するすると時は過ぎていきますが、ブログはゆっくり更新です。先のバイラム休暇で出かけたAKYAKA、宿泊先は決めずに、いいなと思うホテルの電話番号だけを控えて行きました。バイラムでも混んでいるのはボドルムだけだったそうで、当日でもすぐに予約ができました。
このホテル、新しいのですが伝統的なMUGLA(ムーラ)の建築様式を取り入れた建物でとても落ち着きます。MUGLAの家々はベランダや天井、軒に意匠が凝らしてあってとても美しいのです。そしてこのホテルの朝食は前にあるお魚レストランで頂くようになっていました。前日の夜に到着した時は、暗くてわからなかったのですが、朝食を食べに行くとレストランの脇には葦に覆われた川が流れています。朝の太陽を受けて川面がきらきらとしています。アヒルや鴨が餌を探して泳いでいます。よく水の中に目を凝らすとずいぶんと大きな魚も泳いでいます。
トルコで言う「KOY KAHVALTI(村の朝食)」スタイル、もちろんパンは焼きたて、チャイはチャイダンルック(二段式のチャイやかん)ごとサービスしてくれます。
アヒルたちは、がーがー騒ぎながら寄ってくるので、試しにパンを投げてみるとすごい勢いで食べました。最後には残ったきゅうりもトマトも丸呑み!アヒルたちのおかげで残飯がほとんどでないシステム?が出来ていました。旅先の朝食なのに気がついたら2時間近く過ぎていました。この景色、そしてせせらぎと鳥達の鳴き声、いくらいても飽きない天国の様な場所でした。
AKYAKAは、数年前のバイラムツアーで立ち寄ったことがあるのですが、今回改めてのんびりとムーラ様式の家やパザル、川沿いで釣りをする人を眺めながらお散歩してみました。
小さな港の方に歩いていくと「川のぼりボートツアーはいかがですかー」と呼び込みの声が聞こえます。釣船の様な小さなボートでホテルの前を流れている川を上って行くツアーの様です。
所要時間40分で一人4TL(約168円)、私たちしかいないの?と思っているとすぐに20人位集まって出発。船頭?さんの若者が川沿いに見える家や街のことなどを素朴に説明してくれました。自然の水族館と地元の人たちが呼んでいる場所にはうなぎなどの魚がたくさん見えました。TVドラマや多くのCMが実はこのAKYAKAで撮影されているのだとか。
車から降りて、コートも着ずに船に思いつきで乗ってしまったので寒いかなと心配していましたが、日差しがあるのでとても暖かでした。上の写真のホテルは「12歳未満の子供お断り」のホテル。AKYAKA、にぎやかな観光地ではありませんが週末を静かに過ごすには理想的な場所かもしれません。
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