秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

クロネコめ!

2007年10月25日 20時51分00秒 | 旅ゆけば
4時過ぎに説明会を終了、JRで一駅移動して川崎駅に到着。
駅から歩いて約3分、「東急イン市役所通り店」にチェックイン。

前日京都から宅配したスーツケースを受け取った、までは良かったんですけど・・。

ご存知のようにスーツケースには手持ちで持つ部分と、ゴロゴロ曳いて持ち運ぶ
取っ手(?)部分がありますよね。

普段は引っ張り出す取っ手はスーツケース内に収納されてます。

で、受け取ったスーツケースの取っ手を引っ張り出そうとしたら、???

引けども押せども(押してもしょうが無いんだけど)ビクともしない。

エイ!と力入れて引っ張ったら、なんと片方の支柱が折れてるではないですか!

よ~く見たら中央部分、なにか硬いもので引っかいたような傷がアル。
片方がメゲとりますがな!

素人なら気付かないかも知れないけど、「着物」で喰える(かろうじてだけど)
今まで、糊口を凌ぐため、色んなバイトをコナシてきた迷探偵には分るんです。

コレはフォークリフトで引っかいた傷だね。(迷探偵コンナン)

コンテナに積み込む折、リフトの先をぶつけてます。(リフトも運転できるし、
宅配便のバイトもしていた事がある爺の目はごまかせ無い!。)

まぁ、そろそろスーツケースも買い替えようと思ってたし、電話で「以後荷物の
取り扱いには注意をしてくださいね」で済ませておきました。
(新品ならそういうワケにもいかないけどね。)

何人もの手を通して運ばれる荷物だから、どこでこんなミスが生じたかは素人には
分りません。どうせ分りっこないし、知らん顔を決め込むのは簡単です。

着物創りは色んな職人の共同作業です。ミスが生じたら、どの過程で起こったのかは
一目瞭然。でも分らなくても責任転嫁する職人は居ません。(爺の知る限りでは。)

「頼まれた仕事以上をこなすから職人」。自己満足かも知れないけど、そんな職人
が日本の伝統工芸を支えてきたんですよね。

こんな話も「おとぎ話」になってしまうのかなぁ・・・・。