秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

旅の思い出。

2006年10月30日 07時56分52秒 | 旅ゆけば
写真は一昨日のペンションの室内。

ベッドの上部に大きな梁が見えるでしょ。

はい、ご期待通り、オモッイっきり後頭部ぶつけました・・・。

旅の思い出は人それぞれ、風景であったり、人との出会いであったり。

今回は「痛み」だったりして・・・。

今では宿泊は問屋さんが手配してくれるので、ホテルはお任せですが、
以前の工房では、自分で宿を探していました。

ネットもさほど普及しておらず、電話帳で探したり、飛び込みで
お願いしたりしてました。

ビジネスホテルが一番無難(で無いときもあるけど)ですが、
そこは、変わりモノのワタクシ、オモシロそうな宿を見つけると
つい、一夜の宿を、ってコトに・・・・。

岐阜の山中、肉屋さんの二階が民宿、に泊まった折の
「ナントカ精肉店」の領収書に、経理のヒトたちは大うけでした。

熊本では周りは全部田んぼ、って、カプセルホテルに泊まった事もありました。

カプセルの中まで香しい肥の匂い、蚊はぶんぶん飛び廻っていました。

温泉付き、てのが気に入って泊まりを決定したわけですが、
露天風呂は湯が不足のため、使用不可。

たぶん、地元の土地持ちのヒトが不動産屋や、建築業者に騙され?て
始めたものの、客が来なくて営業放棄した、って感じでした。

私達が宿泊した折は経営者が多分変わっていたと思うナ。

後で看板見たら、宿泊の他に「なんとか占い」とか「整体」とか
ワケわからんコト書いてありました。

主人は「麻原ショーコー」をスリムにした感じ(もっと男前でしたけど)
で、小柄な奥さんが唯一の従業員の様子。

しかし、朝食は一生忘れられまへん。・・・。

ナゼか自販機で食券を購入(そんなモンいらねぇでしょ。でも始めた当初
はお客がひきもきらず、忙くなる、って思ってたんでしょうな。)

朝食セットが300円くらいだったかナ・・・。

出てきた焼き魚を見たトキには、わが目を疑いましたョ。

ナント、鮭の切り身、5センチにも満たない!

でも、ちゃんと鮭の切り身の形をしている。

わしゃ、ガリバーか?

熊本では10センチくらいの鮭が川を上ってくるのか・・・。(来ないって)

思い出深い朝食でした。(カメラ無かったのが残念。)

帰りがけ、玄関では「ショーコー」さんが、学園祭みたいなパネルを
一生懸命製作していました。(看板屋に発注する予算、無いんだろナ)

今ではそれも良い思いでです。