民が送ってくれた愛情と親身な支えを思い出したのです。特に神戸で地震を経験した子供達がトルコの子供達に送ってくれた勇気と幸せをもたらした絵の数々を・・・。
そして今・・・日本で震災に遭った30,000人の子供達のために、私達の子供達が描いた絵で「SEVGI KOPRUSU」を架けようではありませんか。
                                                                    
~GEA ARAMA KURTARMA GRUP(GEA捜索救援グループ)のHPより~
どんなメッセージにする? 
GEA ARAMA KURTARMA GRUPのGEAと言うのは「ガイア=大地の母」のこと、国内外を問わず、生命に危険を及ぼす災害から生きるものすべての命を守ることを目的に作られたボランティア組織で、今回日本で救援活動をしてくれたのもこのグループだった様です。
小さく小さくメッセージを書いたDAMLA
 
このグループが中心となり、参加は個人でも団体・学校単位でも可能。既に30,000枚のカードが全国の子供達に配られており、このカードにメッセージを書くもよし、規定サイズの画用紙に絵を描くもよし、5月28日までにGEAへ送ってくださいと言うことになっていました。
そこでDAMLAは、日本の子供達に得意な絵を描いてくれたのです。そして「何かメッセージを添えたいのだけれど、それが日本語だったらもっと喜んでくれると思うので、日本語に訳してもらえますか」ということで友達がつれてきたのでした。ここにも日本のことを思ってくれる人がいたことに、ウルウル・・・。アニメ効果か簡単な挨拶の日本語も知っているECEMとDAMLA、日本のラーメンが大好きなのだそうです(どこで食べたんでしょう・・・)。
DAMLAがECEMと一緒にたっぷり1時間はかけて考えた日本の子供達へのメッセージは
      
      「KALBIMIZ SIZINLE(私たちの心はあなた達と共に)」
 
 
 
 
未確認飛行物体?
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SUSHI MUTFAK CALISMASI(寿司講習会)

2011-05-24 09:52:26 | JIKAD・トルコにおける日本年

今年はずいぶんゆっくりと春を楽しむことができましたが、ついにイズミルにも本格的な夏が到来したようです。窓から見える真っ青な空と海は爽やかですが、ひとたび外へ出ると強烈な日差しがジリジリと痛いほどです。

 KIKKOMANのお醤油と料理本。

先日JIKAD(日本イズミル文化交流協会)主催で「主婦から教わる寿司」と言うテーマで寿司講習会が行われました。トルコでも簡単に手に入る材料を使って海苔巻きと手巻き寿司を作りましょうというもの。私、ジャポンゲリン(日本人嫁)友達のYさんと二人で日本人主婦代表?を務めてまいりました。

 前日の地元紙でも紹介されました。

参加者は総勢22名。20名の参加者を見込んで準備していたのでまあぴったりと言ったところ。会場は私もお気に入りで時々出かける「KIRCICEGI」と言うレストランが土曜日の午後、自由に使ってくださいと快く会場を提供して下さいました。もちろん営業中ですが、お客さんはこの季節は外のテーブルを好まれると言うこともあり、私達は広々とした室内の客席を自由に使わせてもらいました。

テーブルセッティングや、あれを貸して、これを貸して、と言う注文にも働く方たちが快く助けてくれました。またJIKADの活動をチェックしていると言うトルコのKIKKOMANからは「私達も協力したいので」と醤油と醤油を使ったお料理本を送っていただきました。

寿司飯の分量や具は何にするかを決める為、あらかじめYさんと予行演習もしました。米酢は、トルコでも業務用のスーパーなどで中国製のものが手に入りますが、評判はあまり・・・。私達はトルコで使われている葡萄酢とりんご酢を両方試してみました。りんご酢の方が爽やかで見た目も色が薄いので適しているように思われましたが、実際に寿司飯にしてみると葡萄酢の方が日本の合わせ酢を使ったものに近いように感じました。

 

当日は、卵焼き卵20個分と寿司飯24合を準備しました。具はきゅうり、カニカマ、卵、ツナ、サーモン。寿司飯は一人分ずつ、具はそのまま置いて参加者にそれぞれ好きなように切って使ってもらいました。当日幕があけるまで、憂鬱で憂鬱で早く終わってしまえとばかり考えていましたが、いざ始まってみると楽しく和気藹々の雰囲気の中であっという間の2時間でした。

 おでこのきゅうりは何のため?

 誰にもって帰るの?と聞いたら「アンネ(お母さん)!」と即答。

食には保守的なトルコ人ですが、やっぱり何かしら日本に興味を持っている人たちばかりだし、自分で作ったものが美味しくないわけがありません。たどたどしいけれども箸を使って食べていました。だいたい手先が器用なトルコ人、ほとんどの人は初めての「まきす」体験とは思えない出来栄えです。

 

几帳面にすしを並べてその上には生姜をセット。

KIRCICEGIの店長も興味津々で私たちの周りをちょろちょろしているのですが、ついに「ノリは絶対に食べられないけれども作らせて欲しい」とレストランで使っている「ラバシュ」と言う小麦粉で作ったトルティーヤの様なものを持ってきてさっさと作ってしまいました。

これを食べてみると意外にも?寿司飯や具にも合ってなかなか美味しいのです。海苔に拒否反応があるトルコ人にはこんなお寿司もいいかもしれませんね。

最後にJIKAD会長のARZUさんからプレゼントを頂いたのですが、家に帰ってから添えられていたメッセージを見てホロリ・・・。

 

 

寿司講習会のポスター。

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そう言えば…。

2011-05-19 15:43:07 | Weblog

日本から戻って既に1ケ月が過ぎようとしていますが、今頃になって思い出した?ことが。当初イズミルへの帰りのフライトは4月10日を予定していました。ところがトルコ航空は震災の影響等を鑑み、4月1日以降のフライトについて、どんな種類のチケットであっても無料でフライト日の変更を認めてくれるというので、ありがたく2週間延長をしました。

次に、4月から日本への飛行機が新しい機材となり、座席のクラスもビジネスクラスとエコノミークラスの中間クラスとして新しく「コンフォートクラス」というクラスができたのです。5月までは空港でのチェックイン時にコンフォートクラスの残席が規定以上あった時に限り、エコノミークラスからコンフォートクラスに変更できるお試しキャンペーン(一定の自己負担あり)をやっていました。

この日のトルコ航空は、トルコ語で言えばまさにbombos(ボムボシュ=空っぽ)。どうぞどうぞお試しくださいということでコンフォートクラスへ。コンフォートクラスはたぶん50席程度だと思うのですが、埋まっていたのは12席のみ、キャビンアテンダントも「あらあ、なんてコンフォートなの?」と喜んでいました。

座席も広々。楽に足を伸ばして寝ることもできます。コックさん(の制服を着た)乗務員も搭乗しており(何をしているのかは…?)、飲み物やメインの食事は一人ひとりにオーダーを聞いてから、個々に運ばれてきました。陶器の食器、各食事の前にはおしぼりのサービスもあり、エコノミークラスとは別世界でした。

成田を離陸の頃は、大雨だった窓の外の景色もイスタンブル着陸の際は、真っ青な空と海に白い翼が映え、飛行機にもう少し乗っていてもいいかな、なんて久しぶりに思ってしまいました。

 

 

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KENDINI PIDE ZANNEDEN POGACA

2011-05-14 23:19:09 | 料理

タイトルの「KENDINI PIDE ZANNEDEN POGACA」は日本語で「自分をピデ(トルコのピザ、舟形をしています)だと思っているポアチャ(イーストで作る菓子パンの様なもの)」と言う意味です。お昼過ぎの料理番組で人気のOKTAY USTA(オクタイ名人)を欠かさず見ている義妹は、見るとすぐに作らずに入られないタイプ。このポアチャは、中でもお気に入りで私が日本から帰ってきて一番に作ってくれたものの一つです。私はイーストを使うことが相変わらず苦手ですが、冷蔵庫の中にあるイーストと目が合ってしまい、突然作り始めてしまいました。

名前がかわいらしくて、しかも美味しい。アンネや夫もお気に入りのポアチャです。実は今回が二度目の挑戦。まずまずの出来栄えかな。成形にはもう少し熟練を要すると思われますが、味はなかなか美味しかったですよ。

《KENDINI PIDE ZANNEDEN POGACA》

生地

・小麦粉 4カップ                                                                                 ・油 50ml                                                                                 ・生イースト                                                                                                 ・バター 大さじ2                                                                                          ・卵 2個                                                                                     (1個の黄身は塗りたま用)

・ヨーグルト 1カップ                                                                                           ・塩 中さじ1                                                                                             ・砂糖 大さじ1

中身は、お好みで。私は白チーズ200gと溶けるチーズ少々、みじん切りパセリを使いました。

1.生地用のすべての材料を混ぜてよくこね(適当すぎ?)、1時間発酵、成形してから30分弱発酵させました。 

                                                                                        

2.胡桃大の生地をとり、円形に延ばしたら写真の様にナイフで切れ目を入れます。                                   

3.切れ目の間に具を入れたら、両端を写真の様に交差させます。

4.天板に並べてヨーグルトで溶いた卵の黄身を塗って、180度のオーブンで美味しそうな色になるまで焼きます。

Afiyet olsun!

 

 

ぶつ切りのマグロを発見、早速、夫が大好きなお寿司に。                                                      食べる終わるのがいやだとため息つきながら完食。

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ANNELER GUNU(母の日)

2011-05-09 10:08:57 | イズミル暮らし・イズミル案内

昨日は「母の日」でしたね。日本から帰って早くも3週間が過ぎました。雨や曇りの日が多かったイズミルですが、昨日はまさに五月晴れ!すがすがしい青空を久しぶりに見ることができてようやく私のトルコモードも戻ってきたようです。

トルコでは「母の日おめでとう!」とコマーシャルはアンネ(母親)へのプレゼントをあの手この手で宣伝していましたが、夫のアンネからは「皆がそばにいてくれるだけで十分」と数日前にプレゼント禁止令が出ました。そのかわりに早起きしてお花を持ってアンネの家へKAHVALTI(朝食)に。美味しい朝ごはんをお腹いっぱい食べて、よく笑いました。姪っ子ビルテンは自分のアンネにすばらしい詩をプレゼント。心の中から言葉が湧いてくるのだそうです。

午後からは、近郊のKEMALPASA(ケマルパシャ)、MANISA(マニサ)方面をドライブしました。ちょっとだけ立ち寄ったカザフスタン村では、仔馬たちが愛らしく、お母さん馬にくっついて歩いているのがとても微笑ましい光景でした。

一面のGELINCIK(ひなげしの花)はいくら写真を撮っても写したりないほどいろいろな色のトーンです。長らく放ってあったブログも復活です。今までご無沙汰してしまった皆さんのブログへも遊びに行きますね。これからもよろしくお願いいたします。

 

 

この馬の目はなんだか寂しそうですね。

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