秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

木屋町二条下がる。その2.

2012年03月15日 19時36分33秒 | 京都非観光迷所案内

佐久間象山、大村益次郎がこの近辺で暗殺されたのは知っていたけど、高瀬川の対岸に
こんな碑が並んで建っていたとは・・・。てっきり高瀬川開墾関係者の碑だと思っていました。
  

  

この近辺は、維新前後に暗殺事件が頻繁に発生した地区ですが、なんでまた象山と益次郎が
肩を並べているんでしょうね。

二人とも徹底した合理主義者で、明治政府に貢献したから、って理由なんでしょうか。でも、この
遭難之碑に気づく人はマレでしょうナ。私も見逃してました・・・。

  
その向かいにあるのは「幾松」。桂小五郎(木戸孝允)も何度も刺客に襲われていますが、幾松さん
の気転で難を逃れています。

逃避行の一つのエピソードとして駕籠かきに扮していた、ってのがありますが相棒は広沢兵助(死後
華族)。なんて贅沢な駕籠なんでしょ。(広沢は明治政府設立後、何者かによって暗殺されました)

桂さんも最後は病魔から逃げ切れなかったけど、凶刃に倒れることが無かったのは、さすがに「逃げの
小五郎」です。

  
私のブログ、「路地と廃屋」には縁の薄い「高級路地」。

今日から相方は着物仕事で魚津へ。(富山県)また、しばらくは男ヤモメ状態です。話相手も
居ないことだし、(テレビとは会話しませんョ)早寝しますか・・・・・。