イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

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CEMRE SUYA DUSMEDEN(ジェムレが水に落ちる前に)

2013-02-27 10:42:01 | イズミル暮らし・イズミル案内

春を告げる最初のCEMRE(ジェムレ)が先週の水曜日に空中に、今日あたり水に落ちているのでしょう。朝のうちは真っ青な空でしたがまた西のほうから雨雲が出てきました。この雨はもう春の雨かもしれませんね。

空に落ちたCEMREがはしゃぎまくっているようないいお天気だった日曜日、どうしても買いたいものがあったのでお昼から大きなマーケットへ。買い物を済ませて家へ帰るのかと思いきや「カメラ持ってきた?」と聞く夫、「もちろん!」と阿吽の呼吸?で家とは反対方向へ車は向かいました。

特に目的地があるわけではなく、足の向くまま気の向くままのドライブ。雨続きで世の中に花が咲いているなんて思ってもいなかったのに、目の前にマーガレットやタンポポが咲く畑が飛び込んできました。

そこからはもう二人で夢中になって撮影会。桜によく似たたぶんアーモンドの花もこんなに可憐な色で春を告げていました。写すために木の下に入ると「ぶんぶん」と蜂の羽音がにぎやかです。

オリーブ畑の中に咲くアーモンドの花もあり、ちょうどオリーブの実を収穫中でした。この冬エーゲ地方には平年以上の大雨が降り、オリーブ畑も大きな被害を受けたと今朝のニュースで言っていました。ここのオリーブはオリーブオイルになるそうです。巨大なハンドミキサーみたいなもので実を落としていました。

道路標識もなく、どこへ行くのかも知らぬまま車は走ります。道路わきの岩肌からは湧き水なのか遠くの山からの雪解け水なのか、いたるところから水が噴出してまるで白糸の滝のようです。せせらぎの音、苔の緑もさわやかで、エーゲの乾燥した山の景色に慣れた目には新鮮でした。

車を止めて水音をたどって山道を歩くとこんな渓流が。ここも増水して春が大挙してやってくるかのようです。ANEMON(アネモン=アネモネ)やKARDELEN(カルデレン=スノードロップ)の花にも出会うことができました。

おなかがすいた、すいたと言いながらもついつい車を止めてしまい、山越えをして見慣れたKEMALPASA(ケマルパシャ)という町に着く頃には日も傾き始めていました。

 

 

可憐なKARDELENの白い花。

    

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SOPHIEシリーズ2

2013-02-22 18:20:37 | イズミル暮らし・イズミル案内

これは何でしょう?新しいお隣さんのSOPHIEさんに驚愕の毎日ですが、キッチンの床面に自分でタイルを貼ると言うので普通に四角いタイルを貼るものと思っていたところ、タイル切断マシーンを購入、ものすごい音を立ててこの4つのパーツに切り始めました。

この機械、刃が回るたびに水の中を通らないといけないらしく、機械の回りは噴水状態、しかもタイルの粉入りの泥水。タイルを切りながら、かつ注水しながらびしょびしょになっての作業です。しかも1枚のタイルを切るのに10トンの水がいる!とはSOPHIEさんの弁ですが本当に噴水の水を補給し続けないといけません。

何か部品が足りないのか、機械のもともとの欠陥なのか・・・。何しろ買って箱を開けてみると何かが足りない!ともう一度10kgの機械を担いで販売店へ行くと6個のパーツが足りなかったことがわかったという、もう何でこんなにひどい目に遭わなくちゃいけないのと他人事ながら泣けてきます。

全身びしょぬれになってほぼ1日でだいたいのタイルが切り終わりました。今日のお茶の時間に「見てほしいものがあるの!」と弾んだ声。キッチンへ行くと試しに配置したモザイクが。どうですか?想像通りでしたか?私は実際に切るところを見ていましたが、それでも想像もしていないような模様が現れました。

設計図?もちゃんとあります。3色くらいに見えますが、茶色も白も3種類ずつのトーンがあり、それらを配置しては置き換え、これでいいんじゃない?と決まったのがこちら。最初に見たものよりも落ち着いて目にもしっくりきます。周囲には3色のラインを入れるそうです。

タイルを切りながら「この仕事は全然喜びがないー!」と叫びながらでしたが、タイルの配置は鼻歌を歌いながら上機嫌です。どうなることやらと思いながらこの数日でずいぶん形が見えてきました。

私もお茶汲みと水汲みくらいしかお手伝いはできないけれど一緒に作業している気分です。

 

 

これも何でしょう?甜菜(てんさい)です!パザルでつい買ってしまいました。

    

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YENI KOMSUMUZ(新しいお隣さん)

2013-02-17 13:55:51 | イズミル暮らし・イズミル案内

お隣さんが、家を売りに出して娘の学校のそばに引越したのは1年半以上も前のこと、お隣さんがいなくて寂しいような気楽なような毎日でした。どんなお隣さんが来るかしら、トルコ人のにぎやかな大家族だったらいやだなあなどと思っていました。元お隣さんも「誰でもいいから、という売り方はしないから。あなたたちの為にいいお隣さんを探すからね」といつも言ってくれていました。

そして待つこと?1年半、ついに新しいお隣さんが決まりました。フランス人女性のSOPHIE(ソフィー)さん。6年前にトルコを訪れ、トルコに恋をしてイスタンブルに住み始めましたが、イスタンブルはとても住めるところではないと、たまたま訪問したイズミルがすっかり気に入り、引っ越してきました。

トルコでは中古の家を買う場合たいてい大々的な改装をします。我が家の時もタイル屋さん、ペンキ屋さん、家具屋さんなど大勢の職人さんに入ってもらい1ヶ月あまりかかっての大改装でした。SOPHIEさんの家にも最初の頃はタイル屋さんなどが入っていましたが、仕事っぷりが気に入らなかったり、途中で投げ出されたり・・・でついにSOPHIEさんは人の手を借りずに一人で大改装を続けることにしたのです。

フランスでは布を使った内装の仕事をしているということで、まったく知らない仕事ではないとはいえ、床のやすりかけ、ペンキ塗り、キッチンの棚の取り付けなど素人が、しかも一人で手をつけようとする域を超えた内容です。私たちが日本へ行っている間にタイルや石膏などの重量物を毎日少しずつ買いに行ってはバイクで運び、持てるだけを5階まで運んだというから更にびっくり(エレベーターありません)。だってその材料は小さな部屋がいっぱいになるくらいの嵩なのです。

床は元々ワックスのかかった木の床でしたが、最初に入った職人さんたちが汚し放題傷つけ放題にしたので、やすりがけを始めました。小さな機械でするものだから何度もモーターが焼け、すでに3台目。私から見れば十分きれいになったと思ってからもさらに3回30平米のサロンの床にやすりをかけていました。

寝室には、新たに小さなバスルームを作り、その壁にはタイルをカットしながら、モザイク模様を作成中。海と砂の間に埋め込んであるのはお友達がタヒチから持ってきてくれた貝殻だそう。まだまだこれからキッチンの床には風車の模様のモザイクをはめる予定だそうです。

フランスとイズミルを行ったり来たりの生活になるそうで、私にとっても願ってもないお隣さん。しかもなんとなくフランス人って個人主義で気難しいというイメージがあったのですが、彼女は本当に気さくだし、よく言うとおおらかで大雑把なトルコ人に比べて、気持ちも細やか、更には日本へ行ったこともあって日本食も大好き!先日日本食のお昼に呼んだのですが、「おから」がとても気に入って、胡麻和えやちらし寿司もぺろっと食べてくれました。お味噌汁を運んでくれる姿が妙に板についていて笑ってしまいました。

「ブログに書いてもいい?」と聞くと「いいよー、頭のおかしい隣人が来たと書いておいて」との返事でした。家が完成したらまたご紹介しますね。

 

 

朝6時53分の東の空。

     

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久しぶりのコンサート・SEFIKA KUTLUER(シェフィカ クトゥルエル)

2013-02-12 15:05:42 | イズミル暮らし・イズミル案内

とにかく毎日毎日大雨続きのイズミルでした。激しく降ったかと思うと青空が見えそうに・・・と思うとまた大雨、ここ3・4日そんなことの繰り返しでした。トルコで雨が多いのは黒海地方ですが、この冬トルコで一番雨が降ったのはエーゲ地方だったそうです。夏の水不足を心配しなくてもいいかな。

あいにくのお天気でお客さんの入りが心配された昨日のコンサートでしたが、開演時間の頃には客席はほぼいっぱい。昨年も2月に行われた「TURGOK(トルコ視覚障害者図書館)」と「イズミル国立交響楽団」のチャリティーコンサート、今年は昨年のコンサートの9日前に亡くなったTURGOKの創設者GULTEKIN YAZGAN(ギュルテキンヤズガン)氏の一周忌を記念するコンサートでした。

 招待状(点字表記もあります)

今回のソリストは昨年に続きフルート奏者のSEFIKA KUTLUER(シェフィカクトゥルエル)さんと、ギター奏者のSINAN KURSUN(シナンクルシュン)さん。イズミルからアンカラへと拠点を移したお琴奏者の末冨敦子さんを通して、SEFIKAさんがイズミルの私を思い出し、招待してくださったのです。感激・・・。

TURGOKの創設者GULTEKIN YAZGAN(ギュルテキンヤズガン)氏の遺志を継ぐ夫人から点字図書館の充実に尽力した方たちへの感謝状贈呈の後、モーツアルトの「フィガロの結婚」で華やかにコンサートが始まりました。SEFIKAさんはフランソワボルノの「カルメン幻想曲」で登場されました。この曲は有名なビゼーのオペラ「カルメン」の名旋律を使ってフルート用に編曲されたものなのだそうです。3回もアンコールに登場してくれたSEFIKAさん、中には私が学生の頃吹いていた曲もあって「また吹きたいモード」に。

2部は若きギター奏者のSINANさんが、おなじみロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を熱演されました。こじんまりとしているけれど音響も設備も自慢できるイズミルのコンサートホールAASSM(アフメドアドナンサイグン文化センター)で、フルート、クラシックギターの音色が染み入るように響きました。

最後はヨハンシュトラウスの「ラデッキー行進曲」。ちょっとウィーンのニューイヤーコンサート気分にも浸れました。指揮者のENDER SAKPINAR(エンデル サクプナル)さんは会場からの拍手へもタクトを振ってにぎやかなフィナーレでした。

今年もSEFIKAさんのCDにサインをしてもらい、今日は朝からフルート三昧です。

 

 

天気は悪くてもシクラメンは満開。

     

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HAMSI SOLENI(いわし祭り)

2013-02-07 20:14:29 | イズミル暮らし・イズミル案内

海に面したイズミルは、近海で獲れる新鮮な魚がおいしく食べられることでも恵まれているなあと思いますが、HAMSI(ハムシ)といえば黒海地方沿岸のものが有名です。KARADENIZ(カラデニズ=トルコ語でも黒い海)の人たちは高い鼻、青い目、白い肌の持ち主が多く、また独特の方言で話すので私でもKARADENIZ出身の人はわりと簡単にわかります。

エーゲ地方にあるKARADENIZ出身者協会連合?の主催で「HAMSI SOLENI(いわし祭り)」が行われました。毎年行われているようで今年は第4回。いわし食べ放題!をイメージして義妹親子と一緒に出かけました。会場は市民の森として親しまれているINCIRALTI(インジルアルトゥ)で、ということでしたが何しろ2,000,000平米(東京ドーム42個分)の広大な公園です。車を駐車してから歩くこと30分でようやくメイン会場にたどりつきました。

会場に着くとすでにぐるぐるに渦巻いた行列が・・・。主催者の挨拶などが行われていますが、訪れる人たちは列の尻尾を探すので忙しい。夫は当然のことのように列につきましたが、いったい何時間後にいわしにたどり着けるんだろうと、列の先頭を偵察に行ってみると、こんなフライパンで一生懸命揚げています。

たぶん50人以上のいわし揚げボランティアが動員されていましたが、とても並ぶ気力は無し・・・。KARADENIZ地方の民族ダンスや楽器の演奏、そしてそれに合わせてすぐに踊りだすKARADENIZっ子達を眺めてお祭りの雰囲気を味わいました。

ここの出店で、トルコで初めて干し柿を見かけました。豊富な果物を使ったドライフルーツ天国のトルコですが干し柿を売っているのは見たことがありませんでした。食べたいものは自分で作るしかないトルコで、私も去年から少しですが、干し柿作りをしています。

柿のトルコ語は色々あってTRABZON HURMASI(トラブゾンのディーツ=トラブゾンは黒海地方を代表する大きな県)とも言うのですが、黒海地方に住むある人が、いつもたくさんなって無駄にしている柿を何とかできないかと調べたところ日本には干し柿「KOROGAKI」というものがあることを知り、自分達もやってみようと思ったのが始まりのようです。

見かけはこの通り。自分でささやかにベランダに干したもののほうがよほどきれいだし、おいしそうに見えましたよ。大量生産をしてどこかで売りましょうか。

いわしはと言えば、会場を出て海辺のカフェでいわしサンドを皆でほおばり満足。

 

 

INCIRALTIには珍しい水鳥もいっぱい来ます。

     

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POLLIO SU KEMERI(POLLIO水道橋)

2013-02-02 09:53:25 | イズミル暮らし・イズミル案内

イスタンブルのヴァレンスの水道橋、イスタンブルを訪れた方なら必ず目にしたことがあると思います。イズミルの市内でもしょっちゅう通る道路をまたぐようにローマ時代の水道橋があります。あまりにも普段の生活の中に溶け込んでいるので、写真を写す機会もなかったのですが、いつかゆっくりと見てみたいと思っているところのひとつです。

今回訪れたのはSELCUK(セルチュク)から5km、イズミルと逆の方向へ向かう道路上から見えるPOLLIO SU KEMERI(POLLIO水道橋) です。

2階建てのこの水道橋は古代の名前でMARNAS、今はDERBENTと呼ばれる渓谷をまたぐようにかけられています。下層は3つの大きなアーチ、上層はそれよりも小さい6つのアーチからなっています。下層の東側のアーチの下を川床が通り(水は流れていません)、中央のアーチと西側のアーチの下は、エフェスからマグネシア(アイドゥン県にある古代遺跡)へ続く道が通っていたことが碑文からわかっているそうです。

水道橋の両側に、上がラテン語、下がギリシャ語で二行からなる碑文があり、そこには「C. Sextilius Pollio、その妻Ofillia Bassa と義理の息子C. Offilius Proculusがアウグストゥスとティベリウス、そしてエフェスの民に敬意を表して自分たちの財源により建造させた」と書いてあり、ティベリウスに言及されていることからこの水道橋は紀元後4-14年頃に建設されたものであるということがわかるそうです。

今は周りが畑になっており車はおろか徒歩でも歩けそうにありませんでしたが、19世紀までは隊商が通っていたそうです。
そういえば、コウノトリが毎年巣を作りに来るのもSELCUKの街中にある水道橋の遺構でした。ちょうどこの水道橋が作られた時代は世界史で習ってかすかに記憶のある「パクスロマーナ」の頃、イギリスの学者エドワードギボンが「人類史上もっとも幸福な時代」と形容したそうです。行ってみたいですね。

 

 

「イズミル-日本人の視線」写真展→詳細はhttp://www.jikad.org.tr/2012/

   

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