イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

巣立ち間近・・・でした。

2008-12-22 12:09:34 | クムル

父クムル。

クリスマスも師走もお正月もここにいるとすべて遠いこと、クルバンバイラムが終わって何だかすべて終わったようにすっきりしてしまいました。トルコでも場所によってはかなりの雪が降り、村への道が閉鎖されたなどと言うニュースが聞かれるようになりました。イズミルはそれほど寒くはないので雪のかわりに雨、この週末からまとまった雨が降り続いています。


この2羽は、いつも密着しすぎていてなかなか2羽の姿をとらえることができません。
よって、貴重な一枚。


11月29日に我が家のベランダで今年五番目の雛2羽が生まれ、そろそろ巣立ちの頃。今までの雛は生後2週間もしないうちに巣箱の中で歩き出し、羽を広げ始め飛ぶ準備を始めたものです。それに合わせて親クムルは常にベランダの手すりや向いのアパートの上で雛クムルの動向を見張るようになります。ベランダの中とは言えかなり気温が下がっているせいか、今回の雛クムルたち、いまだに動きがありません。2羽でピッタリくっついたまま。それでも親クムルは自然と巣立ち体制になるのでしょう。


巣にいるところを近くから写そうと思ったら、びっくりしてまた巣から飛び出し落ちました。
また捕まえたのですが、前回17日の記事の写真に比べると顔が怒っていませんか?
生意気にも私の指をつつこうとしています。


一番目の写真は我が家へ来る父クムルの写真です。この姿を見ると「孤高」という言葉が頭に浮かびます。
写真ではよくわからないのですが、ここはベランダの外に張り出している洗濯物干しです。雨がざーざーと降っています。庇はないので土砂降りの雨の中、日が暮れるまで2時間以上はこのままの姿でここに停まっていたでしょうか。鳥が寒さを感じるかとか、羽が濡れたらどうなるのか、わからないけれど、それでも親の愛情を感じずにはいられない姿でした。家の中から「濡れて寒いだろうに、おなかはすいていないんだろうか」なんてやきもき眺めている自分が滑稽に感じられるような凛々しい父クムルです(親ばか状態)。




《追記》
朝起きて明るくなってからベランダでクムル雛を確認するのが日課でした。夕べはとても寒かったので夜寝る前にもベランダの灯りをつけて息をしているかどうか確認してから寝たのです。今朝見てみると動きがない、しばらくすると親鳥が来て巣箱へ行きました。いつもなら親鳥の嘴にくらいついて離さないのに、今日は違いました。雛2羽の顔が見える写真を写した次の日に逝ってしまいました。まだ信じたくないのです。親鳥2羽も何度も来ては巣箱に行きます。雛に向かって声をかけるような鳴き声を出しています。

 






生後2日目。
         






☆現在のイズミル☆



2008年クムル便り

2008-04-13 22:03:43 | クムル

3月31日、雛が孵った後の満足そうなクムルカップル。お気に入りの1枚です。

我が家へやってくるクムルカップル、去年はベランダに巣作りをし2回も卵を産みました。卵を温め雛が孵り巣立つ日まで楽しませてもらい幸せをわけてもらったと同時にはらはらどきどきもさせられました。最初に巣から飛び立ったクムルの最期にはずいぶんと悲しい思いもしました。今年は2月頃から巣作りの気配を見せ始めたクムルたち。また悲しい思いはしたくないと網を張ったり棒を置いたり何回も拒否の姿勢を示しましたがそれでも諦めず何回でも巣にする為の枝葉を拾ってきてどんな狭いところでも入ろうとがんばっていました。最後には夫が根負けして去年と同じ場所に木箱を置いてやりました。最初はそこが気に入らない様子で最初に自分達が選んだ場所にあくまでも巣を作りたがっていましたがそこへ作られると洗濯物を干したりするのに支障をきたす為に断固許可をしませんでした。



そんなことを2ヶ月ほど繰り返した末に3月18日ついに卵が生まれました。24時間夫婦で協力しながら卵を温める姿には本当に胸打たれます。昼間は父クムルが夕方から朝まで母はクムルが温め続けていました。


見えますか?卵の右側にもしゃもしゃで黄色いクムルの雛。

私の計算では4月2日に孵化すると思っていたのですが、3月31日には1羽目が誕生しました。黄色くて小さくてひよこみたいです。去年はほぼ同時に2羽とも生まれていましたが、今年は2番目がいっこうに生まれません。親鳥も去年は生まれた後は巣を離れミルクをやる時のみ巣に帰ってきていましたが今年はそれ以降も24時間体制でずっと残りの卵を温め続けていました。


4月3日。赤ちゃんクムルと一緒に卵を抱いています。


4月5日。まだ諦めません。

でも結局残念ながら生まれることはありませんでした。親鳥も1週間過ぎた時点で諦めた様です。言葉のないクムルがどうやって夫婦で諦めたことを了解しあっているのか、交代の時間をどうやって決め合っているのか不思議でなりません。でも神様が作り出したものの素晴らしさを改めて実感させてもらっています。




4月6日。この日に親鳥は巣を離れました。でも雛君は兄弟を待っているかのよう。








4月8日。ミルクをやっている様子。

最近では、親クムルはミルクをやるふりをして雛を立ち上がらせたり翼をパタパタさせる練習をさせているように見えます。雛鳥も一人で(?)いる時には一丁前に翼を広げたり身繕いをするようなしぐさを見せて笑ってしまいます。上のミルクをやっている写真や下のビデオは父クムルだと思われます。母クムルは臆病で餌をねだりに来ますが、決して私を近づけないし私が見ているとミルクをやるのもやめてしまいます。父クムルはそばにいても平気、卵を温めていた時期も私が写真を写していると卵の上に座らずに待っていてくれました(気のせい?)。



上の写真は今日写しました。ずいぶん大きくなりました。顔もしっかりしてきました(すっかり親ばか状態です)。この写真で見る限り卵が見えません。生れなかった卵はどうするのだろうと思っているのですが…。そろそろ巣立ちの時期が近づいています。無事に巣立ってくれることを神様仏様、八百万全ての神様にお祈りします。



クムルがミルクをやっている様子です。これも父クムルだから撮らせてくれました。








こちら人間のエリフも大きくなりました。
               






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またまたクムル

2007-06-09 09:18:06 | クムル

相変わらずいつも一緒の親クムル。

懲りずにクムルネタです。1羽になってしまった我が家のクムル雛、兄弟の不幸を知ってか知らずか巣立ちの頃を過ぎても一向に巣から飛び立つ気配はありませんでした。せいぜい巣箱の外に出て鉄枠に留まっているくらい。業を煮やした(?)両親も「いい加減に飛び立て」と言っているかのごとく夕方になるとベランダにやってきては啼いたり飛んだりしてみせていました。
ある夕方突然飛び出したのはよかったものの、ベランダの中に戻ることができないまま暗くなってしまい最初の夜をベランダの外の狭い場所でしかも海からの突風を受けながら過ごすという経験をしてしまった雛クムル、それに懲りたのかその後は少しの間外へ出て行くもののすぐに戻って巣箱の主と化していました。

ところが、ある日親鳥達がまた巣箱にやってくるようになったのです。巣の中をカツカツとつついています。「たつ鳥跡を濁さず」で子育てが終わったある鳥は巣の中の糞などをきれいに掃除してから去っていくという話を聞いてクムルも掃除をしているのかなと思っていました。鳩博士の夫が一言「もしかしてまた卵を生むんじゃないの」とぽつり一言。「まさか~!」と答えてみたものの巣に親鳥がやってくる回数は増え、雛鳥を追い払うようになって来ました。
巣が留守になった隙に大急ぎで脚立を出して覗いた夫、笑いながら「やっぱり」。前回の卵を生んでから1ヶ月位しかたっていないのに、1ヶ月の間ほとんど巣から出ないで座りっぱなしの(?)忍耐の日々を過ごしたばかりなのに、また生んだの?



巣箱の中は1号雛鳥の糞でいっぱいです。そこへ産んだ卵。

それでも雛鳥は昼間は外にいることがさすがに多くなったものの相変わらず夕方17時ごろにはさっさと巣箱にご帰還、卵を親鳥が温めるようになってからは巣箱の中に入れてもらえないので箱のふちに無理やり座って親鳥の迷惑になっていました。


卵を温める親鳥(左)の頭の上に座っているような雛鳥(右)。なんとしてもここがいいんです!

卵を発見した日から計算して孵化までは後2・3日だなと思っていた6月1日、巣にいた親鳥がまた巣の中をカツカツとつついていました。何回目かのその音で巣箱に目をやるとなんとかわいらしい頭がふたつ覗いているではありませんか。我が家の2度目の雛鳥誕生でした。


2羽一緒に無事に巣立って欲しい。

それ以来、にーちゃん(勝手にオスと決めました)雛鳥を執拗に巣から追い払う親鳥の猛攻が始まったのです。にーちゃんはどうして追い払われるのかわかっていないのでしょう、いつも通りにベランダに戻ってくるのですがアパートに近づくのすら許されずに一日中親子の追いかけっこが続いています。餌をついばむ暇さえ与えず「獅子は我が子を千尋の谷から突き落とす」ということわざを地で行くそれは厳しい親鳥です。
情け容赦無しの親鳥ですが、これは近親婚、巣にいる兄弟達と番になることを防ぐ為なのだろうかと想像しています。

日が沈むとクムルは行動しなくなるのですが、最後の最後まで大空を舞台の激しい攻防が続き、ああ今日はにーちゃんクムルどこで寝るんだろうと思いながら夜巣を見ると何事もなかったかのように巣箱の端っこにちょこんと留まっている姿を見つけると思わず笑ってしまいます。そしていつまでもここにいていいのに、と身勝手に思っている毎日です。




6月1日生まれの雛たちもこんなに大きくなりました。






今日も親子クムルの攻防は続きます。







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最後の写真

2007-05-03 06:30:11 | クムル

今朝写した2羽揃った最後の写真。

4月17日に生まれたクムルの雛達、すっかり大きくなり親鳥と変わらぬ大きさになりました。生後1週間もした頃には親鳥達は巣には一日に数回ミルクをやる時のみやってくるようになって夜も雛達だけで過ごしていました。そしてここ数日は朝晩親鳥は必ずベランダで雛達を見守るように停まっていることが多くなり、いよいよ巣立ち準備の為に雛達が巣から飛び出した拍子に落ちないようにあたかも見守っているかの様でした。

今日は私は朝から出かけており夕方家に戻ってすぐにベランダの雛達をのぞくと雛鳥2羽とも巣箱の端に停まってもういつでも飛び出しそうな態勢です。もしかしたら留守中に試験飛行をしたのかもしれません。そう思いながらドアから見ていると1羽が突然飛び上がってベランダの外へ飛んで行ってしまいました。あっと言う間の出来事、向かいの家の屋根に着地をしたもののそこからここまで帰ってこれるのかどうか心配しながらもきっと帰ってくるだろうと思ってしばらくした後にもう一度ベランダを見ると親鳥2羽が揃ってベランダにいます。あの雛はどうしたろうと向かいの屋根を見ると、そこには大きな真っ黒なカラスがいました。

初めて飛んだ日に世界を何も知らないうちにほんの一飛びしただけで雛鳥の1羽は死んでしまいました。きれいな巣作りに始まり18日間身じろぎもせずに卵を温めた親鳥達、今日まであっと言う間に大きくなった雛鳥。何の為に生まれてきたんだろうと残念でなりません。親鳥達はたぶんいつも鳩を追い払っている私達が今日も助けてくれるとでも思ってベランダに来たのでしょうか。親鳥達はカラスのそばで遠巻きに見ているだけでした。

死んだ雛は生まれた時からもう一羽に比べて元気がよく、親鳥の嘴もいつも独り占め、私が脚立に昇って写真を撮ろうと構えると一丁前に羽を膨らませ、嘴をカチカチ言わせながら威嚇のポーズをとるようなこともありました。

ショックを受けたのは夫も同じで「カラスはもう今日から敵だ!」そうです。もう一羽も慌てて飛び出さないようにベランダの日除けを下ろしてしまい「どこへもやらないで哺乳瓶で育ててやる!」なんて言っています(冗談でしょうが)。
自然界の厳しい生存競争を目の当たりにして、それでも私達が見ていなかったらもしかしたら飛び出さなかったかもしれないと悔やまれてならないのです。





    





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5日目の雛クムル

2007-04-22 05:18:38 | クムル

親鳥が巣にいない間にこんなに近くから写すことができました。

クムルの雛が生まれて5日が過ぎました。この辺りにもツバメの巣がありツバメの親鳥は朝から夕方まで一日中餌を求めて慌しく飛び回っています。雛鳥と言うものはこの様に生まれてから巣立つまで常にぴーちくぱーちくおなかをすかしているものと思っていた私、ところがうちのクムル親子はし~んとしています。生まれて1・2日は親鳥はずっと巣に座っており、たまに雛のくちばしが覗いていたのですが3日目くらいから親クムルはしばしば巣を離れるようになり今日などはほとんど「留守」でした。そして親鳥が留守の間に巣を覗いてみると雛鳥2羽がぴったりくっついてすやすや寝ていました。今日は親鳥がいないことをいいことに何回も覗いてみたのですがいつ見ても爆睡中の雛クムルたち。おなかがすかないのでしょうか。


鳥が嫌いな方には少し気持ちが悪いかな。
まだ羽が生えていないので翼部分の骨(?)がはっきり見えます。


この謎はオールマイティ物知り博士の「不思議な世界旅行」さんが「鳩だからしばらくピジョンミルクで育てるのかな。」と言うコメントをくださったことがきっかけで解かれることになったのです。「ピジョンミルク」と言うものを知らなかったので早速調べてみました。

普通の鳥はふだん植物食であっても雛を育てる時期には消化のよい動物質のものを捕らえて雛の餌にするので、ツバメの親鳥のように虫などを求めて常に巣を出入りする必要があります。ところが鳩類はピジョンミルク=Pigeon milkを飲ませるので巣を出入りする必要がまったくないのだそうです。ピジョンミルクには、タンパク質、脂肪、ビタミン類などが含まれており、オスもメスも分泌することができます。親鳥は種子等をそ嚢にたくさん蓄え、雛鳥の嘴を口の中にくわえて吐きだし、一度に多量に押し込むのだそうです。雛鳥が成長するに従ってピジョンミルクは薄くなり巣立ちの頃には全く出なくなるそうです。

  ※ピジョンミルクとは、肥大したそ嚢の内壁の細胞が剥離した
   ミルク状の液体。そ嚢とは、食道に続く薄壁の膨大部であり、
   食物の一時的貯蔵場所、消化は行なわれない。


皆さんはご存知でしたか?私は知らなかったので目からウロコ!とても興味深く調べることができました。そして「不思議な世界旅行」さんがクムルの親子とともにこんな機会を与えてくれたことに感謝です。
                       



ついでにクムルは日本では「シラコバト」と呼ばれていると以前「無題・休題-ハバネロ風味-」のcakeさんが教えてくださいましたが、「ジュズカケ」と言う別名もあるようです。これは首にある黒いラインを「数珠」に見立てたことに由来するようです。




太陽が沈む位置がだいぶかわったのでうちからこんな夕焼けが見られるようになりました。

   







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生まれたよー!

2007-04-18 22:52:17 | クムル


前回の「クムルの巣作り」にも書いたように我がベランダの住人クムルの夫婦が卵を温め始めたのに私が気がついたのは4月2日のことでした。18日で卵が孵るというクムル、そこから計算するとそろそろ雛が孵ってもいい頃です。クムルも心なしかそわそわ(?)、以前のようにどっしりとではなく腰を浮かしたような姿で座っていることが多くなりました。数日前には卵のかけらのような破片を加えて巣から飛び出したこともありました(暇人?)。夫は巣のそばにビデオカメラを設置してTVでライブ中継をしようと張り切っていました(でも張り切るだけでビデオカメラは放置状態)。



今朝出かける時に夫は「クムルちゃん、ちょっと出かけるけど子供達の面倒よく見るんだよ」と言いおいて出かけました。お昼に私が家に戻りすぐにベランダの扉を開けると何だかうごめいています!黒っぽい塊です!クムルが嘴を突っ込んでいるようです!目が悪いのでよく見えないけれどどうやら雛のようです。
さっそく脚立を運びました。クムルに「見せてくれる?」と聞きながら恐る恐るカメラを向けました。雛鳥を置いて逃げるわけにもいかないのか写真を写すことができました。その間もまだ眼も開いていない黒い塊が時折小さな嘴を上に突き出していました。



その後しばらくしてもう一度巣の中をのぞいてみましたが、雛の姿は見えません。たぶん親鳥が懐の中に入れて温めているのでしょう。今日は少し肌寒いイズミルでしたが、我が家は一気に春爛漫、世界中の花が咲いたような小躍りしたいような気分です。





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クムルの巣作り

2007-04-06 06:53:29 | クムル
 
見てくださ~い!この美しい巣とかわいらしい卵を・・・。

この家に引っ越して以来キッチンの窓に毎日やってくるクムルに餌をやることは私の楽しい日課の一つになっていましたが、キッチンで餌をやるとすぐに鳩が来てまるでやくざのように横取りをし、クムルはなすがまま…最近は鳩のやってこないベランダの中に餌を置くようにしていました。


ベランダの中に降りて餌を食べるようになりました。慣れるまで少し勇気が要ったようです。

3月に入ってから餌を食べ終わってからも何時間もベランダで留まっているようになりました。日向ぼっこをしているのかしらと思っていたら昔鳩を飼ったことのある夫曰く巣を作ろうとしているに違いないと言うのです。なるほど高いところに停まったりして巣作りにふさわしいところか、人間どもは邪魔をしないかなどと調査をしていたようです。


2羽揃って何時間も同じ場所で座っていました。


こんな天井近くも巣作りの候補だったようです。

野菜が入っていた木箱を夫がある日ベランダの天井近くに置いてみるとさっそくそこに入って座っていました。
それから何日間かは木箱にも来なかったのですが、3月の最終週、ついに巣作りが始まったのです。二羽でどこから拾ってくるのか色とりどりのコードや木の枝を銜えてきてはコツコツと音を立てながら巣を編んでいます。朝8時前から夕方17時くらいまで働いて夜はどこかへ帰って行っていました。以前なら餌をやるとすぐに食べていたのに巣作りが始まってからは夕方まで全く餌にも手(?)をつけませんでした。

そんな作業が4・5日続いたでしょうか。そのうちに夜も一羽が巣の中で残るようになりました。もしかしたら卵を産んだのかなと思いましたが、巣の中をのぞくことは出来ません。洗濯物を干したりしていても気にしないのですがカメラを向けるとバタバタと逃げ出します。


2羽の仲睦まじい共同作業。

ただ日に何回か巣から数分だけ出て行くことがあるので、昨日はその隙に大急ぎで脚立を運び手を伸ばして巣の中を激写!脚立に乗っても巣の中は見えない高さなのですぐに写した写真をデジカメの画面で見るとなんとも美しい卵が二個見えるではありませんか。PCで大きくしてみると巣もなんてきれいなんでしょう。




卵を抱くようになってからは同じクムルでも配偶者(?)以外は決してそばに寄り付かせません。必ずそばで一羽が監視しているのです。

誰にも教わらずに2羽だけでこんなに素晴らしい子作りの準備をしているクムル達、なんともいえないすがすがしい感動を味わう毎日です。かわいい雛鳥を見ることが出来る日はいつでしょう。




追記
cakeさんがコメントで日本の「シラコバト」に似ていると教えてくださったので「シラコバト」で検索をしてみたらまさにクムルのことでした。日本では一時絶滅の危機に瀕し天然記念物に指定されたそうです。埼玉県の県鳥なんですね。

cakeさんどうもありがとうございました!
 






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クムル

2005-09-17 20:13:47 | クムル
我が家のキッチンに毎日3食ご飯を食べに来るお客様がいます。
クムルのペアです。クムルはトルコ語日本語辞書によると 小型
キジバトの一種とあります。鳩より一回り小さく首にチョーカーを
つけたようなラインが入っておりつぶらな瞳がとてもかわいいのです。
私がキッチンに行くとどこで見ているのか 飛んできて、気がつかないと
窓の外を何回も上ったり下がったり、ギーッと言う鳴き声で存在を
アピールします!
最近はキッチンのテーブルの上で食べる様にまでなりました。
昨日キッチンの窓を開けたままトイレに行って戻ってくると
何とクムルがキッチンの作業台の上にたたずんでいてびっくり!
そばにはクムル用の麦を入れた瓶が。
よほどおなかがすいていたのね・・・・。