イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

大きくなったら

2006-07-30 06:26:34 | イズミル暮らし・イズミル案内

パラソルの下で気持ちよさそうに寝そべっていました。

今年初めて海へ行ってきました。イスタンブルに住む義弟一家が夏休みでイズミルに遊びに来ているのです。それも突然!アンネの家に滞在しているのですが、海へ行った日の前日、我が家へも夕飯を食べに来てくれました。義弟一家5名、義妹一家3名そしてアンネの総勢9名様、私たちを含んで11人分の夕飯を汗たらたらで用意しました。普段お客さんがいらしてもせいぜい3・4人、11人分の食事なんてどれだけ作ればいいのか見当もつきませんでした。でも皆さんに美味しい美味しいと言ってもらえてホメ殺し状態。奮闘した甲斐がありました。特にふだん食の細い姪っ子たちがおかわりまでしてくれて親がびっくりしていました。義弟一家は食にはかなり保守的な方なので、あくまでも正統派トルコ料理でいきましたよ。


地元の人が数組いるくらいの静かなOZDEREの海水浴場です。

翌日は夕飯のメンバーそのままで海へ。私たちが毎年義妹たちと一緒に行っているOZDERE(オズデレ)と言うところへ行きました。滞在した5時間の間、子供たちはほとんど海に入りっぱなしで真っ赤っ赤に日焼け。去年までは一緒に海へ行くと水の中で私にしがみついて離れなかった姪っ子たちがすっかり海の子になってしまい私のことなどは見向きもせずに勝手に遊んでいたのが嬉しいような寂しいような。


海に夢中の姪っ子たち、ビルテンとゼフラ。

そして私がトルコへやってきた5ケ月後に生れた甥っ子も「泳ぎ方知ってるの?」と生意気なことを聞くようになりました。彼に「大きくなったら何になる?」と聞いてみると「スパイダーマン!それから髭剃りする!」と答えてくれました。


大きくなったらスパイダーマンと髭剃り!の甥っ子イブラヒム、ご機嫌斜めです。



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DENIZ BORULCESI(デニズボルュルジェスィ=おかひじき?)

2006-07-22 22:22:46 | 料理


この写真の植物をご存知でしょうか。私の住んでいるイズミルはエーゲ海に面し、パザルでは季節季節に色々な種類のOT(青もの、葉っぱもの)が並び、人々も好んで食べているようです。私はパザルで見かけても得体の知れないOTをどうやって調理すればいいのかわからずにいましたが、最近は人から聞いたりインターネットで調べるなどして少しずつ挑戦する様になりました。しゃきしゃきした歯ざわりや香りが新鮮でいかにも健康によさそうです。「やっぱりエーゲに住むならOTを食べなくちゃね」と言う気分です。

さてこの植物、トルコ語でDENIZ BORULCESI(デニズボルュルジェスィ)と言います。DENIZは海、BORULCEはささげ(豆)のこと。辞書で該当する日本語を見つけることができなかったのですがインターネット等で調べてみるとどうやら「おかひじき」と同じものでないかと思われます。海岸の波打ち際で育ち、塩気が強くならない春から夏にかけて食べられるそうです。茹でても鮮やかな色や歯ざわりが変わらず 栄養成分もひじきに似ており、ビタミンとミネラルが豊富で、特にカルシウム、カリウム、ビタミンAが多いのが特徴、ちなみに、ビタミンAはほうれん草とほぼ同量、カルシウムは3倍だそうです。

ある日、夫が友人に勧められたと言って仕方なく買ってきたので、私も仕方なく(?)料理をすることに。トルコ料理のHPでは定番のヨーグルトサラダくらいしかレシピが載っていませんでしたが、さすがに日本の「おかひじき」で調べると様々な工夫メニューがありました。

 
茹でて固い茎部分を除いた状態

調理の仕方はまず、根っこ部分を切り落としきれいに洗ったあと、熱湯で5分ほど茹でます。この時DENIZ BORULCESI自身の塩気が強いので決して塩は加えないでください。決してですよ!水を切ったあと、固い茎部分をはずします。

私は一日目はまずトルコ風にヨーグルトサラダを、そして翌日は日本風にかき揚げを作ってみました。塩は一切加えなかったのに、それでも塩辛く、磯の香りがぷんとして、まあ1年に一度くらいは食べてもいいかな、と言う感想です。


トルコバージョン:ヨーグルト+ニンニク+トマトのみじん切りで和えたサラダ


日本バージョン:じゃがいも+人参+たまねぎでかき揚げ

Afiyet olsun!



・・・とここまで一旦書いた時、一瞬のうちに全てが消えてしまいました。顔面蒼白、気温は35度あるというのに一瞬寒気がしました。気を取り直して書き直したこの日記、よかったらクリックをお願い致します!↓




ANNENMIN MUTFAGI(アンネミン ムトファウ=お母さんの台所)

2006-07-14 21:30:33 | Weblog
 
TRT「ANNEMIN MUTFAGI」より、スナアンネとジャポンゲリン・ユミコ


トルコにお住まいの皆さんはご存知でしょうか。7月からTRT1で新しく始った「ANNEMIN MUTFAGI」と言う料理番組を。
私は昨日アンネ(義母)の家に行った時に初めてアンネから聞いたところです。どうやら日本人女性がトルコのTRTと言うチャンネル(国営放送)で料理番組に出演していらっしゃるらしいのです。アンネ曰く「彼女、トルコ人が話していることはよくわかっているんだけど、あまりうまく話せないみたいなのよ」とのこと。(これはきっと役柄そのように振舞っていらっしゃるのでは、と後で思いました。)

そして今日さっそく見てみました。7月5日より新しく始ったドラマ形式の料理番組ということで、私はよく知らないのですがSuna Pekuysal(スナ ペクウイサル)と言う有名な女優さんがスナアンネ役、その娘のハリカ(Damla Özenダムラ オゼン)が小姑、そしてお嫁さん役として日本人のユミコ(Chikako Fujimoto)の3人が登場人物です。

前半は3人によるカイナナ(姑)、ギョルムジェ(小姑)、ゲリン(嫁)の関係を面白おかしくドラマ仕立てで見せ、後半は小姑とジャポンゲリン(日本人の嫁)ユミコが料理を作って見せるという構成になっていました。

スナアンネは、トルコの伝統にしばられた、そして息子(ユミコの夫)にベッタリと言う典型的なトルコのアンネ、そんなアンネの嫁イメージには遠いユミコに満足はしていないながらもトルコの伝統やトルコ料理を教えようとしている、そしてユミコ夫婦の家でありながらアンネが実は手綱を握っていると言うところのようです。小姑のハリカは自由を愛しトルコ人から見たら少し嫁き遅れ気味で焦っている娘を演じています。

この番組のスポンサーがEternityというトルコの台所用品メーカー、以前zeynepさんのブログIstanbul'dayim(現在休眠中?再開が待たれます)でも紹介されていた様にこの会社のCMに出演していたと言う日本人がChikako Fujimotoさんのようです。

「ふるまいと話し方が注意を引く」と書かれていたChikako Fujimotoさん、確かに日本人ってトルコ人と一緒に並べるとうなずいて首を振る回数や相槌を撃つ回数が多いようです。でも料理番組部分では彼女の一生懸命さがにじみ出ていて一緒に力が入ってしまいました。微笑ましいジャポンゲリンを演じていらっしゃいます。

TRT番組製作者の話ではゆくゆくは日本のNHKでも放送される可能性があるとのこと、インシャッラー、日本の皆さんもお楽しみに~。

TRT1で平日の午前11:25から。(トルコのことなのでたとえTRTと言えども放送時間が前後にずれる可能性がありますのでご注意を。)

因みにトルコでは既に大活躍の女優高野あゆみさんの「AYUMI ILE OZEL TATLAR(あゆみと特別な味)」と言う料理番組もあります。本放送は既に終了していますが毎朝8:00からCINE5と言うチャンネルで再放送中。毎回ゲストへのインタビューをしながら料理を作ると言う、あゆみさんの才女ぶりが楽しい番組です。




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INCIRALTI(インジルアルトゥ)

2006-07-10 07:01:30 | イズミル暮らし・イズミル案内
 
本日のインジルアルトゥ

我が家の近くでマンガル(バーベキュー)をする場所としてすぐに思い浮かぶのがインジルアルトゥと言うイズミル湾沿いにある公園です。夏の夕方、夕涼みがてらマンガル道具一式を車に乗せ10分もすれば行くことができます。

 
昨年の12月に写したインジルアルトゥ

かつてこの辺は魚料理レストランがあるくらいののどかな漁村と言う感じでしたが、ここ数年の間にオズディレクと言うショッピングセンター、クラウンプラザと言うホテルなどができてから人の流れが変わり、週末は買い物がてら公園付近を散歩する人たちがだんだん増えているのを感じていました。そのわりにそこへ行くまでの道路は草ぼうぼうの荒地、木一つない殺風景な景色が続き、気分の出ないことこの上なかったのですが、昨年イズミルで開催されたユニバーシアードの頃から急に整備が始り、久しぶりに今日行ってみると街路樹が植えられ、荒地は花壇までできて駐車場にされ、小さな漁船がたくさん停泊していた港は跡形もなくきれいなプロムナードに変身していました。


ホテルクラウンプラザ

鄙びた漁村と言う雰囲気のインジルアルトゥも味がありましたが、やっぱりきれいな散歩道を歩いていると「イズミル市民」ってちょっといいかな?と思えます。
今日も一日暑かったけれど、インジルアルトゥを散歩して海風に吹かれたら元気になってまた1週間頑張れそうです。

ちょうど新月社の献血キャンペーン車が来ていたので、献血好きの夫はさっそく献血をしていました。

 
「あなたの血、蚊ではなくて新月社に献血して下さい!」と言うキャンペーン中





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ISTANBULからIZMIRへの船旅

2006-07-04 06:00:15 | 



イスタンブルからイズミルへいらっしゃることをお考えの方、交通手段はどうなさいますか?最近は飛行機会社も増えたことだし飛行機で一っ飛び?それともやっぱりトルコの国内移動はバスに限りますか?

トルコに住み始めて、私にとって日本よりも遠くなってしまった感のあるイスタンブルですが、こんな船旅ならしてみたい!と興味津々なニュースを読みました。かつてイスタンブル-イズミル間は週に一日だけ船便があったと聞いたことがありますが、バスや飛行機利用客の増加、また宣伝不足から利用者が減り3年程前から休航となっていたのだそうです。
この6月16日に豪華客船に生まれ変わった「サムスン」と「アンカラ」と言う客船によりMAVI YOLCULUK(青い旅)が再開されたそうです。

Deniz Cruise and Ferry Linesと言う会社によって運営され、5星ホテルにも引けをとらない快適さが提供されるという船内ではレストラン、ディスコ、バー、子供クラブ、フィットネスセンター、プール、美容院そしてビジネスセンターの利用が可能。定員は車220台と旅客575人。169の客室と110の座席があるそうです。

気になるお値段は・・・
パノラミックスイート(4人まで)750YTL(約55,000円)、
エグゼクティヴスイート(4人まで)695YTL(約50,000円)などなど・・・。スイートじゃなくてもと言う方は300YTL(約22,000円)で4ベッドつきの部屋あり。
座席だけの場合は窓なしデッキだと65YTL(約4,700円)窓ありだと75YTL(約5,500円)
車での乗船の場合は別途195YTL(約14,000円)が必要です。

16時間の船旅、イスタンブルはサライブルヌ港より、イズミルはアルサンジャック港より午後4時半にそれぞれ出航、翌朝9時15分に到着です。限られた日数でのトルコ旅の際にも、この船を利用すればちょっとリッチな気分が味わえるのではないでしょうか。


我が家の窓からDENIZをキャッチ!真ん中に見える白い船がDENIZです。9:15到着のはずなのに10:30頃目撃しました。

エーゲ海とマルマラ海を眺めながら優雅なプチクルーズ、いかがですか?どなたかお試しください!

オンライン予約はこちらから→ http://www.denizline.com/index.html



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