我が街茅ヶ崎、駅から海岸へまっすぐ伸びた道の名前は「雄三通り」、かつてあの加山雄三さんのお宅がこの道沿いにありました。以前は通称雄三通りでしたが、この頃は正式名になってしまいました。その他にもちろん茅ヶ崎出身桑田佳祐さんにちなんだ「サザン通り」もありますよ。
そう言えば「雄三通り」は、その昔は「上原謙(加山雄三さんの父上)通り」とも呼ばれていたそうです。ついでにご紹介すると、我が家の近くにあって東海道線の線路と平行に走る「鉄砲道(てっぽうみち)」は、江戸時代に鎌倉の腰越から茅ヶ崎の柳島にかけて相州炮術超練所が設けられたことにちなみます。名前に似合わずここ数年しゃれたカフェやかわいい雑貨屋さんが増えておしゃれな道に変わりつつあり、毎回里帰りの楽しみのひとつです。
鉄砲道に直角に走る「ラチエン通り」はドイツ人ラチエンさんのお屋敷があったことから。サザンファンの方なら茅ヶ崎にはサザンの歌で聞いたことのある地名がたくさんあるのです。
話がそれましたが、鉄砲道から雄三通りのほうへ向かった静かな住宅街の中に「氷室椿庭園」と言う市の庭園があります。三井不動産の元副社長である氷室 捷爾さん・花子さん夫妻の庭園をご遺族が茅ヶ崎市に寄贈したもので、平成3年10月に開園しました。
広さ約2,800平方メートルのお庭に、椿や松など1,300本もの庭木類が植えられています。その名の通り椿は約250種類もあります。
ラチエン通りのずっと先には海の向こうに「烏帽子岩(えぼしいわ)」が見えます。
椿と言えば「赤」をイメージしていましたが、ここでご紹介するのはほんの一部、それはそれは色々な椿が見事な花を咲かせています。家もそのまま残されているので、どなたかのお宅にお邪魔したよう。毎日通っていると言うおじさんが、珍しい色の椿やいい香りのする椿を教えてくれました。
最近鉄砲道に開店した魚河岸料理屋さん。
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