秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

朽木村探訪。

2007年10月03日 20時02分20秒 | 旅ゆけば
この地は、「てんくう」(温泉施設)以外、通過地点なんですけど、今回は時間を
とって少し探索してみました。

何十回(では済まないかも?)も通過してるのに、車を停めて歩いたのは初めてです。

まずは、宝牧場へ。定休日男の定石通り、施設は休館日。別にクッキングや乳搾り
体験したいワケではないので、差し支えはありません。
   
シュークリームだけは買いたかったけど・・。    生後間もない子牛。↑

牛、うし、ウシだらけ→
休館日、と言っても牛達が皆揃って遊びに行ってるワケじゃありません。体験
コーナーやレストランがお休みなだけです。(当たり前やね。)

その後は村内をブラブラと。道の端を流れる清らかな流れは、郡上八幡を思い出します。
  

写真を撮ってたら、サンダル履きの足の甲を何やら冷たいモノが通過・・・。
ま、蝮?の子供。驚いたゾ!!

気を取り直し再び散策を開始。風情のある酒屋の前に差し掛かると一人の爺さんが
私たちに何やら話しかけてこられました。

どうやら自販機で偽コインを使ってつり銭を盗まれた。という事を言ってるらしい
けど、聞き取りにくい。(原因はレジの側に外された入れ歯が。納得!)

どうやら話相手が欲しかったみたいで、店の前にあった床机に座りシバシ歓談。
  
明治時代の建物で、元は料理屋さんだったらしいです。道理で中庭も立派だ。↑

実は前回、この建物の前を車で通りかかり、感動。その折は帰路を急いでたので、
今回ゆっくり見学してみようと思いたったのです。↓
   

  
館内は自由に見学できます。一階でオバちゃんがお茶を出してくれました。
←三階からの風景。

初めて訪れた村なんだけど、妙に懐かしい小さな村でした。帰りに先ほどの酒屋
を通ると、爺さんはまた新しい人を捕まえて、つり「銭ドロ」のお話中・・・・。

  

  
写真の容量がイッパイになってしまった。残りは「おまけ」で・・・。

  

朽木村探訪おまけ。

2007年10月03日 08時51分09秒 | 路地と廃屋
江戸、明治~昭和までの匂いが渾然とした朽木の風景・・・。
  

        ←元、郵便局。今は使用されていません。 

↓清酒「朽木村」限定品。         「ふきしぐれ」(筍入り)↓
             
元亀元年、織田信長が朝倉攻めのさい、浅井長政の挟撃にあい、京都に逃げ帰った
のがこの朽木街道です。

現在は367号線が本街道となり、地元の車以外ほとんど通るものも無く、時に
忘れられた様相ですが、その分懐かしさが堪能できる街道です。