秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

昔の話で恐縮ですが。

2010年01月21日 20時07分41秒 | Weblog
只今調理場で「ワサビポテト」を作ってます。

このジャガイモを茹でながら、フと思い出したの

が京大農学部横にあった西洋料理店。

オーナーシェフは京都の一流ホテルの料理長
だった爺様で、奥様と二人で営業されてました。

少し奥まった場所にあってコジンマリした
とても雰囲気の良い店でした。

ただ、爺様がとても頑固で、客の注文を聞い
てから調理に掛かるんですよね。

例えばビーフシチューの注文が入った時点
でジャガイモの皮を剥きだします。

って事は料理が出来上がるまで客はひたすら
待つ…。文句言をうものなら爺様は
「それならヨソ行って下さい」てな具合。

客を客とも思わないのがウリの店じゃ無く
一線をリタイアして自分のペースで
調理がしたかったのかも知れ
ませんね、今思うと。そういえば
「ミスター餃子」の初代もけっこう頑固だったナァ。

チンピラみたいな客が
「焼き飯とか無いんかい!」ってオヤジに言ったら、

「ウチは餃子屋じゃ!」なんてタンカきってました。

今はメニューも色々あるみたいですけどネ。