写真はチャイを沸かすためのSEMAVERです。夫は無類のチャイ好き、タバコは我慢できても(でも禁煙は出来ない)チャイは我慢できない、寝ている時間以外は常にチャイが欲しい、旅行など長時間の移動があると必ずポットにチャイを入れて持参するか、車の電熱器でお湯を沸かしティーバッグのチャイを飲んでいます。
このSEMAVERはそんな夫の為に、と言うよりもそんな夫の為に一日中チャイを欠かすことなく沸かしている私の為に、夫の叔母さん夫婦が新居購入のお祝いにプレゼントしてくださったものです。
チャイの入れ方は普通のチャイダンルク(チャイ沸かし器)と同じ。
こちらが普通のチャイダンルク
①まず上段のガラスポットの中にある茶漉しにチャイの葉っぱをいれ、湯沸かし器の上に乗せる。(この時葉っぱを流水で洗っておく)
②湯沸かし器のスイッチを入れてお湯を沸騰させる。(葉っぱを洗ったのはこの時によく蒸らすため)
③沸騰したらガラスポットに湯を入れ、湯沸しにも水を足して、あとは気長に
「TAVSAN KANLI(タヴシャンカンル=ウサギの血の色のような!)」きれいな色のチャイが出来上がるのを待ちます。
④出来上がったら用意したグラスに、まずはガラスポットの濃いチャイを入れ、そこへ湯沸かし器の蛇口から湯を好みに応じて足します。
お客様がいらした時など、早くチャイをお出ししたくてついついまだ十分出ていないチャイを出してしまいたくなります。でもトルコ人主婦はどんな時も慌てず待たせることも全然気にしない(ように見える)でチャイが充分demli(良く出た)になるのを待っています。私は待てなーい!ちなみにこういう慌て者のことを夫はよく、「7ヶ月(で生まれてきた)」と言います。