秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

梅は咲いたョ。

2011年03月30日 16時19分32秒 | Weblog

チカゴロ花鳥風月と無縁の暮らし(以前もサホド仲良くしてたわけじゃないけど)
ですが、ほっておいても自然はウツロってます。

この木など一年間を通して自己主張できるのは一週間ほどです。最初見たとき
は桜かな?と勘違いしてました、ワタクシ。

もう少し時期が遅ければ、この木は私にとっては桜のままだったでしょうね。

奈良時代などは桜より梅が尊ばれていたそうです。一説には宇多法王がことの
ほか桜を好まれ、花の主役はその時代に梅から桜に変ったとか。

その後、武士政権となり、ぱっと咲いてぱっと散る桜がサムライの好むところ
となって現代に至っているようです。

「ますらお」ぶりの「万葉集」が評価され、「たおやめ」ぶりの「古今和歌集」が
ないがしろにされてきた時代と重なるような気もしますナ。

武家主権の時代から、明治の富国強兵の時代まで「古今和歌集」はずっと
軟弱者扱いされてきたそうです。梅が軟弱とは思わないけど優しげですもんね。

とはいえ、ワタクシ「万葉集」も「古今和歌集」にもご縁のない人間ですケド。

というかあまり難しいこといってると、脳みそが「こむらがえり」をおこしそうだし、
もうやめておこう。サテ、本日の「おとおし」はナニにしよかいな・・・・。