イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

KABAK(カバク=ズッキーニ)

2006-08-26 07:03:12 | 料理
 
夏の野菜と言えばズッキーニ!イズミルのパザルでは1キロ50~75クルシュ(約40~60円)

夏野菜を使ったメニューに毎日頭を悩ます日々、料理をすることは全然苦じゃないのですが、メニューが浮かばない。誰か毎日メニューを考えて!と思っています。定番のトルコ料理ではいつも代わり映えがしないし・・・。

 
私のズッキーニを使った定番料理mucver=ムュジベル(ズッキーニ、玉ねぎをおろして小麦粉、卵を加え揚げたもの)
すりおろしたにんにく入りヨーグルトで頂くと美味!
姪っ子ビルテンの大好物でもあります。先日これを作ったら「作ってくれてありがとう!」と抱きついてきました。




そんな私がこのところしょっちゅうお世話になっているportakalagaci(オレンジの木)と言うトルコのお料理ブログで今日も見つけました、ズッキーニを使ったレシピを。その名も「hos bir kabak yemegi(素敵なズッキーニ料理)」。まさにその名の通り簡単なのに美味しい、そしていつものズッキーニ料理とは一味違っていてとっても気に入りました。



材料
ズッキーニ 1キロ
玉ねぎ   3個
トマト   大2個
ニンニク  8片
ディル

オリーブオイル


①玉ねぎを半月型に切って鍋に並べる。
②トマトを刻んで玉ねぎの上に並べる。
③その上にふたつに切ってそれを縦に切ったズッキーニを並べ塩、むいたニンニク、オリーブオイルをかけて中火でズッキーニが柔らかくなるまで調理する。
④サービスする時にディルを刻んでたっぷりかけてから頂く。

※水は使いませんが、野菜の水分だけで充分でした。

 
暗くなってから電気の下で写したので色がきれいに出ませんでした・・・言い訳。

Afiyet olsun! 




別の日にまたお料理ブログをウロウロしていたら、やっぱり旬なのでしょうか。
たまたまカバク料理を更新されているブログを2つ見つけたのでリンクを貼って
おきます。

・酸味のある(?)カバク
 http://mekanimizmutfak.blogspot.com/2006/08/ekili-kabak.html

 私の好きな緑メルジメッキ豆を使っています。



・カバクのサラダ
 http://yesiminmutfagi.blogspot.com/2006/08/kabak-salatas.html

 ちょうど冷蔵庫にカバクが2本残っているので早速明日作ってみます。



いつもありがとうございます。よかったらクリックお願い致します!→    

MUJDE(ミュジデ=朗報)

2006-08-19 16:29:44 | イズミル暮らし・イズミル案内
 
アルサンジャック埠頭に停泊中のイスタンブルーイズミル間就航のDENIZ
 

ある日、夫が意気揚々と封筒を片手に「MUJDE!」と言いながら帰ってきました。日本からの手紙かな?いえいえ「BOMBA!(ボムバ=爆弾:大きなサプライズのことをトルコではこう言ったりします)」と言って渡された封筒を開けてみると「イズミル県 地方財政部 税関出納管理局」名の文書が出てきました。


 
市内郵便ですが1週間以上かかって届きました。


いつもこのブログをご訪問くださっている皆さん、覚えていらっしゃるでしょうか。昨年の12月に日本へ帰国した際、出国税を支払う必要のあるトルコ人の夫がイズミル空港の税関ブースで購入した印紙が偽造であったことを。帰国後空港警察へ届出をした後、税関からも内密に事情を聞きたいと呼び出しがありました。偽造印紙購入に支払った70YTLの戻ってくることはとっくに諦めて税関職員の不正を報告したと言うことで満足していた我が家でしたがその文書を読んで「おお!トルコでも正しい者は救われるのね~」と小躍りしました。

文書の内容はごくシンプル。

4月11日付の調査報告により貴殿に70YTLの支払いがなされることになりました。
支払が行われる為には、下記書類を税関出納管理局までご持参頂くことが必要です。

①銀行支店名、口座番号の明記された銀行振込依頼書
②トルコ共和国身分証明書のコピー
③納税証明書のコピー
④パスポートの写真添付ページ及び印紙添付ページのコピー



と言うことで、先日汗かきかきアルサンジャック埠頭にある税関を訪れました。書類を提出すると「来週中には振込がなされます」との一言でハイ終わり!あっけないと言えばあっけないのですが、泣き寝入りしないでよかった。12月20日に偽造印紙を買わされてからちょうど7ヶ月後、我が家の「偽造印紙事件」は幕を下ろしそうです。

(振込みが行われればね…
 
 
DENIZの左側に見えるのはイタリアからの観光客を運ぶ豪華クルーズ船


偽造印紙事件については下記日記をお読みください。
「イズミルから日本へ」
偽造印紙事件その後
続・偽造印紙事件その後





いつもありがとうございます。よかったらクリックお願い致します!→    

歯医者

2006-08-12 01:49:33 | イズミル暮らし・イズミル案内
このドクターです!

歯医者へ行ってきました。親知らずが何年も前から欠けてしまって既にカス歯状態。数日前からぐらぐらしていたので根っこが残って欠けてしまわないうちに歯医者へ行こうと思っていました。そこへ来て夕べ夫の歯も詰物が取れてしまったので二人一度に出かけることにしました。以前も私の詰物が取れた時に治療してもらった個人診療所。マンションの一室で日本で見た歯医者よりもずっと最新鋭の設備、ドクターもトルコ人なのに超低姿勢で一人でまめまめしく動き回り、スリッパ出したり治療後の器具の消毒やら掃除やらに走り回っています。口の中を小さなカメラで写して虫歯の個所をすぐに目の前の画面で見せながらどんな治療をしてその後はどうなるかと説明も明瞭、安心と結構私の中では評価の高い歯医者です。

まず夫の詰物はものの15分で全て終了。そして私の番。親知らずを見せました。私の口蓋は小さく歯がひしめき合っています。八重歯もあるし下の歯は内側にはえているのもあり非常に歯並びが悪いのです。トルコ人は概して歯並びがいいので日本ではチャームポイントとも考えられなくもない八重歯などみっともないだけ。近所のおばさんにも「あなたこの歯がなければもっときれいなのにねえ」としみじみ言われたことも。以前治療に行った時にこのドクター、「次はこの2本の歯を抜きましょうね!絶対信じられないほど楽になります!」と執拗に繰り返していました。そして今日も口を閉じた状態でも八重歯の箇所が膨らんでいる様子を画面にわざわざ大写しにして見せて「私はこれを抜きますからね!」と言っていました。私は下の歯はまだしも愛着のある八重歯は抜く気など全くないので「今度ね~」と笑っていました。いよいよ麻酔、「あれ、親知らずなのに結構前のほうにも打つのね」と思いながら、ドクターは「がまんづよいですね~、まーしゃら~」と言いながら夫に「ほら旦那さんそばに来て手を握って勇気づけてあげてください」なんて言ってます。歯医者に恐怖心のない私を知っている夫は「この人に勇気付けなんて必要ないんです」と言いながらも言われるままそばに。そんなこと言っている間にエイやッと抜けました!




そして抜けて出てきた歯を見た夫がまずびっくり!黒くてカス状態の親知らずではなく立派な八重歯が~!そうです、勝手に八重歯を抜いてくれちゃったのです。はあ~~~~。そして休むまもなく親知らず。これは自分で抜いちゃえばよかったと思うほどあっけなく抜けました。
日本だったら歯を抜いた後消毒して痛み止めの薬を出して、翌日もう一度くらい消毒に行きますよね。こちらは脱脂綿を詰めただけ。あ、そうだ、ドクターが中国から取り寄せたと言う抜歯後の治癒力を高めるためのレーザー照射のようなことをしましたっけ。

私ショック状態です。2本分抜歯の料金しっかり取られたし。近所のおばさんのところへ行って「きれいになった?」って聞いてこなくちゃ。





いつもありがとうございます。よかったらクリックお願い致します!→    

ババ(お父さん)になったら

2006-08-05 17:31:11 | Weblog
 イブラヒムとアムジャ

前回初登場の3歳の甥っ子イブライム、父親は夫の弟になります。イズミルでの夏休みを終えてイスタンブルにもどったある夜のババ(お父さん)とイブラヒムの会話。


ババ:お前は大きくなったらタバコを吸うか?
イブラヒム:ババになったら吸う!
ババ:でもお前のババは吸わないじゃないか。
イブラヒム:…(しばらく無言)…じゃあ、アムジャ(おじさん)になったら吸う!


アムジャとはトルコ語で「おじさん」のこと。日本で俗に中年以上の男性に対して「おじさん」と呼ぶのと同じような意味もアムジャにはありますが、家族関係の中では、父親の男兄弟のことをアムジャと呼びます。

ちなみに母親の男兄弟のことはダユと呼びます。だから同じ兄弟姉妹の子供たち=姪っ子・甥っ子たちでも夫の兄弟の子供たちは夫のことをアムジャと、姉妹の子供たちはダユと呼ぶのです。いまだに混乱して口にする前に一瞬考えなければいけません。

イブラヒムは、アムジャである夫がタバコを吸っているのを見て自分も吸おうと思ったらしいのです。
つまりイブラヒムがタバコを吸うためには自分の兄弟の子供ができるのを待たなければならないわけです。もちろんイブラヒムはそんなことがわかっているわけではなく、ただ大好きなアムジャが吸っているのを見て吸いたくなったのでしょう。今のところお姉ちゃん二人の末っ子イブラヒム、アムジャになってタバコを吸う日は来るのでしょうか!


ひいおばあちゃんにこわごわ近づいたら、ぶちゅぶちゅにキスされたイブラヒム


あまりにも微笑ましい会話だったのでブログで紹介したくなり、連続イブラヒムネタになりました。




いつもありがとうございます。よかったらクリックお願い致します!→