紹介のスピーチが終わるのを待ちきれないかのように、小川理子さんを先頭に4人のメンバーがステージへ飛び出してきました。「'S WONDERFUL!!!」の歌声で一気にジャズのリズムに引き込まれます。
小川理子さん。以下4枚の写真は、JIKAD会員の撮影です。
今回初めてお名前を聞いた小川理子さん、素敵な笑顔で一瞬でイズミルっ子の心をつかんだようです。ヴォーカル&ピアノ・小川理子さん、テナーサックス・田辺信夫さん、ベース・小林真人さん、ドラムス・バイソン片山さんにより今回の「トルコにおける日本年」のコンサートの為に特別編成された「QUARTET JAPAN」のステージが始まりました。
田辺信夫さん。
平日は会社員、週末はジャズピアニストと言う二つの顔を持つ小川理子さん。慶應大学卒業後パナソニックに入社、音響研究所で音響心理、音響生理を基盤とした音響機器の研究開発に15年間従事した後、現在はパナソニックの社会文化グループマネージャー。音楽家としては3歳でクラシックピアノを始め、大学時代にバンドを組んでジャズを始めます。大学卒業後、しばらくは勤務が忙しくピアノから離れますが、入社以来7年間かかわった音響機器開発プロジェクトがバブル崩壊の影響で解散し、意気消沈したところに、上司の木村陽一に音楽をやろうと誘われ、木村陽一トリオを結成。ハーレムストライドピアノスタイルを中心としたクラシックジャズの演奏活動を開始したそうです(Wikioedeiaより抜粋)。
バイソン片山さん。
今回のスポンサーはもちろん1月にトルコに新たに販売会社を設立したパナソニックです。
ジャズのスタンダードナンバーの合間に、トルコの「KATIP(キャーティプ=日本でもウシュクダルという名前で知られています。)」や昨年公開された映画の挿入歌としてリバイバルヒットした「ANLAMAZDIN」などトルコの歌もジャズ仕立てに演奏、好感度がますます上昇していました。
小林真人さん。
「トルコにおける日本年」の今年は、日本とトルコの今日の友好関係の原点といえるエルトゥールル号の日本訪問および和歌山県串本沖での遭難から120年目に当ります。小川理子さんが銀座でのライブの時にこの話を紹介しながら「日本の曲はどういう曲がいいですか?」と問うと「串本節!」という声が出たのだそうです。ジャズ風「串本節」から理子さん作曲の「エルトゥールルブルース」の演奏は本当にすばらしかった。
スタンディングオーベーション!
日本には、こんなにすばらしい方たちがいると、この日本年の一連の行事に参加する度に誇りに思い、トルコ人に鼻高々で自分がまるで紹介しているような気分になります。コンサート終了後、JIKADの皆でメンバーの皆さんと一緒に記念撮影をしていただきました。ちょっとだけ小川理子さん、夫がその親しみやすいキャラクターの大ファンになってしまったバイソン片山さん(ずうずうしく「バイソン仕様」のドラムスのスティックまで頂いていました)ともお話をすることができました。バイソン片山さんはトルコがとても気に入って「また来たいねー」とおっしゃってくださって今度はトルコ側として嬉しくなってしまいます。
JIKADの皆と記念撮影。
アドナンサイグン芸術センターの小ホールでのコンサートだったので、会場に入りきれないお客さんがたくさん出てしまい残念でした。でも小ホールだったからこそ、あの親しい雰囲気にあふれたコンサートになったのも事実でしょう。小川理子さん率いる「QUARTET JAPAN」のイズミル公演がまたいつか実現することを心から願っています。
※ベースの小林真人さんのブログ → what am I here for?
トルコでの様子もエントリーされていらっしゃいます。
小川理子さんのブログ。画像をクリックするとページが開きます。
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