秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

茶畑の写真です。

2006年10月08日 19時16分47秒 | 旅ゆけば
静岡や宇治のように畦が整然としていないのは、機械を使用せず、
すべて手摘みのためだと思います。

京都の栂ノ尾高山寺に、日本最古の茶畑が保存されていますが、
やはり、こんな感じでしたな。

いわゆる、日本古来の在来種、という事でしょう。

因みに政所に茶が植えられたのは、1400年初頭といわれ、
永源寺を通じて点茶に用いられたといわれています。

余談になりますが、この政所をさらに山深く入った所に皇(すめら)学園
という、習字の学園がありました。

なんでこんな山奥にこんな立派な施設が?

なんでも永源寺と日本習字の深い関係によるもの、らしいですが
現在は使用されていません。もったいないなぁ。

建材業のアルバイトで食いつないでいた時期、何度か配達に来た事が
ありました。

当時工事担当者は九州の人でしたが、彼が言うには、
「下の廃村にはアモヨンが出るばい」と申しておりました。
アモヨンとは何ぞや?と聞くと幽霊や魑魅魍魎のコトらしい。

泊り込みで工事に来ていた、ブロック屋のマサやんも夜、ラーメンを
食べようと街へ降りる際、遭遇したと話てたな。

人が暮らしていた所ってのは、なんなりかの念のようなモノが残って
いるのかも知れませんね。

でも、「アモヨン」って、ナンだか可愛くて良いデスナ・・・。

そして夜・・・・。

風邪か二日酔いか、体を賭けて「やまとの湯」へ。

賭けは吉と出ました。(風邪なら発熱で大変なコトでしたが)

山芋、木から、もとい、病も気から、たいがいの病気は気合でなおす!

そして今日も飲みすぎないようセーブいたします・・・。

朝ご飯食べてました。

2006年10月08日 08時11分06秒 | 旅ゆけば
すいません、昨日頂いた納豆と、長野で買ってきた山葵漬けで
朝食のため、中断してました。

そこで一句「山葵漬け辛味抜けたらただの粕」・・すんません・・。

さて「政所」。

なぜに強風吹きすさぶなか、山深い里へ出かけたか、これは現在手がけている
「茶染め」に関連しているワケでして。

政所茶は「宇治は茶所茶は政所、娘やるなら縁所」とうたわれた名産地である
にもかかわらず、現在ほとんど市場に出ていません。

理由は生産者の減少と、寒冷地のため、一番茶のみの摘み取りとなるため。
(二番茶以降の摘み取りの場合、どうしても農薬を使用しますが、政所の
茶はしたがって無農薬)

それゆえ、幻の銘茶、といわれているのです。

昨日も今年最後の一袋を「喜の花工房」を兼業される川上茶業所で購入。

そちらで、オーナー手作りの納豆をサービスで頂いたワケです。

今回はプラス、よい土産が手に入りました。

「政所若宮神社八幡神社の能面・能衣装」の資料です。

木地師発祥の地との関連がある、ふる~い能面が政所には残されています。
70ページ程の小冊子ですが、一般書店には並ばない本ですから嬉しいゾ。

筆者の中村保雄氏がこの神社を訪れた際、能面の傷みがはげしく、
古老に理由を訊ねたら、子供たちがふざけて玩具代わりにして遊んで
いたため、という話。

知らぬこととはいえ、もったいなくも恐ろしい・・・。
(今はしっかり修復され、保管されています。)

写真は山中で発見した公衆電話?

まさかと思い、受話器を取り上げて耳にあててみたら、ちゃんと通じて
いるみたいでした。交番や消防署用の緊急電話みたいですな。

飲みすぎなのか風邪なのか?

2006年10月08日 06時55分28秒 | Weblog
頭がボンヤリと痛い・・・・。

日ごろ飲みつけない日本酒を頂いたせいか?
それとも昨日寒風の中を徘徊したため?

名古屋~盛岡~山口と月末までスケジュールびっしり、風邪では無い!
と自分に言い聞かそう・・・。

昨日の「政所話」の続きです。

所は琵琶湖湖東、愛知川(あいちでは無く、えちがわと読みます。)
を8キロばかり遡った山深い里です。

名が表すように歴史的にも由緒ある山村で、平安時代には惟喬親王が
小椋谷に幽居された、といわれております。

また、木地師発祥の地として、全国の木地師の皆さんには著名な地。
(木地師が今どれだけ残っているかは知らないケド)

写真は永源寺で蒟蒻(これは名産品)を買った折、店の人に薦められて
購入した地酒です。辛口でサッパリして飲み易い・・・・。

これが頭痛の原因ではナイ。と思うけど・・・・・。